被災地フクシマの教育が日本を変える―子どもたちが未来を描く映画制作アクティブラーニングの報告―
東日本大震災と原子力災害から6年、福島県広野町では地域の未来の描くアクティブラーニングが展開されています。広野中学校が2015年から取り組んでいる映画制作教育は、メディア教育先進国のオーストラリアの取り組みを参考にした取り組みです。多民族国家オーストラリアが異なる背景を持つ子どもたちの多様性を促すために導入をした手法が、震災後の特殊な環境下における子どもたちの地域理解を促すアクティブラーニングとして活用されています。この度、広野中学校での2年目の取り組みを終え、プロジェクトの報告書が完成しました。災害被災地における子どもたちの心の復興のみならず、地域の担い手を育成する可能性を示唆した本取り組みは、他地域での汎用も広がり、多様な地域の課題を解決する人材育成に有効なアクティブラーニングとして注目を受けています。
一般社団法人リテラシー・ラボ
- !2017年2月16日 10時
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