日中翻訳学院第21期公開セミナー開催、「中国語翻訳の落し穴」などレクチャー、武吉先生が最後の挨拶を

【日本僑報社発】日本僑報社・日中翻訳学院は、翻訳家の武吉次朗先生が主宰する中文和訳の通信講座「武吉塾」の第21期スクーリング及び公開セミナーを2019年3月9日(土)午後、東京・豊島区の西池袋第二区民集会室で開催した。

日中翻訳学院第21期公開セミナー開催、「中国語翻訳の落し穴」などレクチャー、武吉先生が最後の挨拶を

【日本僑報社発】日本僑報社・日中翻訳学院は、翻訳家の武吉次朗先生が主宰する中文和訳の通信講座「武吉塾」の第21期スクーリング及び公開セミナーを2019年3月9日(土)午後、東京・豊島区の西池袋第二区民集会室で開催した。

この日は、新しい体制でスタートした「武吉塾」第21期の講師である若手翻訳家・町田晶先生と東滋子先生が、「中国語翻訳の落し穴」などをテーマに添削を終えての総評をわかりやすくレクチャー。4月から同学院顧問となられる武吉先生は「武吉塾」スクーリングでの最後の挨拶として、今年11年目を迎えた「武吉塾」の受講生たちに感謝の意を表するとともに、翻訳においては「絶えず『より良い訳文』を目指す」ことの重要性を呼びかけた。

会場には各地から翻訳のプロを目指す受講生ら23人が集まり、いつもの通信講座とは趣の異なる“直接講義”に熱心に耳を傾けた。

セミナーで「中国語翻訳の落とし穴」と題して総評した町田先生は、課題文を提示しながら「中国語は係り結びが離れていることが多く、副詞は省略できることが多い」と説明。その上で「上級者になるほど日本語の文字数が少なくなる」として、具体的には中国語から日本語に訳した場合、「文字数は原文の1.2~1.3倍になるのが理想」であると、なるべく削ぎ落としたわかりやすい日本語訳を目指すようレクチャーした。

また「自分の日本語を客観的に見る力、鍛える力」と題して総評した東先生は、「異常に好き」と「心底好き」といった日本語の語感の違いについて触れ、「その言葉(訳語)が最適かどうか、全体の内容を踏まえて考える」ことの大切さを強調。

さらに訳文にいっそう「磨きをかけるために」として、「武吉塾の訳文の基準は、『添削すれば新聞に載せられる』レベル。中国語の学習だけではなく、日本語の語彙の『引き出し』をたくさん作って」などと中文和訳におけるキーポイントを手ほどきした。

武吉先生からは「武吉塾」スクーリングでの最後の講義と挨拶があった。それによると同塾は2008年に開講し、これまでに受講生が日本各地のみならず中国、米国にまで広がり、延べ630人に上った。武吉先生はこうした実績への受講生の支援に対し、感謝の意を表するとともに、翻訳においてはただ一つの正解はなく「絶えず『より良い訳文』を目指してほしい」「翻訳は、おもしろい。翻訳は、おそろしい。翻訳は、おくが深い」などと語り、長年にわたる豊富な経験と実戦からなる翻訳の奥義を伝えた。

続いて日本僑報社の段躍中編集長が、武吉先生も登場されたNHK BS1のスペシャル番組「中国“改革開放”を支えた日本人」(2月10日放送)について紹介。

さらに、段編集長はこの3月から日文中訳の新講座「建国塾」が開講したこと、日本経済新聞(2月13日付)朝刊に「建国塾」講師である田建国教授(上海杉達学院 日本語・翻訳専攻)のインタビュー記事が掲載されたことを報告した上で、「受講はまだ間に合う。日文中訳に関心のある方はぜひ受講して」と広く呼びかけた。

この後の懇談会では、先生方を交えて各地から参加した受講者たちが「より良い翻訳」について積極的に意見を交わすなど、有意義な交流のひとときを過ごした。

※ 関連報道  通信講座「武吉塾」第21期公開セミナー3月9日開催へ

http://duan.jp/news/jp/20190309.htm

http://fanyi.duan.jp/20190309-21seminar.pdf



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企業名 日中翻訳学院
代表者名 段躍中
業種 その他サービス

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