【新刊情報】遺跡には感動がある! シリーズ「遺跡を学ぶ」126、丹野拓・米田文孝/著『紀国造家の実像をさぐる 岩橋千塚古墳群』を出版します。
和歌山市街から遠く淡路島まで見渡せる紀の川左岸の山上には、約850基もの古墳からなる全国最大級の群集墳、岩橋(いわせ)千塚がある。紀国造家(きこくぞうけ)の首長墓を中心に展開するこの巨大群集墳の構造を解明し、紀の川下流域南岸に勢力を保ち、独特な古墳を築いた集団を追究する。
出版事業を手がける、株式会社 新泉社(所在地:東京都文京区、代表:石垣雅設)は、丹野拓・米田文孝/著『紀国造家の実像をさぐる 岩橋千塚古墳群』を2018年6月に発行します。本書は6月下旬より、全国の書店およびネット書店で発売中です。
『シリーズ「遺跡を学ぶ」126
紀国造家の実像をさぐる 岩橋千塚古墳群』
著者 丹野拓・米田文孝
発行 新泉社
ジャンル 考古学、歴史・地理
A5判 96ページ
価格 1600円+税
ISBN 9784787718365
初版発行年月 2018年6月
【目次】
第1章 二つの紀氏
1 紀伊国に勢力を張る氏族、紀氏
2 岩橋山塊の大古墳群
第2章 岩橋千塚の調査
1 調査のはじまり
2 岩橋千塚総合調査
3 井辺八幡山古墳の調査
第3章 独特な埴輪の出土
1 大日山三五号墳の調査の開始
2 ぞくぞくとみつかる日本初例の形象埴輪
第4章 紀直がつくった岩橋千塚古墳群
1 古墳群の再踏査
2 浮かび上がる四つの古墳群
3 紀直の築いた岩橋千塚古墳群
4 岩橋前山A地区は渡来系集団の墓域か
5 大伴連の築いた井辺前山古墳群
6 寺内総綱寺谷にあった古墳群
第5章 紀直から紀国造家へ
1 紀直と周辺氏族の動向
2 紀直を支えた集落と水路群
3 古墳群からみた紀国造体制
第6章 その後の紀国造家
1 日前宮と幻の古代寺院
2 今もつづく特別史跡の整備
【著者プロフィール】
丹野拓(タンノ タク)
1973年、大阪府生まれ。立命館大学、関西大学大学院、奈良県立橿原考古学研究所、和歌山県教育委員会、和歌山県立紀伊風土記の丘を経て、現在和歌山県文化財センター 埋蔵文化財課 課長。元関西大学非常勤講師。博士(文学)。
主な著書 「岩橋千塚の4つの築造集団」『古文化談叢』70、「紀伊における飛鳥・白鳳期の軒瓦の系譜と地域性」『考古学研究』241ほか多数。
米田文孝(ヨネダ フミタカ)
1953年、大阪府生まれ。関西大学大学院、日本学術振興会特別研究員等を経て、現在関西大学文学部教授。博士(文学)。
主な編著書 『紀伊半島の文化史的研究─考古学編─』(清文堂)、『祇園精舎─サヘート遺跡発掘調査報告書─』(関西大学)、『都塚古墳発掘調査報告書─飛鳥の多段築墳の調査─』(明日香村教育委員会)ほか多数。
【株式会社 新泉社について】
本社:〒113-0033東京都文京区本郷2-5-12
代表者:石垣雅設
Tel 03-3815-1662
Fax 03-3815-1422
URL:http://www.shinsensha.com/
事業内容:出版業
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企業情報
企業名 | 株式会社 新泉社 |
---|---|
代表者名 | 石垣雅設 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
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