公的助成金の制度内容に不満を感じる不妊治療当事者は81.63% 金銭的理由で不妊治療継続をためらう人も多数に不妊治療における経済的負担の実態アンケート結果を公開
回答者における不妊治療の合計期間は平均38.7ヶ月であり、長期にわたって心身、そして経済的に負担の大きな不妊治療に取り組んでいる人が多い。
不妊治療を受けるための治療費以外の費用が10万円という回答も多く、遠方の医療機関で治療を受けたり、代替医療・サプリメント等で妊孕性(にんようせい)向上効果を期待している不妊治療当事者の姿が浮かび上がる。他方、経済的理由で不妊治療継続をためらう機会が大半の回答者にありつつ、治療を断念したケースは少数に留まっていることから、迷いながらも金銭的、身体的なエネルギーを不妊治療に注いでいると考えられる。
不妊治療の公的助成金には感謝をしつつも不満があるという回答者が75.3%に上り、現状の助成制度ではカバーしきれない条件の人や、助成金受給までのハードルが高いと感じている人、助成金の金額と治療費用が見合っていないなどの理由から不満を感じている人が多いことがわかった。
株式会社ジネコ
- !2018年8月24日 10時
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