1年間で売り上げ6,000本を達成した国際特許出願中の“魔法の包丁”『サカナイフ』を使用する魚さばき教室が3月1日に富山で開催。3月末には東京会場で実施予定

農林水産

刃に4つの機能を持たせたスタイリッシュなフォルムが特徴の、魚をおろす専門の包丁を使った魚のさばき方教室です。10歳のお子さんから70歳のシニア男性まで20名の参加者らが、当日水揚げされたばかりの鯖、タイ、カレイなどをおろしていただきました。

釣り具・アウトドア用品の製造販売、造形を行なっている株式会社TAPP（本社：富山県射水市、代表取締役：丸山達平）は3月2日（土）、自社製品「『サカナイフ』を使った魚さばき教室」を富山県高岡市で開催。10歳のお子さんから70歳の男性までの20名が、その日、水揚げされたばかりの新鮮な鯖、タイ、カレイを実際にさばきました。

クラウドファンディングの2度のプロジェクトで合計1,300万円の資金を調達して完成させた「サカナイフ」は、2018年3月の販売開始から約1年間で売り上げが約6,000本を達成。現在国際特許を出願中です。

▼株式会社TAPP｜公式サイト：https://www.tapp-craft.com

4つの機能を持つ刃が特徴の「サカナイフ」は、一本でうろこ落としから三枚おろしまで誰でも簡単に実行することができます。

魚の肛門や頭に刺して押すとできる「トレースライン」を入れることにより、刃を入れていく際に滑らず安全に、きれいにおろすことができます。

魚をさばくために開発された包丁なので難しい技術を必要とせず、大きな魚から小さな魚まで1本でさばくことが可能です。

マグロ15kgをサカナイフ1本でさばく｜動画：https://www.youtube.com/watch?v=r6U5Y5hTJNg

■参加者は募集人員の2倍、会場のあちこちで上がった喜びの声

株式会社TAPP が、3月1日に本社のある富山で開催した『サカナイフ』を使って魚をさばく教室は、最終的には当初募集人員の10名という定員から2倍となる20名の参加者が集まり、その日水揚げされたばかりの魚をさばきました。

中には10歳のお子さんもいましたが、講師の指導を受けて見事にさばくことができていました。教室ではあちこちで喜びの声があがっていたので、実際に『サカナイフ』という魚をさばくことに特化された包丁の便利さを感じていただけたことと思います。

魚をさばくのは、熟練した技術を持つ職人が長さの異なる出刃包丁を使って行うものというイメージがある中で、さばこうと思ったことすらない人が「自分にもできるかも」と興味を持ち、実際に体験して実現したときの喜びと驚きは計り知れないものがあります。

■3月末に東京開催、魚をさばく文化の定着により食育と食品ロスの減少につなげたい

スーパーに行けば、簡単に魚の切り身が手に入る時代ですが、とくに刺身には加工するための費用が含まれています。魚を丸ごと買って、自分でおろした上に、これまで捨てられていた部位も有効活用することができれば、家計の助けにもつながります。魚をさばく文化が定着すれば、骨や頭で出汁をとったり、せんべいにするなど、食品ロスの減少につながることも見逃せません。

3月末には、東京で「『サカナイフ』を使った魚さばき教室」を開催する予定です。多くの方に魚をさばくという技術を伝えることで、伝統的な文化の継承とともに、さばく過程を家族で共有することで、家族の会話が広がることを期待しています。

『サカナイフ』を開発した当社代表は漁師の修業経験もあるプロフェッショナルです。そのプロが開発した『サカナイフ』を一家に一本置いていただくことを目指して、今後も展開してまいります。