マスクの高額転売の禁止ルールを再設定し、市場の正常化を図るヤフーショッピングの行動。マスクの普及を促進させ高い買い物ではない事を気づかせる目的

マスクの高額転売の騒動の元になっているヤフーオークションやヤフーショッピング。国民生活安定緊急措置法が施行されても、まだマスクの価格は「高値」を維持しております。その理由の最大の原因が原価の高騰です。しかし、それは一般の消費者には全く見えないために、未だに不信感が蔓延しております。 こうした状況に、ヤフーショッピングでは、独自にルールを再設定。それがマスクの仕入れの回答と、その仕入れ価格に対する販売価格の根拠をモール側に通知する義務を課しました。この独自ルールにより、社会通念上不相当に高額な出品であると判断した場合には出品が出来なくなります。

ヤフーショッピングに出展している会社の中で、マスクを販売している法人に対して、ヤフーショッピングの運営側が、3月25日に出店企業側に対し、マスクを出品している1点ごとに、

「1.仕入元と仕入価格」

「2.仕入価格に対する出品価格設定の根拠について」

を、追加確認として強要としてきました。

このルールについて回答しない場合は、ヤフーショッピング側が強制的に商品ページ削除が出来る事になります。

 

 

<調査分析:なぜ?ヤフーショッピングはこんな「質問」を?>

国民生活安定緊急措置法が3月15日に施行され、高額転売が禁止されました。ブランド品メーカーのマスクは1円でも高く販売したら逮捕されます。

しかし、問題があり、「非ブランド品」の規制外マスクは販売が可能であるため、今では、そのマスクだらけになっております。

 

この事自体は、マスクを市場を流通させるために必要不可欠でありますが、一般の消費者には同じに見えており、未だに、

「高額転売屋は許さん」

「国賊ですか」

「病院とか見て、恥ずかしと思わないのですか」

「通報しておきました。逮捕されますよ」

など、いやゆる正義マンが蔓延しており、ヤフーショッピングのマスク販売店では、このクレーム対処が多発しております。

 

こうした中、非ブランド品のマスクが高額転売ではないと判断出来る状況として、仕入れ値を把握する事で、運営側の判断材料としているのです。

 

例えば、44円のマスクを仕入れて、88円で販売してれば2倍の転売率となります。

1枚88円は非常に高額でありますが、仕入れ値単価が44円であれば、それをもって「高額転売品」として見る事は出来ません。

まして、その仕入値単価が66円でしたら、適正販売価格となります。

 

 

<一般消費者には「仕入れ値」が見えない事が不信感の原因>

1枚のマスクがウイルス騒動前は、1枚5円・6円でした。

このため、一般の方は、今のマスクの仕入れ値が、以前と同じであると思うのは当然です。しかし、世界的なウイルスが蔓延した結果、原材料は高騰し、工場が閉鎖されて人件費は上がり、円安になり輸入の価格が上昇しました。

 

結果として、ウイルス騒動前と後を比較すると、仕入れ値は3月時点で「5倍」近くになっております。よって、販売価格が高騰するのは自然の流れです。

 

こうした事はビジネスをしているビジネスマンであれば、常識なのですが、単に買っているだけの一般消費者からみれば、理解が出来ないです。

 

このため、ヤフーショッピング側が、新たに「仕入れ値」を調査し、国民生活安定緊急措置法の適用をしっかりとしている事で対応していると、新たにルールを設定したと考えられます。

 

 

【スリーズコムとは】

埼玉県川越市で2001年に創業。企業向けのネット通販で、周年記念品や卒業記念品などを販売。専門店「記念品ストアー」にて販売中。従業員3人の零細企業。



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企業情報

企業名 株式会社スリーズコム
代表者名 角田和司
業種 ネットサービス

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