Windows 7は安全か?〜G Data
G Dataは、新OS Windowsについて、Vistaよりも利便性が増しましたものの、セキュリティが甘くなっていることに注意を促します。
快適性は向上するもセキュリティでは課題を残すWindows 7
G Data Software株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:Jag 山本)は、Windows 7の発売を受けて、製品のセキュリティ機能の検証を行った結果、Vistaと比べて快適性は増したものの、セキュリティ面においては、ほとんど注目すべき改良点がなかったことを報告します。
2009年10月22日に、Windows7が公式に発売開始となりました。快適性そして快速性においては、はっきりとVistaから向上していました。しかしながらセキュリティ面においては、特に新たに提供されたものは見出されませんでした。利便性を重視した結果、プロテクションについては不十分なままとなりました。
確かにVistaは、さまざまな保護機能を統合しました。その使い勝手は決して悪くはありません。しかし機能面においては課題がいくつか残っています。「Windows 7のセキュリティはVistaとほとんど変わりがありません。若干外見が良くなったくらいでしょうか」とG Dataセキュリティラボ所長のラルフ・ベンツミュラーは述べます。
「個人使用のユーザーにとって、Windows 7は、Vistaで確立された保護技術を、より使用しやすくした、と言えるでしょう。これは歓迎すべきことです。しかし、ユーザーアカウント制御(UAC)は、4つのレベルから選択するようになり、デフォルトが「プログラムがコンピュータに変更を加えようとする場合にのみ通知」となり危険性が増しました。また、ファイル名の拡張子が相変わらず表示されないことも問題です。ネット犯罪者たちはこれからも、アイコンの偽装や二重拡張子を使ってウイルスを無害なプログラムに見せかけることができてしまいます。もちろんいくつかの点においてはWindows 7は新たな保護機能を付加していますが、残念ながらVistaからの進歩はそれほどでもありません。」
*さらに詳細な分析を行ったホワイトペーパー(日本語版)は11月中旬頃に発行する予定です。
Windows 7のセキュリティ面の課題
(1)ユーザーアカウント制御(UAC): 新たなレベル設定は危険性を増大させるおそれがある
(2)Windows FirewallとWindows Defender: ユーザーに誤ったセキュリティ意識を植え付けかねない
(3)AppLockerとBitlocker: 有用な機能だが個人向けには搭載されていない
*バージョン別のWindows 7のセキュリティ機能
機能(用途) 搭載バージョン
EFS(ファイル暗号化) P/E/U
AppLocker(アプリケーション動作制御) E/U
Bitlocker(ドライブ暗号化) E/U
Bitlocker to go(リムーバブルメディア暗号化)E/U
UAC(ユーザーアカウント制御 ) S/HB/HP/P/E/U
Windows Defender(スパイウェア監視)S/HB/HP/P/E/U
Windows Firewall(不正アクセス防止)S/HB/HP/P/E/U
DEP(バッファ オーバーラン攻撃阻止)S/HB/HP/P/E/U
*S=Starter, HB=Home Basic, HP=Home Premium, P=Professional, E=Enterprise, U=Ultimate
*なお、2009年9月に発売いたしました弊社製品「G Data インターネットセキュリティ2010」「G Data アンチウイルス2010」「G Data インターネットセキュリティプラス2010」は、すべてWindows7対応済です。
ジーデータソフトウェアについて(G Data Software)
G Data Softwareは、1985年に創業したドイツのセキュリティソフト会社です。EUを中心に、コンシュマーならびに法人向け製品を展開しています。日本法人は2007年に設立しました。最大の特徴は、ダブルエンジンによる世界最高位のウイルス検出率です。また、新種や未知ウイルスへの防御、迷惑メールへの外国語フィルターなど、インターネットやメール環境を安全・快適にする機能を豊富に搭載しています。
*本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変更される可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をG Data Software株式会社が保証するものではありません。本リリースに記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。
*本リリースPDF、バージョン別のWindows 7のセキュリティ機能のEXCEL表等につきましては、下記にございます。どうぞご利用ください。
http://www.gdata.co.jp/press/Win7Security.zip
【本リリースに関する問合せ先】
G Data Software株式会社
101-0047 東京都千代田区内神田2-8-1冨高ビル3F
広報窓口: 瀧本往人
E-mail: gdata_japan_info@gdatasoftware.com
URL: http://www.gdata.co.jp/
G Data Software株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:Jag 山本)は、Windows 7の発売を受けて、製品のセキュリティ機能の検証を行った結果、Vistaと比べて快適性は増したものの、セキュリティ面においては、ほとんど注目すべき改良点がなかったことを報告します。
2009年10月22日に、Windows7が公式に発売開始となりました。快適性そして快速性においては、はっきりとVistaから向上していました。しかしながらセキュリティ面においては、特に新たに提供されたものは見出されませんでした。利便性を重視した結果、プロテクションについては不十分なままとなりました。
確かにVistaは、さまざまな保護機能を統合しました。その使い勝手は決して悪くはありません。しかし機能面においては課題がいくつか残っています。「Windows 7のセキュリティはVistaとほとんど変わりがありません。若干外見が良くなったくらいでしょうか」とG Dataセキュリティラボ所長のラルフ・ベンツミュラーは述べます。
「個人使用のユーザーにとって、Windows 7は、Vistaで確立された保護技術を、より使用しやすくした、と言えるでしょう。これは歓迎すべきことです。しかし、ユーザーアカウント制御(UAC)は、4つのレベルから選択するようになり、デフォルトが「プログラムがコンピュータに変更を加えようとする場合にのみ通知」となり危険性が増しました。また、ファイル名の拡張子が相変わらず表示されないことも問題です。ネット犯罪者たちはこれからも、アイコンの偽装や二重拡張子を使ってウイルスを無害なプログラムに見せかけることができてしまいます。もちろんいくつかの点においてはWindows 7は新たな保護機能を付加していますが、残念ながらVistaからの進歩はそれほどでもありません。」
*さらに詳細な分析を行ったホワイトペーパー(日本語版)は11月中旬頃に発行する予定です。
Windows 7のセキュリティ面の課題
(1)ユーザーアカウント制御(UAC): 新たなレベル設定は危険性を増大させるおそれがある
(2)Windows FirewallとWindows Defender: ユーザーに誤ったセキュリティ意識を植え付けかねない
(3)AppLockerとBitlocker: 有用な機能だが個人向けには搭載されていない
*バージョン別のWindows 7のセキュリティ機能
機能(用途) 搭載バージョン
EFS(ファイル暗号化) P/E/U
AppLocker(アプリケーション動作制御) E/U
Bitlocker(ドライブ暗号化) E/U
Bitlocker to go(リムーバブルメディア暗号化)E/U
UAC(ユーザーアカウント制御 ) S/HB/HP/P/E/U
Windows Defender(スパイウェア監視)S/HB/HP/P/E/U
Windows Firewall(不正アクセス防止)S/HB/HP/P/E/U
DEP(バッファ オーバーラン攻撃阻止)S/HB/HP/P/E/U
*S=Starter, HB=Home Basic, HP=Home Premium, P=Professional, E=Enterprise, U=Ultimate
*なお、2009年9月に発売いたしました弊社製品「G Data インターネットセキュリティ2010」「G Data アンチウイルス2010」「G Data インターネットセキュリティプラス2010」は、すべてWindows7対応済です。
ジーデータソフトウェアについて(G Data Software)
G Data Softwareは、1985年に創業したドイツのセキュリティソフト会社です。EUを中心に、コンシュマーならびに法人向け製品を展開しています。日本法人は2007年に設立しました。最大の特徴は、ダブルエンジンによる世界最高位のウイルス検出率です。また、新種や未知ウイルスへの防御、迷惑メールへの外国語フィルターなど、インターネットやメール環境を安全・快適にする機能を豊富に搭載しています。
*本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変更される可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をG Data Software株式会社が保証するものではありません。本リリースに記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。
*本リリースPDF、バージョン別のWindows 7のセキュリティ機能のEXCEL表等につきましては、下記にございます。どうぞご利用ください。
http://www.gdata.co.jp/press/Win7Security.zip
【本リリースに関する問合せ先】
G Data Software株式会社
101-0047 東京都千代田区内神田2-8-1冨高ビル3F
広報窓口: 瀧本往人
E-mail: gdata_japan_info@gdatasoftware.com
URL: http://www.gdata.co.jp/
企業情報
企業名 | G DATA Software株式会社 |
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代表者名 | Jag山本 |
業種 | 未選択 |
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