日本僑報社の第18回「華人学術賞」発表、冉秀博士の『「阿Q正伝」の作品研究』に決定

【日本僑報社発】日本僑報社はこのほど、中国人博士による優れた学術研究を表彰する第18回「華人学術賞」の受賞作を、冉秀(ぜん・しゅう)博士(写真)による『「阿Q正伝」の作品研究』に決定したことを明らかにした。受賞作は今年8月、日本僑報社より出版される予定。

日本僑報社の第18回「華人学術賞」発表、冉秀博士の『「阿Q正伝」の作品研究』に決定

【日本僑報社発】日本僑報社はこのほど、中国人博士による優れた学術研究を表彰する第18回「華人学術賞」の受賞作を、冉秀(ぜん・しゅう)博士(写真)による『「阿Q正伝」の作品研究』に決定したことを明らかにした。受賞作は今年8月、日本僑報社より出版される予定。

本研究は、中国の文豪・魯迅の代表作の一つ「阿Q正伝」をかつてない新しい視座で読み解いた意欲作。

辛亥革命の時代を生きる「阿Q」という日雇い農民の男を通して、当時の中国社会の矛盾を暴き、貧しい人々に民族的意識革命をもたらしたと評価される不朽の名作「阿Q正伝」。主人公・阿Qの人物像をめぐってはこれまで多様な研究がなされてきたが、本研究は魯迅の異色エッセイ「賢人、馬鹿、奴隷」(『野草』)に登場する象徴的な各人物像から、阿Qら作中人物をそれぞれ分析し考察。その上で本作の作品的意義を改めて深く掘り下げた、新視点・新発見の「阿Q正伝」研究論だ。

放送大学(山口学習センター)の村上林造客員教授(博士)は、<従来の「阿Q正伝」研究を踏まえたうえで、「阿Q正伝」を「賢人、馬鹿、奴隷」と全面的に突合せ、比較検討することで、「阿Q正伝」研究に新しい知見を付け加えるのに成功しており、その学問的意義は明確であるといえる>と、本研究の成果を高く評価し、推薦の言葉を寄せる。

冉秀博士は1973年10月、中国貴州省生まれ。日本の山口大学大学院東アジア研究科(博士後期課程)を修了し、文学博士(学術)学位を取得。現在、中国・重慶交通大学外国語学院の文学専門講師を務める。これまでに魯迅の作品研究に関する学術論文を多数発表している。

華人学術賞は、2002年の日中国交正常化30周年を記念し、日本僑報社が創設。中国人博士の学術成果を日本社会に広く紹介することを目的としており、授賞は今回で18回を数える

※ 詳細 http://duan.jp/item/c11.html

 

【受賞者略歴】冉秀(ぜん・しゅう)1973年10月、中国貴州省生まれ。日本の山口大学大学院東アジア研究科(博士後期課程)を修了し、文学博士(学術)学位を取得。現在、中国・重慶交通大学外国語学院の文学専門講師を務める。

これまでに魯迅の作品研究に関する学術論文を7編発表し、日本の学術誌『世界文学』『東アジア研究』『日本学研究』にそれぞれ掲載。また中国の学術機関誌『西南農業大学学報』『重慶理工大学学報』『重慶交通大学学報』『文学教学与研究天地』『前沿』などに学術論文8編を発表した。



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