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南福岡自動車学校で「AI教習システム」の教習利用を開始

―― 免許取得過程の無線教習においてAI教習利用が解禁 ――株式会社南福岡自動車学校(所在地:福岡県大野城市)は、2025年6月より、AI教習所株式会社(所在地:福岡県大野城市 代表取締役社長:江上喜朗)が開発した「AI教習システム」を無線教習に導入いたしました。

当校では2020年からAI教習システムを導入し、主にペーパードライバー講習などの免許保有者向けの安全運転教育に利用してまいりました。一方、免許取得過程における教習は、法令等により教習方法が厳格に定められているため、これまでその活用は認められていませんでした。
このたび、従来より教習方法として認められている無線教習(注)において、AI教習システムを利用することが正式に承認されたことを受け、実際の教習においても本格的な活用を開始いたしました。

 

注:無線教習とは
指導員が車両に同乗せず、コース全域を見通すことができる無線塔などから通信によって指導を行う教習方法です。AT普通免許取得においては、1名の指導員が同時に最大3名の教習生を指導することが可能で、技能教習第1段階12時限のうち最大3時限まで実施が認められています。

▼日本国内:デジタル技術の活用により広がる教習の進化

これまでの無線教習は、指導員が車両に同乗せず遠隔から音声のみで指導するという特性上、教習生の運転挙動の詳細把握や緊急時の対応が難しいとされ、安全性や指導効果に関する課題が一部で指摘されていました。

こうした中、AI教習システムを活用した無線教習では、一定条件下で作動する自動補助ブレーキ機能が搭載されており、安全性への対策が強化されています。加えて、走行データや挙動をリアルタイムでモニタリングできる環境が整ったことで、従来の指導手法と併せて、より質の高い教習が期待されます。

▼海外展開:日本式自動車教習所モデルの“教育輸出”

現在、南福岡自動車学校で培った知見と取り組みは海外にも広がりつつあります。ミナミホールディングス株式会社(所在地:福岡県大野城市)では、南福岡自動車学校で培ってきた日本式の安全運転教育モデルを海外、まずはカンボジアにおいて導入すべくプロジェクトを推進しています。

カンボジアでは、交通事故の発生率の高さが深刻な社会課題となっています。加えて、今後の経済成長に伴い物流量の増加やモータリゼーションの進展が見込まれる中、安全な運転技術を備えたドライバーの育成体制の整備が急務とされています。

こうした背景を踏まえ、ミナミホールディングスは同国に世界から評価の高い日本式の運転教育を導入し、外国語対応も可能なAI教習システムを活用することで、指導員に依存しないスケーラブルな教育モデルの構築を目指すプロジェクトを発足し、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」(注)に採択されました。

 

注:経済産業省の貿易経済協力局貿易振興課が所管する補助金であり、グローバルサウス諸国が抱える課題を解決することを通じて当該地域の市場の成長力を活かし、日本国内のイノベーション創出等により国内産業活性化を目指すと共に、グローバルサウス諸国との経済連携を強化するため、本邦企業が行うインフラ等の海外展開に向けたFS事業及び小規模実証事業の実施に必要な費用の一部補助を目的とする。

▼AI教習システム搭載車両 試乗会 ※メディア関係者限定

南福岡自動車学校にて8月5日に実施予定の会見イベント後にAI教習システムを搭載した車両の試乗会を実施いたします。

 

日時:2025年8月5日(火)15:00(受付14:30〜)
場所:南福岡自動車学校(福岡県大野城市下大利3-2-20)
交通アクセス:立体駐車場完備、JR水城駅徒歩1分、西鉄下大利駅徒歩5分※会場に駐車場の用意はございませんので、公共交通機関のご利用をお願い申し上げます。
 

※本試乗会は誠に勝手ながら「メディア関係者の方限定」となります。

ご希望のメディア各社様においては当日会見の受付時に試乗ご希望の有無の確認をさせていただきますが、ご都合の合わない場合は個別での取材対応も可能です。

 

▼AI教習システムの特長

 

指導員が遠隔から確認できるモニタリング画面イメージ。各車両の現在地を示し、不適切な運転行動があった際には瞬時に状況を把握することが可能。

 

▼株式会社南福岡自動車学校 取締役社長 山田康之 コメント

これまで、AI教習システムを活用したペーパードライバー講習や企業研修は、客観的な評価や振り返り機能について受講者から高い評価をいただいており、指導にあたる指導員もその教育効果の高さを実感してまいりました。
今回、免許取得過程における教習にもこのシステムを活用できるようになったことで、これから免許を取得する教習生への安全運転教育においてもさらなる質の向上を実現してまいりたいと考えています。今後も「事故のない交通社会」の実現に向け、研鑽を続けてまいります。

▼AI教習所株式会社 代表取締役社長 江上喜朗 コメント

我々が開発してきたAI教習システムが、ついに法定の教習である「無線教習」に正式対応することになりました。無線教習は教習の効率や教習生の自律的運転トレーニングにとって重要である一方、教育効果や安全性に対する懸念もありました。

今回、AI教習システムが無線教習においても利用可能となったことにより、「教習の質と安全性を保ちながら指導員の負担を軽減する」という両立が現実のものとなってきています。また外国語対応機能も実装しており、外国人の免許取得希望者がスムーズに教習を受講できます。今後も制度や現場のニーズを理解しながら、新しいテクノロジーだからこそ可能な教習のあり方を、全国の教習所の皆様とともにつくっていきたいと思います。


 

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社南福岡自動車学校 広報 担当:早田・吉武・園田・和田・中島
TEL:092-581-2231
Email:press@mfds.co.jp


 



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企業情報

企業名 ミナミホールディングス株式会社
代表者名 江上 喜朗
業種 教育

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