講談最前線
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向島の寄席「墨亭」席亭による新講談論! 令和の初日、個人的に向島に「墨亭」という寄席を開いた。演芸場の許可を取ったので演芸スペースではなく寄席と呼ばせてもらいたい。落語に講談に浪曲に、その他の日本の芸能を寄せ集める空間でもあるので「寄席」でもいいだろう。オープン時には神田春陽先生にお世話になり、今もお世話になっている。そしてそこから広がりを見せ、講談の会を多く開くようになった。オンタイムで聴いてきた講談に、資料から知り得た講談。そして今の講談に、これからの講談の姿といったことを思いつくままにあれこれ記してみたいと思う。ただし、東京の講談界についてがほとんどであり、偏った見方や意見になる可能性があるのは承知で、反論や異論が出ることは覚悟の上だが、そこからまた各人の講談の魅力が引き出せればいいのではないかとも思っている。
瀧口 雅仁(著)
四六判
上製
200ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7791-2795-3
ISBN 13
9784779127953
ISBN 10h
4-7791-2795-5
ISBN 10
4779127955
出版者記号
7791
Cコード
C0076
初版年月日
2021年12月
書店発売日
2021年12月22日
紹介
向島の寄席「墨亭」席亭による新講談論!
令和の初日、個人的に向島に「墨亭」という寄席を開いた。演芸場の許可を取ったので演芸スペースではなく寄席と呼ばせてもらいたい。落語に講談に浪曲に、その他の日本の芸能を寄せ集める空間でもあるので「寄席」でもいいだろう。オープン時には神田春陽先生にお世話になり、今もお世話になっている。そしてそこから広がりを見せ、講談の会を多く開くようになった。オンタイムで聴いてきた講談に、資料から知り得た講談。そして今の講談に、これからの講談の姿といったことを思いつくままにあれこれ記してみたいと思う。ただし、東京の講談界についてがほとんどであり、偏った見方や意見になる可能性があるのは承知で、反論や異論が出ることは覚悟の上だが、そこからまた各人の講談の魅力が引き出せればいいのではないかとも思っている。
目次
(1)今、本当に講談ブームなのか?
(2)神田伯山は釈場を復活させるのか
(3)最初に聴くなら何がいいのか、そして誰がいいのか
(4)講談と落語の違いとは
(5)東京の講談界が二派に分裂している訳
(6)天の夕づるの“ポルノ講談”とは何だったのか
(7)分裂し続ける上方講談界
(8)改めて注目したい現代講釈師(神田織音・神田茜・神田愛山・
宝井琴星・宝井琴桜)
(9)若手講釈師群像(田辺いちか・神田紅佳・宝井梅湯)
(10)《資料》昭和61・62年の本牧亭風景~本牧亭の楽屋帳から
(11)木馬亭講談会の魅力
(12)あの頃の落語色物定席での講談事情
(13)講談を「読む」ということ
(14)講談はどこで聴けるのか
(15)講談を「聴く」ということ
(16)これは聴きたい!講談らしいネタ
(17)連続物の楽しみ
(18)やっぱり聴きたい「赤穂義士伝」
(19)新作講談の楽しさ
(20)八代目一龍斎貞山、鬼籍に入る
著者プロフィール
瀧口 雅仁 (タキグチマサヒト) (著)
たきぐち・まさひと
1971年、東京都出身。演芸評論家、編集者。「オフィスぼんが」代表。
恵泉女学園大学、和光大学、早稲田大学エクステンションセンター講師。
現在は、朝日新聞で演芸情報、しんぶん赤旗で演劇評や書評を担当。
ポニーキャニオンや日本コロムビアで落語や演芸に関するCDやDVDの監修を務める。
2019年5月、墨田区東向島の化粧品店だった旧町屋を改築し、寄席「墨亭」として
オープン。
著書に『噺家根問―雷門小福と桂小文吾』(彩流社、2007年)、『平成落語論 12人の笑え
る男』(講談社現代新書、2009年)、『2009東京落語家名鑑』(小学館、2009年)、『落語を観るならこのDVD』(ポット出版、2009年)『落語の達人 - この噺家を忘れてはいけない!』(彩流社、2011年)、『公務員試験文章理解 すぐ解ける直感ルールブック』(実務教育出版、2011年)、『八代目正蔵戦中日記』(青蛙房、2014年)、『本朝話者系図』(国立劇場調査養成部、2015年)、『古典・新作落語事典』(丸善出版、2016年)、『演説歌とフォークソング』(彩流社、2016年)等がある。
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企業情報
| 企業名 | 株式会社 彩流社 |
|---|---|
| 代表者名 | 竹内 淳夫 |
| 業種 | 新聞・出版・放送 |
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