日本僑報社の段躍中氏「私が見た日本社会と日本文化」テーマに浙江工商大学で講演
【日本僑報社発】日本僑報社の段躍中編集長は3月22日午後、中国・杭州の浙江工商大学東方語言文化学院で、「私が見た日本社会と日本文化――元中国青年報記者の日本滞在27年のリアル体験」をテーマに講演した。
段躍中氏「私が見た日本社会と日本文化」テーマに浙江工商大学で講演
【日本僑報社発】日本僑報社の段躍中編集長は3月22日午後、中国・杭州の浙江工商大学東方語言文化学院で、「私が見た日本社会と日本文化――元中国青年報記者の日本滞在27年のリアル体験」をテーマに講演した。
同学院が中国SNSの「微信」(WeChat)公式サイトで詳しく報じた。http://mp.weixin.qq.com/s/RI6Z0Tzth__xq9t5kIVngQ
それによると、講演には同学院の長江静学院長(教授)をはじめ教員代表、日本語専攻の学生、大学院生ら多数が出席。日中翻訳研究所の賈臨宇所長(副教授)が司会を務めた。
段躍中氏はその中で、自身の類まれな経歴について紹介。中国青年報の記者・編集者を務めた後、1991年から日本に留学した時には「三零」(日本語・日本円・人脈がゼロ)だった青年が、いかに日本の社会に分け入り、出版社を立ち上げ、中国事情を日本の人々に広く伝えてきたか、その貴重な経験を余すところなく伝えた。
さらに今年、創業22周年を迎えた日本僑報社の出版事業、第14回となる「中国人の日本語作文コンクール」などの交流事業、「漢語角」(中国語サロン)に代表される草の根交流活動などについて、パワーポイントを駆使してわかりやすく紹介。
これらの活動を通じて、日本の一部メディアが中国に対して偏向報道を行っている状況を変えようと努力し続け、日本の人々の中国の印象を(良いものへと)変えてきた成果を明らかにした。
その上で段氏は、日本語専攻の学生らに対して「皆さんは国際的な視野を持ち、中日文化交流の懸け橋になるよう努力して、日本や世界に本当の中国を知らせてください」などと激励の言葉を伝えた。
同学院の微信サイトでは「今回の講演を通じ、学生たちは視野を広げ、段躍中氏のような愛国人士と大先輩のこれまでのキャリアと中日交流への実際の貢献を理解した。これは必ずや絶えず前進していく(重要性を伝える)貴重な財産として、学生たちを励ましたことだろう」などと報じた。
※ 浙江工商大学東方語言文化学院 微信サイト記事
http://mp.weixin.qq.com/s/RI6Z0Tzth__xq9t5kIVngQ
段躍中氏の略歴、日本僑報社代表、日中交流研究所所長。
1958年中国湖南省生まれ。有力紙「中国青年報」記者・編集者などを経て、1991年に来日。2000年新潟大学大学院で博士号を取得。
1996年日本僑報社を創立。以来、書籍出版をはじめ、日中交流に尽力している。
2005年から日中作文コンクールを主催。2007年8月に「星期日漢語角」(日曜中国語サロン)、2008年9月に出版翻訳のプロを養成する日中翻訳学院を創設。
1999年と2009年の2度にわたり中国国務院の招待を受け、建国50周年・60周年の国慶節慶祝行事に参列。
2008年小島康誉国際貢献賞、倉石賞を受賞。2009年日本外務大臣表彰受賞。
北京大学客員研究員、湖南大学客員教授、立教大学特任研究員などを兼任。
主な著書に『現代中国人の日本留学』『日本の中国語メディア研究』など多数。
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企業情報
企業名 | 日本僑報社 |
---|---|
代表者名 | 段躍中 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
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