井筒俊彦全集完結記念講演会「未来に向けての井筒俊彦」を2016年9月24日、慶應義塾三田キャンパス 南校舎ホールで開催。

哲学者、言語学者、イスラーム学者として知られる井筒俊彦は2013年に歿後20年、2014年には生誕100年を迎えました。この節目の時期にスタートした「井筒俊彦全集」が2016年9月に完結します。この完結に際し澤井義次氏(天理大学人間学部長・宗教学科教授)、安藤礼二氏(多摩美術大学美術学部准教授)、中島隆博氏(東京大学東洋文化研究所教授)、若松英輔氏(批評家)をお迎えし、講演会を開催いたします。日時:2016年9月24日(土)13:00~17:00予定会場:慶應義塾三田キャンパス 南校舎ホール(東京都港区三田2-15-45)参加費:無料主催:慶應義塾大学言語文化研究所共催:三田文學会後援:慶應義塾大学出版会お申し込み・お問い合わせ  WEBより http://www.keio-up.co.jp/160924/  お電話より 03-3451-6926(慶應義塾大学出版会)

学術書を手掛け、「井筒俊彦全集」を出版する慶應義塾大学出版会株式会社(所在地:港区三田)は、慶應義塾大学言語文化研究所を主体に、三田文學会共催で井筒俊彦全集完結記念講演会「未来に向けての井筒俊彦」を2016年9月24日、慶應義塾三田キャンパス 南校舎ホールで開催します。

 

井筒俊彦全集完結記念講演会「未来に向けての井筒俊彦」

(2016年9月24日、慶應義塾三田キャンパス 南校舎ホールで開催)

http://www.keio-up.co.jp/160924/

 

【背景】

 

哲学者、言語学者、イスラーム学者として知られる井筒俊彦は2013年に歿後20年、2014年には生誕100年を迎えました。この節目の時期にスタートした「井筒俊彦全集」(全12巻・別巻)が2016年9月に完結します。「井筒俊彦全集」はこれまで日本語で執筆し刊行したすべての著作を、執筆・発表年順に刊行して行きました。この完結に際し「未来に向けての井筒俊彦」というテーマで、澤井 義次氏(天理大学人間学部長・宗教学科教授)、安藤 礼二氏(多摩美術大学美術学部准教授)、中島 隆博氏(東京大学東洋文化研究所教授)、若松 英輔氏(批評家)をお迎えし、講演会を開催いたします。(主催:慶應義塾大学言語文化研究所、共催:三田文學会、後援:慶應義塾大学出版会)

 

 

【開催概要】

 

日時:2016年9月24日(土)13:00開演(12:30開場)~17:00終演予定

会場:慶應義塾三田キャンパス 南校舎ホール(東京都港区三田2-15-45)

参加費:無料※事前にお申込が必要です。

主催:慶應義塾大学言語文化研究所

共催:三田文學会

後援:慶應義塾大学出版会

お問い合わせ:慶應義塾大学出版会 営業部 Tel. 03-3451-6926

詳細・お申し込み:http://www.keio-up.co.jp/160924/

 

 

 

 

井筒俊彦全集完結記念講演会「未来に向けての井筒俊彦」
(2016年9月24日、慶應義塾三田キャンパス 南校舎ホールで開催)

【講演テーマ(予定)】

 

「意味論としての井筒・東洋哲学」

澤井 義次(天理大学人間学部長・宗教学科教授)

 

井筒俊彦先生はイスラーム思想ばかりでなく、東洋の哲学伝統を意味論的に「読む」ことによって、独自の「東洋哲学」を構想されました。講演では、井筒先生ご夫妻との思い出などにも触れながら、意味論としての井筒・東洋哲学とその構造について考えてみたいと思います。

 

 

 

「井筒俊彦の起源――『言語と呪術』をめぐって」

安藤 礼二(多摩美術大学美術学部准教授)

 

若き井筒俊彦は独創的な言語学の体系を築き上げた。西脇順三郎の詩学と折口信夫の古代学、さらには自身の哲学発生論(『神秘哲学』)、宗教発生論(『マホメット』)、文学発生論(『ロシア的人間』)の最も実り豊かな総合として、英文著作『言語と呪術』(1956年)のもつ可能性の諸相を論じたい。

 

 

 

「井筒俊彦と老荘思想」

中島 隆博(東京大学東洋文化研究所教授)

 

井筒俊彦はSufism and Taoism: A Comparative Study of Key Philosophical Conceptsや、『老子』の英訳からもわかるように、老荘思想をその比較思想研究の有力な参照項としていた。ここでは、鈴木大拙との関係にも触れながら、井筒にとっての老荘思想の意義が何であるのかを、神秘を軸に考察する。

 

 

 

「井筒俊彦の哲学的遺物――形而上学としての和歌」

若松 英輔(批評家)

 

最晩年、井筒俊彦は司馬遼太郎との対談で、ある時期、和歌における意味論の探究に本腰を入れて取り組もうとしたことがあったと語り、親友でもあった池田彌三郎には万葉集で取り上げられている「色」を視覚的に再現してみないかと共同研究を呼び掛けた。

井筒にとって和歌は、単に詩歌の一形式だったのではない。日本における哲学の源流であると感じられていた。井筒俊彦が行ったことではなく、彼が試みようとしながらも実現することができなかった、哲学的「遺物」をめぐって考えてみたいと思います。

 

 

 

【お問い合わせ先】

 

会社名 慶應義塾大学出版会株式会社 (Keio University Press Inc.)

代表取締役社長 古屋 正博

創 立 1947年(昭和22年)11月7日

所在地 〒108-8346 東京都港区三田二丁目19番30号

Tel 営業部販売課 03-3451-6926

FAX 営業部販売課 03-3451-3124

URL http://www.keio-up.co.jp/



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企業名 慶應義塾大学出版会株式会社
代表者名 依田 俊之
業種 新聞・出版・放送

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