エコノミストが書評『日中未来遺産』―「日中協働を育成した4人の日本人の姿を描く」

【日本僑報社発】日本僑報社の最新刊で、岡田実氏(拓殖大学教授)新著の『日中未来遺産―中国「改革開放」の中の“草の根”日中開発協力の「記憶」』の書評が、週刊エコノミスト最新10月29日号に掲載された。評者は、加藤徹氏(明治大学教授)。

エコノミストが書評『日中未来遺産』―「日中協働を育成した4人の日本人の姿を描く」

【日本僑報社発】日本僑報社の最新刊で、岡田実氏(拓殖大学教授)新著の『日中未来遺産―中国「改革開放」の中の“草の根”日中開発協力の「記憶」』の書評が、週刊エコノミスト最新10月29日号に掲載された。評者は、加藤徹氏(明治大学教授)。

それによると、中国の改革開放初期に“草の根”レベルで農村の発展を支えた農業家の藤原長作ら日本人4氏の取り組みを詳述した本書について「未来の日中関係を築くための記憶の共有を提言し、具体的な事例を紹介する」などと4氏の実績とともに詳しく解説。

その上で「残念ながら右の4氏とも故人だが、彼らは『改革開放』の初期、まだ貧しかった中国の農村で、草の根レベルで黙々と汗を流し、中国人から感謝され尊敬された人物である」「本書は、日本人は中国にこんないいことをしてやった、という軽薄な宣伝本ではない。草の根レベルの民間の協働や、地方どうしの交流の大切さを、その苦労や問題点とともに客観的に叙述する。ビジネスパーソン必読の日中現代史の良書だ」と評価している。

【内容紹介】

「改革開放」40周年を迎え、世界第二の経済大国に躍り出た中国。その初期、"草の根"で黙々と汗を流し、農村の発展を支えた日本人たちがいた。中国唯一の「日本人公墓」がある黒龍江省方正県で寒冷地稲作技術を伝えた藤原長作、中国全土でコメの増産に貢献した原正市、スイカの品種改良に心血を注ぎ、北京の人気銘柄に名前の一文字が採用された森田欣一、"一村一品"運動が中国でも広く受容された平松守彦……。「戦争の記憶」が色濃く残る中国で顕著な成果を挙げた日本人4人の「開発協力の記憶」をひもとき、日中の未来を考える。

【著者紹介】

岡田実(おかだみのる)

拓殖大学国際学部教授。

東北大学法学部卒業後、民間企業勤務を経て、1988年に国際協力事業団(現国際協力機構、JICA)入職。JICAでは北京大学留学、中国事務所員、中国援助調整専門家、中国事務所副所長として約10年間対中政府開発援助(ODA)に従事した他、本部、外務省経済協力局、JICA研究所等で勤務。

2010年、法政大学大学院で政治学博士号を取得し、2012-13年度法政大学法学部兼任講師。2014年度より現職。

現在、大学で教鞭をとるかたわら、NPO法人日中未来の会、一般社団法人国際善隣協会などで日中民間交流活動に参加している。

主な著書に『日中関係とODA―対中ODAをめぐる政治外交史入門―』(日本僑報社、2008年)、『「対外援助国」中国の創成と変容1949-1964』(御茶の水書房、2011年)、『ぼくらの村からポリオが消えた―中国・山東省発「科学的現場主義」の国際協力』(佐伯印刷出版事業部、2014年)。その他、日中開発協力史に関する論文多数。



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