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精神科医もあまり知らない「会食恐怖症」の克服法。発症のきっかけの50.3%は、給食での完食指導?【新刊案内】

一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会(東京都渋谷区)の代表理事、山口健太が新刊『会食恐怖症が治るノート』を2020年2月28日に株式会社星和書店様より出版致しました。

【会食恐怖症って何?】

「会食恐怖症」は、社交不安症の1つとされている病気です。具体的には、誰かとご飯を食べること(会食行為)に対して、健全ではない強い不安を感じ、次第にその不安を避けようとすることで、友人関係、恋愛、仕事などで何らかの支障が出てしまい、「本来あるべき健全な社会生活が脅かされている」という状態が、半年以上続いている場合のことをさします。

 

会食恐怖症になると、実際に会食のシチュエーションはもちろん、直近の会食機会を想像しただけで、「症状」が出てしまうようになります。具体的には、吐き気、めまい、胃痛、動悸、嚥下障害(食べ物が飲み込めない)、口の乾き、体(主に首や手足)の震え、発汗、顔面蒼白、呑気(空気を飲み込んでお腹が張る、げっぷがでる、おならをしたくなる)、緘黙(黙り込んでしまう)など、人それぞれです。

会食ができなければ、人間関係、仕事、恋愛、趣味、将来の展望などに大きな支障が生じ、人生のQOLが大きく低下します。 しかし、当事者がお医者さんに相談しに精神科に行っても「だったら食べなきゃいいじゃないか」と言われたり、周りに相談しても「人前でごはんが食べられない」ということに対してなかなか理解が得られないなど、まだまだ浸透していない病気です。

 

【発症のきっかけは学校給食での完食指導?】

本書では、性別、年齢、発症のきっかけなど、当時者向けのアンケート調査の結果についても多く掲載されています。

 

その中でも発症の1番のきっかけとして「完食指導や周りからの強要」を挙げる方が一番多く34.7%(642人中223人)。

「ご自身の会食恐怖症発症のきっかけに、学校給食における完食指導が関わっていると思いますか?」という設問に対しては、「はい」の回答が50.3%(642人中323人)となり、学校給食における完食指導との関わりが多くあることが分かります。

また、「ご自身の会食恐怖症発症のきっかけに、親からの食の強要が関わっていると思いますか?」という設問に対して、「はい」が25.2%(642人中162)など、家庭の食卓との関連も読み取ることができます。

【『会食恐怖症が治るノート』の内容】

第1章:会食恐怖症とは?

第2章:会食恐怖症を克服するためにするべきことを見定める

第3章:実際の会食場面での不安を軽減させる

第4章:不安に強くなる考え方を身につける

第5章:フローで毎日を過ごすために

第6章:克服した人は何をどう意識していったのか?

 

主な掲載事例

・「食事に対する予期不安で、動悸や吐き気がひどかった」(30代女性)

・「”女かよ!”と言われて傷ついていた」(20代男性)

・「幼い頃から家族との外食でも気持ち悪くなっていた」(50代女性)

・「誰かと外食に行くと、だんだん気分が悪くなる」(40代男性)

・「ごはんに関する会話だけでも、動悸がしていた」(20代女性)

 

本書の出版を通して、会食恐怖症に悩んでいる方がより良く毎日を過ごせるように。また、未だ知らない方への認知が広がることも増えるようにと思い、出版が実現しました。

著者:山口健太
一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会代表理事。岩手県盛岡市出身。2017年5月、一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会(アドバイザー:田島治・杏林大学名誉教授)を設立し、代表理事を務める。薬を使わずに「会食恐怖症」を克服した自身の経験を生かし、会食恐怖症に悩む人へのカウンセリングを行っている。相談実件数は延べ3,000人以上。学校や保育所への給食指導コンサルティング活動、食べない子に悩む保護者の食育相談や、それをテーマにした講演・研修も行う。著書に『食べない子が変わる魔法の言葉』(辰巳出版)他。



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企業情報

企業名 一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会
代表者名 山口健太
業種 医療・健康

コラム

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