内々定保有65％超え、4人に1人が就活終了。大手志向は約7割で昨対大幅増＜2024年卒ブンナビ学生調査(2023年4月下旬)＞

株式会社文化放送キャリアパートナーズ（本社：東京都港区、社長：平田眞人）は、2024年卒業予定の学生を対象とした「2024年卒ブンナビ学生調査(2023年4月下旬実施)」の調査結果を発表しました。4/16-4/26で、220件の回答を得ました。概要は以下の通りです。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■内々定保有、65％超えと昨対比増

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「これまでもらった内々定の数はいくつか」に対し、「1社以上」65.9％(前回比+13.6pt)と、昨対比+6.8ptと増加。

▼これまでもらった内々定の数を教えてください。（択一）

【-6.8↓】  34.1%：０社
【+0.3↑】27.7%：１社
【+7.0↑】19.1%：２社
【+2.9↑】11.4%：３社
【-1.5↓】   2.7%：４社
【-1.9↓】   5.0%：５社以上
───────────────────────
【+0.1↑】 平均：1.4社 
※【】内は昨対比

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■就活終了は4人に1人超え。一方で「できれば現在の内定企業とは
　別企業に入社したい」昨対比増

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

昨対比+6.8ptと増加。現在の就活状況について「就職活動終了した」28.6％(前回比+7.4pt)と、4人に1人超が終了している状況に。一方「内々定した企業への入社意思」について、「できれば別の会社に入社したい」32.4％と、昨対比+9.2ptで大幅増加。約3人に1人が現在の内々定先以外を望む結果となった。

▼現在の就職活動状況を教えてください。（択一）

【-8.1↓】 35.0%：まだ内定をもらっていないので、就職活動継続
【+0.9↑】11.4%：現在の内定先は不満なので、就職活動を続ける
【+7.0↑】25.0%：現在の内定先に不満は無いが、就職活動を続ける
【+0.2↑】28.6%：就職活動終了した
※【】内は昨対比

▼すでに内々定をお持ちの方に質問です。内々定した企業への入社意思を教えてください。（択一）

【-5.9↓】  64.8%：入社したい
【+9.2↑】32.4%：できれば別の会社に
【-3.3↓】    2.8%：入社したくない
※【】内は昨対比

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■学生の大手志向、昨対比大幅増

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「あなたは就職先として大手企業にこだわるか」について、「大手しか考えていない」「できれば大手に就職したい」計69.6％(前回比+4.8pt)で、昨対比+16.9ptと大幅増加という結果に。
安定性や給与、福利厚生といった理由のほか、「周囲の目」や「理由がないからこそ、とりあえず大手」といった声も。

▼あなたは就職先として大手企業にこだわりますか。(択一) 

【+ 7.6↑】21.4%：大手企業しか考えていない
【+ 9.3↑】48.2%：できれば大手企業に就職したい
【-12.5↓】27.7%：企業規模は気にしない
【- 2.0↓】   2.3%：中小企業に就職したい
【- 2.5↓】   0.5%：ベンチャー企業に就職したい
※【】内は昨対比

▼上記の理由を教えてください。(自由記述)

《「大手しか考えていない」「できれば大手に就職したい」理由》

・大手は新卒の方が入りやすいため
・転職を考えたとき中小から大企業には行きづらいと社会人から聞いたため

・大手からベンチャーはいけるが、ベンチャーから大手は転職しづらいと聞いたことがあるため

・ワークライフバランスが取りやすい環境であること。
・安定感があり、年収も高い傾向にあるから。また、今後の転職を考えて、大きな仕事に関われることや知名度の部分が重要であると考えるから
・親を安心させたい
・理由がないからこそとりあえず大手の方が良い

・大手だからこそ、できることが大きく、挑戦の可能性が広がるから。
・迷ったとき、安定性や将来性、福利厚生などの観点から、大手のほうがより良い環境だと考えるから
・福利厚生が安定しているし、ローンを組む際にも審査に通りやすいから
・福利厚生の良さと世間体。また就職難易度の高さから優秀な学生が多く集まると考えられるから

・理由がないからこそとりあえず大手の方が良い
・周りからの目を気にしてしまっていて、なるべく周りが知っているような企業に行きたいと考えているから
・ネームバリューと給与面
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■就活スケジュールの目安・指針「あったほうがよい」75.0％

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「就活スケジュールの指針・目安のようなものはあったほうがよいと思うか」について、「はい」75.0％となった。

はいを選んだ理由として、「学業のスケジュールを調整しやすい」「活動時期の目安になる」「目安がないと、早期化に歯止めがかからず、学生生活に支障が出る」という声の一方、いいえを選んだ理由として「実態に合っていない」「守っている企業のほうが少ない」「通年採用にしてくれたほうが都合がよい」といった声も。

なお「採用情報解禁日(現行3月)は、いつ頃がよいと思うか」については、「～3年生・院1年生の12月」計35.0％、「～3年生・院1年生の2月」計53.2％となった。また「時期が固定されている必要はない」も11.8％に上った。

▼就活スケジュールの指針・目安(3月情報解禁・6月選考解禁等)のようなものはあったほうがよいと思いますか。(択一)

75.0%：はい
25.0%：いいえ

▼上記の理由を教えてください。(自由記述)

《「はい」を選んだ理由》

・学生が心構えしやすいから。
・基準より早く行動しようと意識できるから。

・学業のスケジュールを調整しやすい
・早ければ良いという風潮は、学業を阻害するため。

・活動時期の目安になる
・研究室の先輩など身近な人と同じスケジュールの方が、そのような人にアドバイスを求めやすいから。

・目安がないと、早期化に歯止めがかからず、学生生活に支障が出る
・大学1年生や2年生時点で就活させるのは良く無いから

 

《「いいえ」を選んだ理由》

・早くに面接を行っても6月まで宙ぶらりんの状態になってしまうため。

・実態に合っていない

・一括採用ではなく、アメリカのようにインターン経由の通年採用の方がいい気がしています
・守っている企業のほうが少ない

・企業と学生がマッチしてお互い了承を得たら内定すればいいと思ったから。優秀な学生を取ろうとして相互間でのレベルが上がると思う。
・通年採用にしてくれたほうが都合がよい

▼採用情報解禁日（現状は3月とされているもの）は、いつ頃が良いと思いますか。（択一）

17.7%：3年生・院1年生の9月以前
  5.5%：3年生・院1年生の10月
  1.8%：3年生・院1年生の11月
10.0%：3年生・院1年生の12月
12.3%：3年生・院1年生の1月
  5.9%：3年生・院1年生の2月
28.2%：3年生・院1年生の3月（現行通り）
  3.2%：4年生・院2年生の4月
  1.4%：4年生・院2年生の4月
  0.5%：4年生・院2年生の6月
  0.0%：4年生・院2年生の7月
  0.9%：4年生・院2年生の8月
  0.9%：4年生・院2年生の9月以降
11.8%：特に時期が固定されている必要はない・概念はいらない

▼「民間企業と公務員の両方を考えている」「公務員への就職しか考えていない」を選んだ方にお聞きします。活動にあたっての不安や困っていることを教えてください。(自由記述)

《「～3年生・院1年生の12月」の理由》

・インターンを採用選考に含めるのであれば、夏以前に解禁を行うべき
・早い方が適職を見つけやすい
・現実に即している
・研究が忙しくない時期だから

 

《「～3年生・院1年生の2月」の理由》
・学業が落ち着き始める時期であるから
・春休みで比較的時間があるから
・3年生のうちから進めておきたいから
・4月からまた新学期が始まってしまうから
・体感的に、平均的に1月の企業が多い印象だったから。残りの時間を大学院での研究に使うために早めに終わらせたいから

 

《「特に時期が固定されている必要はない」の理由》
・決めても企業が守らないので、意味がないと思う
・情報解禁日を定めたところで、それに則っている企業は少ないから
・実際の就活を通じて、特にそこを意識したことはなかったから

その他詳細については、 添付のPDFをご覧ください。 
─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・

トピックス以外の調査結果をご覧になりたい方は、
https://www.careerpartners.co.jp/type_laboratory_news/enquete/でご確認いただくか
弊社ホームページより資料請求ください。

─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・

■2024年卒ブンナビ学生アンケート調査概要
調査名 ：2023年4月下旬アンケート
調査対象 ：2024年春就職希望の「ブンナビ」会員大学生・大学院生
調査期間 ：開始:2023/4/16 ～ 終了:2023/4/26
調査方法 ：Webアンケート
有効回答数：220件

■本件に関するお問い合わせ先
企業名：株式会社文化放送キャリアパートナーズ
担当者：高野
Ｅmail：sjk@careerpartners.co.jp
ＵＲＬ：https://www.careerpartners.co.jp/contact/