【新刊案内】詩人・山尾三省の生誕80年記念。エッセイ集『新版 狭い道』(解説=早川ユミ)、『新版 野の道』(解説=今福龍太)を刊行します(発行=野草社)。

詩人・山尾三省(1938〜2001)の生誕80年を記念して、家族と仕事をテーマにしたエッセイ集『狭い道』、宮沢賢治をテーマにしたエッセイ集『野の道』の新版を同時刊行します。『狭い道』の解説は布作家の早川ユミさん、『野の道』の解説は文化人類学者・批評家の今福龍太さん。新版の装画・イラストはどちらも、画家nakabanさんの作品です。長く愛読される書物になるよう、文字やブックデザインの美しさにもこだわっています。(発行=野草社)

 

出版事業を手掛ける、株式会社 新泉社(所在地:東京都文京区、代表:石垣雅設)は、山尾三省/著『新版 狭い道 家族と仕事と愛すること』『新版 野の道 宮沢賢治という夢を歩く』を2018年12月に同時刊行します(発行=野草社)。本書は12月下旬ごろより、全国の書店およびネット書店で発売します。

 

 

 

 

新版 狭い道

家族と仕事と愛すること

 

山尾三省(著/文)

早川ユミ(解説)

発行 野草社

発売 新泉社

四六判   304ページ

定価 2200円+税

初版発行年月日 2018年12月31日

https://bit.ly/2UblCL5

 

【紹介】

彼が家族との生活をとおして、伝えてくれたことは、家族とまいにちくらすことが、社会を変えるということだ。土を耕し、いちにち、いちにちをおくるくらしが、いま、まっとうで、あたらしい。

――解説・早川ユミ「あたらしい家族論」より

 

僕が、住む場所として島を選んだのは、僕自身のためではあるが、同じ程に子供達のためであり、順子のためでもあった。海は必ず、深く善いものを、大人にも子供にも与えてくれる。

――本書より

 

詩人・山尾三省は1977年、家族とともに屋久島に移住した。本書は、経済的な勝ち負けや物質的な豊かさに背を向けた暮らしのなかで、日々の思いをつづったエッセイ集である。

妻や子供のこと、野山で働くこと、お金のこと、ローカルな社会のこと、自然の恵みを味わうこと、海や友だちを心の底から愛すること。

「嘘のない人間の生活」を求めた詩人のことばは、本当に大切なものは何かと、いまを生きる私たちにやさしく問いかける。(発行=野草社)

 

【目次】

子供達へ

仕事について

出会い

ナシとビーナ

誕生日

お金について

場について

木を伐ること

ツワブキ

境い目

桃の花

白川山

お帰りなさい

アニキ

お茶

子供達に与える詩

あとがき

 

あたらしい家族論 早川ユミ

 

 

***

 

 

新版 野の道

宮沢賢治という夢を歩く 

 

山尾三省(著/文)

今福龍太(解説)

 

発行 野草社

発売 新泉社

四六判   266ページ

定価 2000円+税

初版発行年月日 2018年12月31日

https://bit.ly/2DWWhyV

 

【紹介】

宮沢賢治とは、人間としての限界を背負いつつ人の幸福をめぐる究極のヴィジョンに寄り添おうとする、永遠の「夢」のことでもあるのです。三省はこの夢を信じていました。

――解説・今福龍太「土遊び、風遊び、星遊び」より

 

太陽があり土がある。水があり森がある。風が流れている。大きそうな幸福と小さそうな幸福とを比較して、それが同じ幸福であるからには小さな幸福を肯しとする、慎ましい意識がここにはある。

――本書より

 

詩人・山尾三省は、愛する宮沢賢治の著作を読み続けた。そして賢治が歩いた夢の道を、自らが歩む夢の道に重ねながら思索し、エッセイを書きはじめる。

キンポウゲの花、乳山羊、夏の雨、梅の実や野菜、青春時代の思い出、畑で出会う百姓や鳥や虫たち。何気ない日常の景色を入り口にして、宮沢賢治の作品と人生をひとり旅する。

「読めば深く深く楽しい」。世界との一体感を尋ねて野の道を歩き、文学を読む幸福が、詩人から私たちへと贈られる。(発行=野草社)

 

【目次】

呼 応 真木悠介

 

きれいにすきとおった風

マグノリアの木

腐植質中の無機成分の植物に対する価値

祀られざるも神には神の身土がある

ぎちぎちと鳴る汚い掌

野の師父

玄米四合

み祭り三日

野の道

あとがき

 

土遊び、風遊び、星遊び 今福龍太

 

 

【著者紹介】

山尾三省  (ヤマオサンセイ) (著/文)

1938年、東京・神田に生まれる。早稲田大学文学部西洋哲学科中退。67年、「部族」と称する対抗文化コミューン運動を起こす。73~74年、インド・ネパールの聖地を1年間巡礼。75年、東京・西荻窪のほびっと村の創立に参加し、無農薬野菜の販売を手がける。77年、家族とともに屋久島の一湊白川山に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続ける。2001年8月28日、逝去。

著書『聖老人』『アニミズムという希望』『リグ・ヴェーダの智慧』『南の光のなかで』『原郷への道』『インド巡礼日記』『ネパール巡礼日記』『ここで暮らす楽しみ』『森羅万象の中へ』『狭い道』『野の道』(以上、野草社)、『法華経の森を歩く』『日月燈明如来の贈りもの』(以上、水書坊)、『ジョーがくれた石』『カミを詠んだ一茶の俳句』(以上、地湧社)ほか。

詩集『びろう葉帽子の下で』『祈り』『火を焚きなさい』(以上、野草社)、『新月』『三光鳥』『親和力』(以上、くだかけ社)、『森の家から』(草光舎)、『南無不可思議光仏』(オフィス21)ほか。

 

 

【株式会社 新泉社について】

本社:〒113-0033東京都文京区本郷2-5-12

代表者:石垣雅設

Tel 03-3815-1662

Fax 03-3815-1422

URL:http://www.shinsensha.com/

事業内容:出版業

 



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企業情報

企業名 株式会社 新泉社
代表者名 石垣雅設
業種 新聞・出版・放送

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