国産ザーサイが農家を救う新たな野菜になるか!?
福島県の農家と浅漬け製造会社が創る、珍しい国内産のザーサイの浅漬けを販売開始します。ザーサイはキムチ同様に日本国内で人気のある漬物ですが、ほぼ100%が中国産で、かつ輸入品が古漬けにされているため素材本来の味を日本人が知らないのが現状です。そこで、消費減少傾向にある漬物業界の需要喚起に向け、国産ザーサイの素材本来の味を国内でPRしたいと思います。尚、国産生産量が少ないため、生産者支援として国産ザーサイの栽培・加工・販売まで行い、ザーサイの産地と農業者所得向上に寄与します。
▽ ザーサイ本来の味を知らない日本人
日本では現在、食の多様化により海外の食料品がたくさん輸入され、ザーサイもそのひとつとされています。日本でのザーサイの食べ方は、胡麻油やラー油などの植物油脂を大量に使用し、塩分が効いた味付けで“惣菜”として食卓に並ぶ事がほとんどです。日本ではキムチ同様に、ビールや焼酎のあてとして非常に人気なザーサイですが、塩分が多過ぎて敬遠することも多いです。
胡麻油やラー油などの植物油脂を大量に使用する理由としましては、原料のほとんどが中国産[i]で、いわゆる古漬け(塩分15~20%)にし、乳酸醗酵させた独特の香りを持った食材で、日本人の口にあうように香りや味をマスキング[ii] (臭み消し)しているためです。
しかし、新鮮なザーサイは黄緑色でわさびのような辛みや風味があり、“カリカリ”と食感が特徴の素材で、一般の消費者はその良さを知らない人がほとんどです。日本の漬物消費量No,1がキムチのように、まだまだザーサイも無限のポテンシャルを秘めていると我々は考えております。
▽ 新品種の開発により産地や農家の経営安定化にも繋げる
国産ザーサイの素材本来の味を国内でPR販売しつつ、国内での栽培支援も行う事で、消費減少傾向にある漬物業界の需要喚起に繋げたいと思います。尚、国産生産量がまだまだ少ないため、生産者支援として国産ザーサイの栽培・加工・販売まで行い、ザーサイの産地と農業者所得向上に寄与したいです。現段階では、福島県と千葉県での生産に限られますので、夏場の栽培を踏まえ八ヶ岳野辺山高原(標高1300m)の寒冷地でザーサイを作ることで、通年で出荷・加工・販売できるよう考えております。尚、八ヶ岳野高原では夏場のレタス・白菜の供給量90%を誇る一大産地ですが、作りすぎで野菜の廃棄問題が問題となっております。新たな野菜を作ることで、生産調整も狙い、産地や農家の経営安定化にも繋げられると考えております。
これは、東京農業大学を卒業した農大ハチロク会[iii]メンバーである長野県野辺山高原のレタス・白菜農家の高見澤、福島県伊達市で浅漬け製造会社を経営する八島、農業に特化したプロモーション会社を経営する秋丸の「六次産業化」です。
▽ 国産ザーサイの詳細
販売商品 : 国産ザーサイ2個入り(数量限定)
販売価格 : 希望小売価格450円(税抜)
販売先 : みんなのこだわりショップ (http://everybodys-nougyou.net)/
▽ 補足情報:中国産ザーサイ原料確認及びテスト(視察内容)
・太陽に当たりすぎると成長が縦に伸びてしまいコブにならなと発覚しました
・気温が高いと、ザーサイは作れないと発覚しました(同上)
・湿度が高い方がザーサイには最適です(産地では一日中霧が晴れない事がしばしばある)
・山の土(赤土の粘土質)が栽培に最適でした
・種蒔きから栽培までの4ヶ月は、農薬や摘果等の手を加えることはしません
・連作栽培が可能な基地と、それが出来ない基地がありました
・旧正月(2月上旬)中国人は働かない為、ザーサイが1kg/個になるものがありました
[i] 中国では年間20万t生産されており、そのうち約2万tが日本に輸出されている
[ii] そのままではザーサイの青臭さや乳酸醗酵臭が強すぎて日本人の口には合わないため
[iii] 東京農大OB(1986年生まれ)が集まり、生産者支援として商品開発や販促支援を行っております。商品やイベントを通して需要を喚起し、農家の所得向上及び産地の認知度を向上させることで経済波及効果を狙います。さらに消費者に訴えかける新しい手法を確立し、異業種を有機的に結びつけることで商品のブランド力を高めます。異業種間連携により、独自の魅力(質・効能・安全性)の存在を示す「ブランド」を確立し、 長期間にわたる経済効果を生み出します
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企業情報
企業名 | 株式会社みんなの農業 |
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代表者名 | 秋丸剛志 |
業種 | 農林水産 |
コラム
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