好評シリーズ第3弾『日中外交関係の改善における環境協力の役割』が発売開始

【日本僑報社発】日本僑報社はこのほど、宮本雄二・元中国大使が監修し、日本日中関係学会(宮本雄二会長)が編集した好評シリーズ「若者が考える『日中の未来』」の第3弾『日中外交関係の改善における環境協力の役割』(学生懸賞論文集)を刊行した。

好評シリーズ第3弾『日中外交関係の改善における環境協力の役割』が発売開始

 

【日本僑報社発】日本僑報社はこのほど、宮本雄二・元中国大使が監修し、日本日中関係学会(宮本雄二会長)が編集した好評シリーズ「若者が考える『日中の未来』」の第3弾『日中外交関係の改善における環境協力の役割』(学生懸賞論文集)を刊行した。

 

日本日中関係学会は、若い学生たちが日中関係の懸け橋となることを期待して、2012年度から学生懸賞論文の「宮本賞」を設け、日本と中国、東アジアの関係に関わるさまざまな形式の論文を募集している。

 

2016年度の「第5回宮本賞」では「学部生の部」38本、「大学院生の部」24本の合計62本という過去最多の応募があった。中国大陸の多くの大学からも応募があり、各作品には日中の若者がいま何を考えているか、何に関心を深めているかが明らかに示されている。

 

本書には、その第5回宮本賞の最優秀賞、優秀賞、特別賞を受賞した15本の論文を一挙掲載。

 

「学部生の部」で最優秀賞を受賞した苑意さん、李文心さん(いずれも東京大学)の「日中外交関係の改善における環境協力の役割―歴史と展望―」、「大学院生の部」で最優秀賞を受賞した楊湘云さん(北京第二外国語学院大学院卒業)の「21世紀中国における日本文学翻訳の特徴~文潔若『春の雪』新旧訳の比較を通して~」などの優秀作を収めている。

 

宮本賞の審査委員長を務め、本書の監修を担当した宮本雄二氏は「論文のレベルも年々向上著しいものがあります。宮本賞はすっかり軌道に乗り、日中の若者による相互理解を深める上で、大きな役割を発揮し始めています」(まえがき)などと述べている。

 

本書は、日本日中関係学会が3月17日に開催予定の「表彰式・発表会」に合わせて刊行された。

 

監修者、編者紹介 http://duan.jp/item/236.html

 

【監修者紹介】宮本雄二(みやもと ゆうじ)

1969年外務省入省。3度にわたりアジア局中国課に籍を置くとともに、北京の在中華人民共和国日本国大使館駐在は3回を数える。90年から91年には中国課長を、2006年から10年まで特命全権大使を務める。このほか、85年から87年には軍縮課長、94年にはアトランタ総領事、01年には軍備管理・科学審議官、02年には駐ミャンマー特命全権大使、04年には沖縄担当大使を歴任。現在は宮本アジア研究所代表、日中友好会館副会長、日本日中関係学会会長。著書に『これから、中国とどう付き合うか』(日本経済新聞出版社)、『激変ミャンマーを読み解く』(東京書籍)、『習近平の中国』(新潮新書)。

 

【編者紹介】日本日中関係学会

21世紀の日中関係を考えるオープンフォーラムで、「誰でも参加できる」「自由に発言できる」「中国の幅広い人々と交流していく」をキャッチフレーズに掲げている。

主な活動としては、(1)研究会・シンポジウムを随時開催、(2)毎年、「宮本賞」学生懸賞論文を募集、(3)学生を中心とした青年交流部会を開催、(4)ビジネス実務者による中国ビジネス事情研究会の開催、(5)ホームページ「中国NOW」で、中国の政治・経済などの情報を提供、(6)newsletter(年3回)の発行、などがある。会員は約450名。

 

『日中外交関係の改善における環境協力の役割』 目次(受賞者一覧)

 

まえがき

 

【最優秀賞】

・日中外交関係の改善における環境協力の役割 -歴史と展望-

苑意(東京大学教養学部3 年)、李文心(東京大学経済学部3年)

 

・21 世紀中国における日本文学翻訳の特徴 ~文潔若『春の雪』新旧訳の比較を通して~

楊湘云(北京第二外国語学院日本語言語文学研究科2015 年7 月卒業)

 

【優秀賞】

・日中関係のカギを握るメディア -CRI 日本語部での経験を交えて-

高橋豪(早稲田大学法学部3年)

 

・日系企業の中国進出についての文化経営研究 -ユニクロを例にして-

王嘉龍(北京第二外国語学院日本語学部2016 年7 月卒業)

 

・「草の根」の日中関係の新たな構築 ~農業者、農協の交流を通して~

宮嵜健太(早稲田大学商学部1年)

 

・日中関係における競争と協力のメカニズム

~アジア開発銀行(ADB)とアジアインフラ投資銀行(AIIB)の相互作用を事例として~

田中マリア(早稲田大学政治学研究科博士課程後期2016 年3 月満期退学)

 

・中日におけるパンダ交流の考察

李坤(南京大学外国語学部博士課程前期2 年)

 

・草の根からの日中平和 -紫金草平和運動を中心に-

賈玉龍(大阪大学大学院人間科学研究科博士課程後期1 年)

 

【特別賞】

・ハイアールのネット化戦略を読み解く -日立、アイリスオーヤマとの比較を中心に-

渡邊進太郎(日本大学商学部3 年=代表)、岡野正吾(同4 年)、河合紗莉亜(同2 年)、

橋本清汰(同2 年)・山口掌(同2 年)

 

・日中における東アジアFTA 政策

戴岑伃(上海外国語大学日本文化経済学院4 年)

 

・アリババが生む中国的ビジネスイノベーション -ビジネス・エコシステムの新展開-

小泉裕梨絵(日本大学商学部3 年=代表)、原田朋子(同4 年)、林智英(同3 年)、

池田真也(同3 年)、 伊東耕(同2 年)、仲井真優豪(同2 年)

 

・爆買いの衰退から見る日中関係

岩波直輝(明治大学経営学部4 年)

 

・大豆貿易の政治的商品への過程 -日中の協力と競争をめぐって-

エバン・ウェルス(アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター

ウィスコンシン大学マディソン校歴史学部博士課程後期3 年)

 

・歴史認識と中日の未来 ~歴史に学び、歴史に束縛されないように~

勾宇威(北京師範大学歴史学院博士課程前期1 年)

 

・日中における生活系廃棄物減量化について

~ベストプラクティスに見るゴミを減らすためのソリューション〜

村上昂音(東京外国語大学総合国際学研究科博士課程後期2 年)



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企業名 日本僑報社
代表者名 段躍中
業種 新聞・出版・放送

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