日本僑報社、メルマガで『中国企業成長調査研究報告―最新版』 刊行特集を配信

日本僑報社、メルマガで『中国企業成長調査研究報告―最新版』 刊行特集を配信

10月12日、日本僑報社は中国企業のいま・これからを知る『中国企業成長調査研究報告―最新版』刊行特集を配信した。

発行人の段躍中氏は、下記のように読者に報告した。

本日、日本僑報社に２冊の新刊が納品されました。１冊は、今号のメルマガで特集した『中国企業成長調査研究報告―最新版』、もう１冊は、大好評シリーズ・豊子ガイ児童文学全集の第５巻『わが子たちへ』です（ガイ＝りっしんべんに豈）。 ＊このメルマガでは「ガイ」の字が文字化けしてしまうため、失礼します。

今号のメルマガでは、中国企業の「いま」と「これから」を知る必読書『中国企業成長調査研究報告―最新版』を特集、次号では『わが子たちへ』を特集する予定です。「経済」と「文学」とジャンルは異なりますが、いずれも中国理解を深める上で役立つ良質な書籍です。弊社のこの秋イチオシの２冊の新刊に、ぜひご期待ください！

目次

１）中国企業のいま・これからを知る『中国企業成長調査研究報告―最新版』が刊行

http://duan.jp/item/216.html

２）『中国企業成長調査研究報告―最新版』 主編、編著者、訳者の紹介

http://duan.jp/item/216.html

３）『中国企業成長調査研究報告―最新版』 目次（抜粋）

http://duan.jp/item/216.html

４）『中国企業成長調査研究報告―最新版』 前言（抜粋）

http://duan.jp/item/216.html

５）東京五輪応援の意込め、日本僑報社代表メルアドを「2020@duan.jp」に

http://duan.jp/news/jp/20161006.htm

６）第12回「中国人の日本語作文コンクール」教師の指導体験文も募集！【最終案内】

http://duan.jp/news/jp/20160511.htm

７）日文中訳の通信講座「鄭塾」第12期、10月より開講へ【最終案内】

http://fanyi.duan.jp/teijuku.htm

中国企業成長発展研究報告の前書き（抜粋）

リスクとチャンスがせめぎ合う今日の社会、インターネットやビッグデータの溢れかえるこの時代にあって、多くの企業は存在感を失い常に消滅や吸収合併の危機にさらされている。一方で、新たな技術やビジネスモデルを駆使して一躍業界の新星となり、かつてない大きな潜在力を発揮して発展している企業もある。今日の企業は、生存をかけた戦術や戦略の調整と転換を強いられているのだ。国内で株価が激しく上下し社会経済が調整と転換を繰り返す新たな時代背景の下で、企業はこれからの発展の道を明確にする必要に迫られている。同様にまた学術界も経営管理実践の発展という命題に熱い視線を送っている。学術界は、独りよがりに陥ることなく企業経営の管理・実践に鋭くメスを入れ、目下我が国の企業経営がいかなる管理状況にあり、どのような苦境を乗り切らなければならないか、そして経営管理の戦略と戦術をいかに調整すべきかなどに答えを見出さねばならない。これらの問題にとり組むために、中国人民大学商学院は「企業イノベーション・競争力研究センター」を設立し、2012年に中国企業追跡調査プロジェクトを立ち上げると共に、研究・分析に活用できる企業のダイナミック・データベースを構築してきた。

2014年の企業調査は、「企業イノベーション・競争力研究センター」が中国企業調査プロジェクトを立ち上げてから三年目の企業調査となる。2013年の統計では126社が調査に参加しており、2014年には184社にまで増え、2015年の今年、参加企業は193社にのぼった（有効回答は153社）。アンケート総数は計2500件、企業の中堅・上級経営陣から一般従業員に至るまで、アンケート協力者は全面的に網羅されている。参加企業は農業、林業、牧蓄業、魚業、製造業、情報サービス業などさまざまな業界にわたり、発展段階もそれぞれ異なることから、収集サンプルは極めて代表的かつ典型的だと言え、研究から得られた結論と発見は注目に値する。今回の研究調査報告は企業内外の環境はもとより、企業の管理哲学や理念の明確化、さらには当時代を背景とした企業のイノベーション状況にまで考察を広げ、各企業が臨機応変かつ適時適切にイノベーションをおこなうことにより健全な発展を遂げるべきだと述べている。本報告では以下企業の基本情報に基づき、企業の内部管理、企業の管理哲学、企業の外部ネットワーク活用、及びインターネット時代における企業イノベーションという四部構成で詳細に論述していく。

（中略）

中国企業ダイナミック・データベースは、たゆまぬ努力によって、社会各界の支持の下で徐々に改善され完成されていくと信じる。同時に、世界各国の研究者の力も借りながら、中国企業が直面している切実な問題を焦点に、よりハイレベルな学術研究を展開し実践指導への力とすれば、中国企業管理研究は必ずより充実した成果を収めることができると信じる。中国企業の競争力強化及び経営国際化の加速化が進めば、中国式企業管理の知識も全世界へと還元できる日が来るであろう。

『中国企業成長調査研究報告―最新版』 目次（抜粋）

http://duan.jp/item/216.html

第一部 企業の内部管理編

第一章 企業管理における従業員幸福度

第二章 国有企業と古参社員

第三章 企業内部の「仕組み」:外部拡張より内部安定

第四章 多様化する企業管理形態:「パートナーシップ」制度

第二部 企業管理哲学編

第五章 ニーチェの「力への意志」:ウーバーの企業管理哲学

第六章 知識は権利なり:滴滴快的による『業界基準』

第七章 ローカル企業の変革:李寧社の苦境から見る企業変革の挫折

第三部 企業の外部ネットワーク運営編

第八章 海外M&Aにおける誤り:お金がすべてではない

第九章 中国におけるサプライチェーン・ファイナンスの三大モデル

第四部 インターネット時代における企業イノベーション編

第十章 企業採用活動の新たな枠組み:ソーシャルリクルーティング

第十一章 「インターネット＋」の本質

第十二章 産業イノベーションと企業戦略の選択:ネットワーク化産業チェーンの集大成

第十三章 企業イノベーションの新モデル:組織モジュール化及び内部創業に基づく統合モデル