製造当時と同型のエンジンがまだ生きている!新幹線に名前を譲った名列車。栄光の「ひかり号」動態保存へ。

昭和33年に登場した九州の急行列車の愛称で親しまれ、昭和39年の東海道新幹線開通時、その名を新幹線に譲るまで活躍した栄光の「ひかり号」。全国で準急色と呼ばれた懐かしいカラーを身にまとい、当時九州を走っていた「ひかり号」を彷彿とさせる貴重な車両が、茨城県のひたちなか海浜鉄道に平成の世に全国でただ1両、存在しています。それが「キハ2004号」。車両内外が製造当時のままほぼ原型をとどめているばかりか、それがDMH17Cと呼ばれる国鉄型エンジンのかかる状態で残っています。しかし「キハ2004号」は既に2015年12月をもって現役を引退しており、保存予定はなく、譲渡先がなければ解体予定。当時九州で活躍した「ひかり号」とほぼ同じ車両を残すべく、福岡県で「キハ2004号を守る会」が立ち上がりました。同会はクラウドファンディングを通じ、茨城県から福岡県への車両の輸送資金を募り、動態保存に挑戦します。

製造当時と同型のエンジンがまだ生きている!

栄光の「ひかり号」動態保存プロジェクト

 

 昭和33年に登場した九州の急行列車の愛称で親しまれ、昭和39年の東海道新幹線開通時、その名を新幹線に譲るまで活躍したディーゼルカー、栄光の「ひかり号」。全国で準急色と呼ばれた懐かしいカラーを身にまとい、当時九州を走っていた「ひかり号」を彷彿とさせる貴重な車両が、茨城県のひたちなか海浜鉄道に平成の世に全国でただ1両、存在しているのです。それが「キハ2004号」。車両内外が製造当時のままほぼ原型をとどめているばかりか、それがDMH17Cと呼ばれる国鉄型エンジンのかかる状態で残っています。

 

 「キハ2004号」は、大変希少価値がある歴史的な車両ですが、既に2015年12月をもって現役を引退しており、保存予定はなく、譲渡先がなければ解体予定です。当時九州で活躍した「ひかり号」とほぼ同じ車両を残したい。そんな想いを持った人々が、福岡県で「キハ2004号を守る会」を立ち上げ、この車両を茨城県から福岡県へ輸送し、動態保存に挑戦します。

 

 輸送資金はクラウドファンディング「READYFOR」にて、インターネットを通じて一般から募ります。2016年8月23日(火)から9月30日(金)までの期間で、800万円を集めきることを目標に支援募集を実施します。

 

クラウドファンディング詳細はこちら:https://readyfor.jp/projects/kiha2004

 

譲渡先がなければ解体予定の「キハ2004号」

 

<プロジェクト詳細>

 

■ 新幹線に名前を譲った名列車。栄光の「ひかり号」

 

 「ひかり号」と言えば、新幹線を連想する方が多いことと思いますが、実は昭和33年に登場した九州の急行列車の愛称で、車両もクリームに赤ラインが入った全国統一の明るいカラーをまとったキハ55・26と呼ばれたディーゼルカーにより、九州では鹿児島本線や日豊本線、豊肥本線等で活躍を始めました。

 

 その後、料金を下げて利用しやすい列車とするべく、ひかり号を含む急行列車の多くは「準急」とされ、日本の高度経済成長を支えていましたが、昭和39年の東海道新幹線開通時、超特急にふさわしい名誉ある愛称として「ひかり」の名に白羽の矢が立ち、その名を新幹線に譲り、九州の大動脈で活躍した「ひかり号」としての、短い歴史に幕を下ろしました。

 

 

■ ひかり号を現代に伝えるディーゼルカー「キハ2004号」が解体の危機に

 

そうした懐かしい色を身にまとい、「ひかり号」のイメージを今に伝える貴重な車両が、茨城県のひたちなか海浜鉄道に現存しています。それが「キハ2004号」なのですが、既に2015年12月をもって現役を引退しており、同社で保存予定はなく、譲渡先がなければ解体予定です。

 

 昭和41年製造。元々北海道の留萌鉄道で約3年間使用後、茨城県にやってきました。厳密には九州と縁はなく「ひかり号」そのものの車両ではありませんが、車両内外が製造当時のままほぼ原型をとどめているばかりか、それがDMH17Cと呼ばれる国鉄型エンジンのかかる状態であり、更には全国で準急色と呼ばれた懐かしいカラーをまとっています。

 

 

■ 栄光の「ひかり号」動態保存計画

 

 「キハ2004号」が廃車せざるを得ない状態であることを知った、福岡県の平成筑豊鉄道でサポーター活動を行っている国鉄OBの前田忠氏は、有志と共に「キハ2004号を守る会」を立ち上げました。

 

 ひたちなか海浜鉄道の吉田社長も「せっかくの貴重な車です。何としても解体は避けたく、大事にしていただける方がいれば、お譲りしたい」とのことで、「キハ2004号を守る会」は、これまで検討を重ね、今回の「ひかり号」動態保存プロジェクトの発表に至りました。

 

 「かつての『ひかり号』を彷彿とさせる姿に、このキハ2004号を九州の地で保存することは、まさに『ひかり号』の里帰りと思えてならないのです」と、前田氏は話します。

 

 

■ 運転体験用車両としての活用

 

 クラウドファンディングによる800万円の資金調達が成功すれば、2016年中に、ひたちなか海浜鉄道所有のキハ2004号が「キハ2004号を守る会」に譲渡され、平成筑豊鉄道へ寄贈予定です。同社構内において、大人から子供までが楽しめるエンジン起動体験、車掌・運転士体験等を可能としつつ、動態保存を実現しようとしています。

 

 この活動を通じて、地域の子供たちをはじめ多くの方々に鉄道に関心を持ってもらい、それが単に鉄道ファン向けのイベントのみに終始するのではなく、平成筑豊鉄道を通じた福岡県、ひいては九州の鉄道の活性化につながって欲しいという期待が、栄光の「ひかり号」動態保存プロジェクトに向けられています。

 

 

栄光の「ひかり号」を再び九州の地に!国鉄型の動態保存に挑戦(2016年9月30日まで)

 

https://readyfor.jp/projects/kiha2004

 

 

【READYFOR株式会社について】

本社:〒113-0033 東京都文京区本郷5−33−10 IKB本郷ビル3階

代表者:代表取締役 米良はるか

設立:2014年7月

資本金:1,000万円

Tel:03-6801-5767

URL:https://readyfor.jp/



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企業情報

企業名 READYFOR株式会社
代表者名 米良はるか
業種 ネットサービス

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