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アクアリーフ フードバンク専用のクラウド型業務管理システムをリリース!

アクアリーフが、フードバンク団体専用のクラウド型業務管理システムを7月19日より、全国のフードバンクに向けに提供開始。

株式会社アクアリーフ(以下、アクアリーフ 本社:神奈川県平塚市/代表取締役:長谷川 智史)は、7月19日、全国のフードバンク向けに、『フードバンク業務管理システム』のサービス提供を開始します。

 

『フードバンク業務管理システム』

https://www.foodbank.systems/

 

□フードバンク活動に伴う煩雑な工程を効率化するフードバンク事業専用のシステムです。

□食品のトレーサビリティ(原材料情報、生産情報、流通経路、廃棄などを追跡できるしくみ)など法制度を踏まえた機能が搭載されています。

□本システムに関する特許を出願中です。

 

 

『フードバンク業務管理システム』提供の背景

 

 フードバンクは、食品ロス削減を目的とし、食品メーカーで発生する規格外品や一般家庭からの寄付品を、生活困窮者や福祉施設へ提供する活動です。

令和4年3月末時点で農林水産省が把握している団体だけで、国内に178あります。

団体の形態も様々で、公益社団法人、特定非営利活動法人(NPO法人)、一般社団法人、社会福祉法人、社会福祉協議会、任意ボタンティア団体、事業連合など多岐にわたっています。こうした団体の多くは、限られた経営資源と人々の善意によって、地域のセーフティネットとしての役割を担っています。国際的なSDGsへの機運もあり、国も2019年に食品ロス削減推進法(正式名称:食品ロスの削減の推進に関する法律)を施行し、社会情勢の変化も受けフードバンクへのニーズは拡大しています。

 

 一方で活動の推進団体にとっての恒久的課題は、必要な食品、人、資金の確保であり、すなわち「活動の持続可能性」です。

例えば、行政や民間企業では業務の効率化を実現すべくDXが進んでいますが、社会のセーフティネットであるフードバンクのような慈善活動には、その波はまだまだ及んでいません。

 

 こうした現状への一助になりたいと、アクアリーフはフードバンク業務管理専用システムを構築しました。誰もが簡単に使えるシステムを構築し、「アナログから脱却する業務改善」につながる仕組みを提供し続けることを、私たちのミッションとして取り組んでまいります。

 

 フードバンク事業は、一般の小売事業と比べると、管理すべき項目や、管理方法、法的な要件にさまざまな違いがあります。

 在庫管理ひとつとっても、寄付された食品には単価の概念はありません。しかし、消費者が自分で商品を選び購入する小売と違い、フードバンクとして食品を届ける側の責任として、食品のアレルゲン情報の管理と個々の支援者のアレルギーに関する情報管理が必要です。

 また、小売店の仕入とは違い、フードバンクには世に流通されるあらゆる食品が届きます。その種類は限りなく、品ぞろえ豊富な大規模小売業者が取り扱う商品数の比ではありません。

 

 さらに、フードバンクの活動がボランティアで支えられている場合は、ボランティア稼働時間が週に数時間、1ヶ月に数時間であることも現実です。

民間企業のように、常勤者を確保し、教育とトレーニングで業務の質を確保することは簡単なことではありません。ともすれば属人化が発生し、それは「持続可能な活動」にとってリスクとなります。私たちはこうした問題を解決するには、たまにしか来ない人でも、システムがすぐに使えて、分かりやすいものであるべきだと考えました。

 

 本システムを導入すると、ノートに手書き、もしくは表計算ソフトに手入力しての在庫管理から解放されます。寄付された食品は、バーコードリーダーで、在庫登録ができるようになります。また、バーコードのない農家から寄贈された野菜や果物も、写真撮影と在庫登録ができます。

 食品を要支援者に配達する場合は、配達先の地図もスマホで確認できます。

初めての配達先に向かうボランティアの方をサポートする機能です。

 

 本システムに登録された品物は、いつ、誰から寄付されたもので、いつ、誰に渡ったのかの管理(トレーサビリティ)が容易にできます。トレーサビリティの要件を満たすことは、企業が寄付品を損金算入する際の条件となっています。(2019年10月1月に施行された食品ロス削減推進法により、企業は寄付した食品を全額帳簿価格で損金処理することが可能になりました。)

 

 食品メーカーにとって、規格外品を産業廃棄物にせず、フードバンクに寄付することは、食品ロスの問題の解決と、困窮者支援という社会的な役割を同時に満たし、SDGsへの取り組みとなります。フードバンク団体が本システムを導入することで、「食品の寄付~保管~提供」にかかる全ての処理がシステム上で簡潔に管理、確認できるようになり、企業側も安心して食品の寄付ができるようになります。

 

 

『フードバンク業務管理システム』の主な機能

 

1)入庫処理:食品寄付を受けた際の処理を管理

2)在庫管理:受け取った食品の在庫を管理

3)出庫処理:受益者に食品を提供する際の処理を管理

4)個人情報管理:寄付者と受益者の個人情報を管理

5)活動実績管理:フードバンク活動の実績、寄付企業の寄付実績を管理

 

『フードバンク業務管理システム』を導入するメリット

 

1)業務効率化

入庫処理、出庫処理、在庫管理といった各種の情報をデータベース化することで、業務管理が飛躍的に楽になります。

2)人為的ミスを防ぐ

さまざまなチェック機能により、人為的なミスが防げます。

3)属人化からの脱却

個人に依存する事業運営から脱却できます。スタッフが変わっても、本システムを導入していれば、混乱なく事業継続が可能です。

4)税制優遇(全額損金算入)

通常、法人が食品を寄付した場合、一般の寄附金としての一定限度額までしか損金算入することが出来ませんが、フードバンク業務管理システムで作成された、帳票(実績データ)を提出すれば全額損金に算入することができます。

5)SDGsへの貢献になる

フードバンク業務管理システムの導入は、以下の7つのSDGsに対して貢献度が高くなります。

(1.貧困をなくそう、2.飢餓をゼロに、3.すべての人に健康と福祉を、10.人や国の不平等をなくそう、11.住み続けられるまちづくりを、12.つくる責任 つかう責任、17.パートナーシップで目標を達成しよう)

 

 

お客様の声

■「以前は手入力での在庫管理を行っていましたので、アプリでの在庫管理を行うことにより時間の短縮になっています。どの食品が、どのご家庭に届いたかも調べることができますし、食品管理をしっかりすることで、法人としての信用度が高まります。システムを導入し、年度末などの各報告書への様々な数字を出すことも容易になり、導入させていただいて本当に良かったと思っています。」(フードバンク湘南 様)

 

■「フードバンクの管理は小売業とは違った特殊な管理が必要である為、フードバンクに特化した本システムは本当に事務仕事時間の短縮となり、そして、誰でも使いやすいので事業運営がスムーズに行うことができています。」(フードバンクたまむら 様)

 

 

【アクアリーフ 代表取締役 長谷川智史 の談話】

 ある時、地元のフードバンクの存在を知り、一寄付者として訪問しました。そこでは主婦や学生ボランティアの皆さんが、熱心に活動されていました。帰り道、「あの人たちの為に何かできないか…」という気持ちが膨らみ、こちらからお声掛けしたところ、平塚市の環境政策課からの助言も入り、翌年、本システムを含むフードバンク活動計画は「市民提案型協働事業」に認定されました。
 そのような経緯で作られたシステムですが、私たちは、決して「行政の予算内で作る」という気持ちではなく、より良いシステムにしたいと、強いこだわりをもって開発しました。たまにしか来ない年配のボランティアさんでも、難しくなく使える工夫を随所にちりばめました。
 同時に、フードバンク活動を真に応援する意志で、本システムの特許を出願しました。フードバンクの法的な整備も進み、国や行政からのバックアップも期待できるようになってきたことは良いことですが、少々心配な面もあります。過去にも助成金や補助金事業が、「ビジネスチャンス」と受けとめられ、民間事業者に多大なお金が流れるケースがありました。もし、全国のフードバンク団体が同時多発的に、生活困窮者の為の行政からの予算を、新たにフードバンクシステムを構築する為のシステム制作費に出費することになれば、非常にもったいないことです。そう考えたとき、私たちがフードバンク専用システムをクラウド型で作り、特許を取得し、安価に提供すれば、誰も無駄なシステム開発費を支払うことはなく、その分をスタッフ人件費や家賃やガソリン代などのフードバンクの活動費に充てられると考えました。
 私たちは特別なカスタマイズを除き、開発費はいただかない方針です。たとえ新機能のご要望であっても、「多くのフードバンク団体が利用できる機能」であるならば、無償で追加開発していきます。
 利用団体の皆様には、最低限の運営コスト(システム運用の費用やプライバシーデータを守るセキュリティコスト)を、それぞれの規模に応じてご負担いただくことをお願いしたいと思っております。そうすることで、私たちは本サービスを将来にわたり持続可能なものにしていけると考えています。仮に私たちが、「CSR(企業の社会的責任)の一環で、無償提供したが、継続運営が難しくなった」となれば、頼りにしてくださるフードバンク様や、その先で日々を必死で生きている方々の支えになれず、本末転倒なことになる、と考えたからです。私たちは、これまでも取り組んできたSDGsの考えに基づき、本事業を継続、発展させていきたいと考えています。

 

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■ フードバンク業務管理システム 公式HP

https://www.foodbank.systems/

 

■利用料金

月額(3万円~)※年払い可。

※運営団体単位(フードバンク一団体)のシステム利用料金です。

※作業拠点や利用ユーザが複数でも、追加料金はありません。

※団体様の規模に応じて、個別見積もりをさせていただきます。

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【会社紹介】

・株式会社アクアリーフ

・設立:2004年11月(創業:2001年6月)

・代表者:代表取締役 長谷川智史(はせがわ ともふみ)

・業務内容:業務系 ASP(クラウド型)システムの提供

・アクアリーフ 公式HP: https://www.aqualeaf.co.jp/

 

※「アクアリーフ®」は登録商標です(第5145105号 第35,41,42類)

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■【お問い合わせ先】

本件に関するお問い合わせは、下記までお寄せ下さい。

 

「フードバンク業務管理システム」に関するお問い合わせ

株式会社アクアリーフ フードバンク・システム事業部

〒254-0811 神奈川県平塚市八重咲町7-28 神奈中八重咲町ビル4F

TEL:050-1790-1193

 FAX:0463-63-1401

e-mail:info@foodbank.systems

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企業情報

企業名 株式会社アクアリーフ
代表者名 長谷川 智史
業種 ネットサービス

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