「DTPのライセンスフォントの使用状況」ネットアンケート結果を公開
DTP・印刷関係者向けのDTPサイト「DTPサポート情報blog」を運営する株式会社吉田印刷所(本社:新潟県五泉市 代表取締役社長:吉田 和久)は、主に弊社DTPサイトの閲覧者を対象に「DTPでのライセンスフォントの使用状況」についてのネットアンケートの結果を公開しました。
■今後のトレンドはライセンスフォントへ。ただし無関心層の多さも問題か。
フォントの買い方には、パッケージでの購入の他に、「ライセンスフォント」(レンタルフォント)といわれる「期間を定めて、使用料を支払い、フォントを使用できる」タイプのものがありますが、このライセンスフォントを使用していますか?ということをアンケートでお答えいただきました。
ライセンスフォントとして有名な所ではフォントワークスの「LETS」、モリサワの「PASSPORT」、ニィスの「20フォントレンタル」などがあります。
結果は以下の通りとなりました。
■DTPで「ライセンスフォント」を使用していますか? …投票数:384票
●はい … 39.3%
●いいえ(知らない) … 29.7%
●いいえ(導入予定はない) … 22.9%
●いいえ(導入を検討中) … 8.1%
1位は「ライセンスフォントを使用している」という方が約40%でした。
ライセンスフォントは、今まで多くの書体を使用するためには多額の初期費用が掛かっていたところをライセンス方式にすることで、初期費用をかなり抑えて数多くのフォントを使用できるというメリットがあります。こうしたメリットを感じているユーザーが多くいた結果、このような結果になったと考えられます。
2位は「ライセンスフォントを知らない」という方が約30%でした。
ライセンスフォント自体は少なくとも2002年には既に存在しており、かなりの年数が経っているにも関わらずこのような結果になったのにはいくつかの原因が考えられます。
一点目として挙げられるものにライセンスフォントへの啓蒙活動の不足があります。これはフォントベンダーや業界団体がもっとライセンスフォントを盛り上げて、ユーザーに広く知れ渡らせる活動がまだ不十分であると考えられます。
二点目に挙げられるものに興味不足というものが挙げられます。既にフォントがインストールされて環境が構築されていたりすると、フォントライセンスに対しての興味や関心が湧かないため、ライセンスフォントという言葉に巡り会うことなく結果として「ライセンスフォントを知らない」という回答になると考えられます。
3位は「ライセンスフォントの導入予定はない」という方が約25%でした。
これはMacやWindowsなどの環境にもよるかと思いますが、以前よりDTPの業務を行っていて、CIDフォントやTrueTypeフォントでフォント環境が構築されている方、つまりパッケージでフォントを購入されている方は、新しいフォントを購入しなくてもフォント環境が既に構築されているのでライセンスフォントを導入する意味があまりないとも言えます。
また、「何百書体も不要」「一定のフォントしか使用しない」という業務であれば、ライセンスフォントとパッケージ購入とのコストパフォーマンスの比較でパッケージ購入がよい場合もありますので、そうした方も含まれているかと考えられます。
4位は「ライセンスフォントの導入を検討している」という方が約8%でした。
以前より使用してきたMacのDTP環境から新しいMacもしくはWindowsのマシンを購入してDTP環境を作る場合はフォント環境が大きく変化する瞬間となり得ます。このような状況にしたことを考えられている方が「ライセンスフォントの導入を検討している」という回答をしたのではないかと考えられます。
全体として、ライセンスフォントは利用している人、検討している人を含めると、かなり多くの方々にその存在が浸透しており、ライセンスフォントを実際に利用していることも多くいることが今回のアンケート結果から伺えました。フォントベンダーによっては非常に積極的にライセンスフォントを推進しているところもあり、フォントのライセンスの形態としてはライセンスフォントが主流になっていくと考えられます。
ただし、約30%はライセンスフォントそのものがわからないというアンケート結果も出ており、以前のアンケートも含め、フォントライセンスや仕様などの関心が低いユーザー層もかなりいることも伺えました。DTP業界のユーザースキルのレベルアップのため、DTPの業界団体を始め、フォントベンダーからもこうしたユーザーへの情報発信や情報共有が求められます。
【アンケート概要】
アンケート期間:2008年7月7日〜2009年7月31日
アンケート対象:主として「DTPサポート情報blog」閲覧者
アンケート方法:ネットアンケートサービスによる回答(無記名回答)
http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20090707/133000.html
【吉田印刷所について】
株式会社吉田印刷所ではIT技術を活用し環境貢献できる印刷を目指す活動を行っております。インターネットを活用したPDFでのデータ入稿では営業マンやバイク便などを介在させない仕組みによって、人やモノの移動を極力抑え、環境の負荷を低減させる環境印刷を実現しています。また印刷工場ではグリーンプリンティング認定を取得して、環境負荷を抑える印刷を実行しております。DTP・印刷に関するブログは既に300万ページビューを超えるアクセスがあり、DTP・印刷関係者に幅広い支持を頂いております。
[この件に関する問い合わせ先]
株式会社 吉田印刷所(代表取締役社長:吉田 和久)
■担当者:CSS部 笹川( info@ddc.co.jp )
〒959-1852 新潟県五泉市今泉902-1 TEL.0250-43-6144 FAX.0250-43-2918
■関連 URL:
吉田印刷所 : http://www.ddc.co.jp/
DTPサポート情報blog : http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/
フォントの買い方には、パッケージでの購入の他に、「ライセンスフォント」(レンタルフォント)といわれる「期間を定めて、使用料を支払い、フォントを使用できる」タイプのものがありますが、このライセンスフォントを使用していますか?ということをアンケートでお答えいただきました。
ライセンスフォントとして有名な所ではフォントワークスの「LETS」、モリサワの「PASSPORT」、ニィスの「20フォントレンタル」などがあります。
結果は以下の通りとなりました。
■DTPで「ライセンスフォント」を使用していますか? …投票数:384票
●はい … 39.3%
●いいえ(知らない) … 29.7%
●いいえ(導入予定はない) … 22.9%
●いいえ(導入を検討中) … 8.1%
1位は「ライセンスフォントを使用している」という方が約40%でした。
ライセンスフォントは、今まで多くの書体を使用するためには多額の初期費用が掛かっていたところをライセンス方式にすることで、初期費用をかなり抑えて数多くのフォントを使用できるというメリットがあります。こうしたメリットを感じているユーザーが多くいた結果、このような結果になったと考えられます。
2位は「ライセンスフォントを知らない」という方が約30%でした。
ライセンスフォント自体は少なくとも2002年には既に存在しており、かなりの年数が経っているにも関わらずこのような結果になったのにはいくつかの原因が考えられます。
一点目として挙げられるものにライセンスフォントへの啓蒙活動の不足があります。これはフォントベンダーや業界団体がもっとライセンスフォントを盛り上げて、ユーザーに広く知れ渡らせる活動がまだ不十分であると考えられます。
二点目に挙げられるものに興味不足というものが挙げられます。既にフォントがインストールされて環境が構築されていたりすると、フォントライセンスに対しての興味や関心が湧かないため、ライセンスフォントという言葉に巡り会うことなく結果として「ライセンスフォントを知らない」という回答になると考えられます。
3位は「ライセンスフォントの導入予定はない」という方が約25%でした。
これはMacやWindowsなどの環境にもよるかと思いますが、以前よりDTPの業務を行っていて、CIDフォントやTrueTypeフォントでフォント環境が構築されている方、つまりパッケージでフォントを購入されている方は、新しいフォントを購入しなくてもフォント環境が既に構築されているのでライセンスフォントを導入する意味があまりないとも言えます。
また、「何百書体も不要」「一定のフォントしか使用しない」という業務であれば、ライセンスフォントとパッケージ購入とのコストパフォーマンスの比較でパッケージ購入がよい場合もありますので、そうした方も含まれているかと考えられます。
4位は「ライセンスフォントの導入を検討している」という方が約8%でした。
以前より使用してきたMacのDTP環境から新しいMacもしくはWindowsのマシンを購入してDTP環境を作る場合はフォント環境が大きく変化する瞬間となり得ます。このような状況にしたことを考えられている方が「ライセンスフォントの導入を検討している」という回答をしたのではないかと考えられます。
全体として、ライセンスフォントは利用している人、検討している人を含めると、かなり多くの方々にその存在が浸透しており、ライセンスフォントを実際に利用していることも多くいることが今回のアンケート結果から伺えました。フォントベンダーによっては非常に積極的にライセンスフォントを推進しているところもあり、フォントのライセンスの形態としてはライセンスフォントが主流になっていくと考えられます。
ただし、約30%はライセンスフォントそのものがわからないというアンケート結果も出ており、以前のアンケートも含め、フォントライセンスや仕様などの関心が低いユーザー層もかなりいることも伺えました。DTP業界のユーザースキルのレベルアップのため、DTPの業界団体を始め、フォントベンダーからもこうしたユーザーへの情報発信や情報共有が求められます。
【アンケート概要】
アンケート期間:2008年7月7日〜2009年7月31日
アンケート対象:主として「DTPサポート情報blog」閲覧者
アンケート方法:ネットアンケートサービスによる回答(無記名回答)
http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20090707/133000.html
【吉田印刷所について】
株式会社吉田印刷所ではIT技術を活用し環境貢献できる印刷を目指す活動を行っております。インターネットを活用したPDFでのデータ入稿では営業マンやバイク便などを介在させない仕組みによって、人やモノの移動を極力抑え、環境の負荷を低減させる環境印刷を実現しています。また印刷工場ではグリーンプリンティング認定を取得して、環境負荷を抑える印刷を実行しております。DTP・印刷に関するブログは既に300万ページビューを超えるアクセスがあり、DTP・印刷関係者に幅広い支持を頂いております。
[この件に関する問い合わせ先]
株式会社 吉田印刷所(代表取締役社長:吉田 和久)
■担当者:CSS部 笹川( info@ddc.co.jp )
〒959-1852 新潟県五泉市今泉902-1 TEL.0250-43-6144 FAX.0250-43-2918
■関連 URL:
吉田印刷所 : http://www.ddc.co.jp/
DTPサポート情報blog : http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/
企業情報
企業名 | 株式会社吉田印刷所 |
---|---|
代表者名 | 吉田泰造 |
業種 | 広告・デザイン |
コラム
株式会社吉田印刷所の
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