ヨーロッパのどの国とも違う。今、注目を集めるチェコデザイン!「チェコ・デザインの今」展
10月4日(金)より、広尾・チェコセンターにて「THE STORY OF CZECH DESIGN ― チェコ・デザインの今」展を開催しております。1989年、ビロード革命を経て民主化が実現してからわずか30年の間に、チェコのデザインを取り巻く環境は大きな変化を遂げました。本展では、世田谷美術館で開催中の「チェコ・デザイン100年の旅」と並行して、いま世界で注目され始めているチェコのデザインについてご紹介します。
展覧会 THE STORY OF CZECH DESIGN ― チェコ・デザインの今
会期:2019年10月4日(金)~11月15日(金)
平日10:00~17:00
会場:チェコセンター東京 展示室
〒150-0012 東京都渋谷区広尾2-16-14 チェコ共和国大使館内
03-3400-8129
入場無料
ビロード革命から30周年の節目となる今年、チェコ・デザインが現在まで遂げてきた変化を振り返ります。
中央ヨーロッパに位置し、文化の交差点であるチェコでは、他のどの国とも異なるユニークなデザインが発展してきました。
今、世界中で注目を集めているチェコのデザインをご紹介しております。
(以下本展キャプションより)
THE STORY OF CZECH DESIGN ― チェコ・デザインの今
1989年、チェコではビロード革命を経て民主化が実現し、デザインを取り巻く状況が大きく変わりました。東側の市場を失い、海外での競争についていけなくなった多くのガラス工場や繊維、家具、土木メーカーが姿を消しましたが、それと同時に、新しく設立された会社や再組織化された企業がデザインをマーケティングツールとして使い始めました。1991年にはブルノにチェコデザインセンターが発足し、2007年までそれらの企業を支援し続けました。
社会主義時代に国外に移住していたデザイナーのボジェク・シーペクやオタカル・ジブリーク、建築家のエヴァ・イジチュナーらがプラハ美術工芸大学などで教鞭を執り、教え子たちは卒業後にスタジオを立ち上げました(Olgoj Chorchoj、mmcité、Studio Najbrtなど)。
90年代にかけて、デザインはチェコにとって商業的にも文化的にも重要な役割をもつようになりました。また、デザインは学問としても尊重され、若者の間でも関心を集めました。
2000年代に入ると、デザイナーの手掛けた商品を販売する店やデザイン学校が急速に増え、発展していきました。当時生まれたのが、プラハの画期的なギャラリーショップQubus 、そして商品販売とデザイナー育成の両方に取り組んでいるCZECHDESIGNです。1999年、デザインの分野では中欧最大規模のイベントDesignblokが初開催され、メディアや人々の関心を集めたほか、現在も続くCzech Grand Design賞が設立されました。著名なデザイナーだけが表彰されるのではなく、曲線を活かした家具作りをしているTON、ガラス工場のMoser、Preciosa、BOMMA、LASVITなど、メーカーにも賞が与えられています。
現在、OKOLO、 DECHEM、deFORM、ルツィエ・コルドヴァ― 、 Jan Čapek Vrtiška & Žák、Plecháč & Wielghus、クラーラ・シュモヴァ―、Herman&Coufal、タデアーシュ・ポドラツキーといった実力派の新鋭デザイナーが国内外で精力的に活動しています。彼らはチェコの工業製品の伝統を理解したうえで、新しい形や方法、技術を取り入れることにより、その伝統をさらに質の高いものへと発展させているのです。チェコのデザインは海外でも十分に受け入れられており、なかでも優れた品質を誇る企業は、国際的な展示会で予想以上の反響を得ています。Suitcase Foundryや Storm Foundryなどのタイポグラファーたちも、自分たちの手掛けたフォントで世界的な成功を収めました。チェコのデザインは、いまや国内にとどまらず、世界の舞台で注目され始めています。
主催:チェコセンター
共催:チェコ国立プラハ工芸美術館
コンセプト:ヤクブ・ベルディフ・カルペリス、
ヨセフ・トムシェイ(Qubus Design Studio)
イヴァ・クノブロフ(チェコ国立プラハ工芸美術館)
サンドラ・カラチョー二(チェコセンター)
展示デザイン:ヤクブ・ベルディフ・カルペリス、
ヨセフ・トムシェイ(Qubus Design Studio)
グラフィックデザイン:シュチェパーン・マロヴェツ
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企業情報
企業名 | チェコセンター東京 |
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代表者名 | 高嶺エヴァ |
業種 | 国・自治体・公共機関 |
コラム
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