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業界を代表して発信する責務

24時間365日、台本ナシの生放送。テレビショッピング業界の雄、ジュピターショップチャンネルで広報を担当する勝賀瀬鮎美さんは、番組の生放送スタジオやコールセンターなどの現場が大好き。メディアへの取材依頼にも自然と熱が入る。

10分で完売してしまった場合、残りの50分は臨機応変に


Q24時間放送ということは、夜中も売れているのでしょうか?


深夜0時からが一日のうちで一番売れる時間帯です。というのも、その時間にその日一番のおすすめ商品を、その日限りの特別価格で紹介しているからです。毎晩この時間帯にチャンネルを合わせることを習慣にしていただいているお客様が大勢いらっしゃいます。

当社は東京に250席、大阪に110席の自前のコールセンターを持っていて、電話回線は1,600回線ありますが、その時間帯は電話回線がパンク寸前まで込み合うくらいの注文が入ることも少なくありません。社内的にこの時間帯が一番活気づくので、深夜の密着取材など、テレビ番組の取材もよく入ります。

 

Q御社のテレビショッピングの特徴は?


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特徴的なのは、24時間365日生放送で、台本が一切ないことでしょうか。A4で2枚程度の商品特性をまとめたシートがあるだけです。商品数や割り当て時間は事前に決めていますが、売れ行きに合わせて臨機応変に変更していきます。家電製品などの場合は1アイテム、洋服などファッション商品の場合は1ラインを、1時間かけて紹介します。

生放送の現場は、セールスプロデューサーという責任者が売れ行きや在庫状況などを睨みながら取り仕切っています。例えば、1時間の割り当てがあったものの10分で完売してしまった場合、残りの50分は他の商品の紹介に切り替えるなど、臨機応変な対応が必要です。セールスプロデューサーが現場でその瞬間、瞬間のお客様の反応にあわせながら進行していく、これが「ショップチャンネル」の番組づくりの肝といえるでしょう。

 

 

業界ナンバーワンとして発信する


Q勝賀瀬さんの担当業務を教えてください


新聞や雑誌、テレビなどの取材対応を中心に広報業務全般を担当しています。取材内容としては、経済紙や業界紙から小売や通販の現状について聞かれるものや、一般紙や雑誌によるバイヤーやセールスプロデューサーへのインタビュー、深夜働く社員への密着ドキュメンタリーやバラエティなどのテレビ番組ロケもあります。

こちらから、メディアへ積極的に働きかけることもあります。新しい動きがある場合はPR会社にメディアへのコンタクトを依頼したり、その時のトレンドをまとめた切り口を、知り合いの記者に提案したり、先ほどお話したセールスプロデューサーなどのキーマンを人物ルポ的な番組に売り込んだり。

たとえば、「日本を見つけよう」という、日本の地域にフォーカスして、その地域の名産品を販売するとともに、その土地の文化や魅力も発信する当社の人気番組があるのですが、年に2回程度、その特別版で現地からの生中継を実施しています。

県知事や市長さんに出演いただくこともあるので、県庁や市役所の方とも相談して、現地の記者クラブにプレスリリースを配信したり、実際に現地に出張して記者を誘致したり。現場で取材対応に当たることで、地域ニュースとして取り上げてもらえるように働きかけています。今年10月には気仙沼から中継があったのですが、震災復興支援という切り口もあり、多くの媒体に取材・掲載していただくことができました。

 

Q勝賀瀬さんは住友商事からの出向と伺いましたが、ジュピターショップチャンネルに来て広報の違いは感じましたか?


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私は、住友商事に2002年に入社し、ずっとショップチャンネルをはじめとしたメディア事業の担当をしていました。2008年に広報部へ異動となり、その後、2011年から当社に出向しています。住友商事は、事業内容が広範に及び、総合商社のビジネスも一般の読者や視聴者には分かりにくいところがありますので、メディアからいつも注目してもらえるとは、言い難い側面があります。

一方、ショップチャンネルという立場だと、テレビショッピングや通販業界は成長市場で、世の中で利用者がどんどん増えている状況なので、業界紙や経済ニュースだけでなく、一般紙やテレビ、雑誌などでも取り上げていただく機会が多くあります。

特に当社は、テレビショッピング業界ではナンバーワン、通販業界全体でもトップクラスの位置にありますので、メディアの方から話を聞きにきて下さることも多く、常に新たな切り口での取材のご提案などもいただけるので、大変ありがたいことですし、対応するのも日々、面白いですね。

そういう位置にある会社として、業界全体についての課題や将来展望など、発信した内容が業界を代表していると受け取られてしまうこともあるので、その責任の重さもしっかり認識しなくてはならないと考えています。

 

 

一番大事なのは、会社のことが好きなこと


Q広報担当者に必要なスキルは何だとお考えですか?


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常に新聞やテレビのニュースをチェックするのは、最低限必要だと思います。当社では、キーワードを登録して関連する記事はすべて自動的にフィードで広報担当者に送られてくるように設定しています。また、『2ちゃんねる』やSNSなどの書き込みもチェックしています。気になる情報があったときはすぐに社内の関係者に展開・共有するようにしています。

新聞や雑誌は、漫然と目を通すのではなく、例えば当社ならどの媒体のどのコーナーに、どんな切り口で取り上げてもらえそうか、署名記事に留意して、この記者はどんなネタの話なら取り上げてくれそうか、といったことを意識しながらチェックしています。こちらが言いたいことしか書いていないリリースは振り向いてはもらえないですから。

 

Q広報としての心持ちについてはいかがですか?


会社のことが好きならば、「いい会社だから、もっとよく知ってほしい」と思うのではないでしょうか。「絶対に面白いから、取材に来て!」という感じです(笑)。事実、私もスタジオやコールセンターに取材同行するたびに楽しいと思っています。会社のことをあまり好きではなかったり、そもそもあまりよく知らない、ここは聞いてほしくない、といった思いを抱えながらメディアに対応するのは苦しいと思います。

 

 

世の中の動きをキャッチして社内に伝えることも広報の役割


Q広報担当として、これから取り組むべき課題を教えてください


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当社は短期間で急成長しましたので、以前は1つのビルの中にスタジオもコールセンターもバックオフィスも全て、おさまっていましたが、今は社員数が増えて拠点も分散し、全社としての一体感を持つことが、以前より難しくなってきていると感じます。今も成長が続いている会社ですので、各自の仕事も忙しく、目の前の仕事で手一杯になっていると、会社の全体像や、隣の部署の仕事内容などについて、改めて意識したり考えたりする時間がなかなか取れません。

そこで、全社の状況や経営陣の考えを伝えるべく、2012年の春にイントラネットを整備しました。まだ最低限のコンテンツを用意しただけですが、社内広報として今後充実させていきたいと思います。

 

 

 

Qどのようなコンテンツを掲載しているのですか?


11月に行われた創業記念セールにおける各部署の取り組みや、本イベントに関する本部長へのインタビュー記事などを掲載しました。最大で1日十数億円という売上を記録するこのイベント。毎年行っているのですが、各部署は半年から1年かけて準備するという社内の最大行事です。各部署それぞれの取り組みがつながって、大きなイベントの成功に結びついているのだ、ということを具体的に伝えることで、社内理解を深めるきっかけにしようと考えました。

また、広報には“会社の窓”という役割があると思います。常に記者と接しているので、こちらから発信していくだけでなく、世の中の動きを吸収して社内に伝えることも重要な業務だと思っています。

勝賀瀬 鮎美氏

企業名
ジュピターショップチャンネル株式会社
部署・役職
マーケティング部 PR&イベントグループ
設立
1996-11-22
所在地
東京都中央区新川1-14-1 国冠ビル
URL
http://www.shopch.jp/
プロフィール
2002年、住友商事入社。メディア事業本部で出資先のジュピターTV(現・ジュピターテレコム)の管理などを担当。その後広報部を経て、2011年ジュピターショップチャンネルに出向。

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