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アンチレイシストとは、人種だけでなく、文化、ジェンダー、セクシュアリティなどの違いを平等に扱う人のこと。今読むべき「あらたな思考」を身につけるためのガイドブック

辰巳出版の翻訳書籍レーベル&books が6月22日に全米130万部ベストセラー『アンチレイシストであるためには』を発売する。TIME誌の〈2020年最も影響力のある100人〉に選出された、世界が注目する歴史学者による、世界に蔓延るレイシズム(人種主義)を解き明かすためのガイドブックであり、著者のメモワール。“アンチレイシスト”とは、人種だけでなく、民族、文化、階級、ジェンダー、セクシュアリティなどの違いを平等に扱う人のこと。制度としての“レイシズム”を変え“アンチレイシスト”として私たちがどのような態度をとり続けるべきかを、丁寧に、力強く訴える。国を超え多様化する現代社会に生きる私たちが、いま読むべき「あらたな思考」を身につけるためのガイドブック。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/4777827739

 

6月22日、辰巳出版の翻訳書レーベル&booksより全米130万部ベストセラー『アンチレイシストであるためには』が刊行される。

 

アンチレイシストとは、人種だけでなく、民族、文化、階級、ジェンダー、セクシュアリティなどの違いを平等に扱う人のこと。

 

TIME誌の〈2020年最も影響力のある100人〉に選出された世界が注目する歴史学者 イブラム・X・ケンディによる、レイシズム(人種主義)を解き明かすためのガイドブック。

2019年に刊行後、翌年のブラック・ライブズ・マター(BLM)運動を背景に関心を集め、ニューヨークタイムズベストセラー1位、米Amazonで第1位を獲得し、全米で130万部の大ベストセラーとなった。

 

 

イブラム氏は本書の中で「「人種的不公平」の原因は“人ではなくポリシーにある”」という。世界に蔓延るレイシズムの構造や本質をみずからの体験を織り交ぜながら解き明かし、制度としてのレイシズムを変え、“アンチレイシスト”としての態度をとりつづけることがその解決策だと訴える。

 

本書の大きな特徴は著者のメモワールでもあるということ。イブラム氏は、自身を含むほとんどの人のなかにレイシズム的な考え方が潜んでいることを指摘する。だからこそ“アンチレイシスト”であるためにはどのような態度をとりつづけるべきかを、自身の人生やアメリカの歴史を振り返りながらひとつひとつ定義し、考察していく。イブラム氏のアンチレイストであるための思考の旅を、読者がともに歩めるガイドブックである。

​​大阪なおみ選手も言及した「“アンチレイシスト”であること」

かねてよりBLM問題について積極的に発信している大阪なおみ選手は、2020年7月esquire USのインタビューで以下のように語っている。

 

「Black people have been fighting this oppression alone for so many years and progress has been fleeting at best. Being “not racist” is not enough. We have to be anti-racist.(黒人はただただ、この抑圧と何年もの間闘い続けていますが、進展があったとしてもほんの束の間のこと…。「人種差別主義者(not racist)ではない」ことだけでは、十分ではないのです。「反人種差別主義者(anti-racist)」であることが必要であり重要なことなのです。)」
――esquire US 「I Never Would've Imagined Writing This Two Years Ago」より引用 ※日本語訳は日本版esquireより引用

 

https://www.esquire.com/sports/a33022329/naomi-osaka-op-ed-george-floyd-protests/

ぼくたちはレイシストであるための方法を知っている。レイシストでないふりをする方法も知っている。だからいま、アンチレイシストであるための方法を学び始めよう

ケンディ(著者)は本書で、一方的に差別の悲惨さを訴えているのではない。レイシズムが深く浸透した社会では、自身をふくむほとんどの人の心にレイシズム的な考え方が潜んでいることを指摘し、アフリカ系アメリカ人として本来抑圧者であるはずの自分にも、過去にレイシスト的な言動があったと反省している。そして、レイシストの権力者たちがつくりだす「ポリシー(政策、制度、ルール)」を変えないかぎりレイシズムは解決できず、「わたしはレイシストではない」と発言する人は、一見消極的で無関心なだけの「非レイシスト」のように見えて、じつは仮面をかぶったレイシストなのだと厳しい目を向ける。そしてだからこそ、積極的に「アンチレイシスト」であろうとすべきだと呼びかける。

 

差別をなくそうとするさまざまな努力や運動によって、いまようやく差別的な考え方や発言(ヘイトスピーチ)は、暴力や犯罪と同様に、看過ごしてはならないものとされるようになってきた。言いかえれば、「アンチレイシストであろうとすること」は、世界のどこにいても、子供でも大人でも、学校でも家庭でも職場でも、どんな組織や集まりでも、すべての人が学び、身につけなければならない態度となってきているのだ。

アメリカの人種問題の歴史を紐解き、そのシステムを理解することは、社会に根ざす差別の本質を知る土台となる。この本が、日本で日常的に直面するさまざまな差別———人種によるものだけでなく、民族、ジェンダー、セクシャリティ、学歴や経済格差、年齢や病気や身体的特徴によるものなど―——について深く考え、改善していくための指針となることを、心より願っている。

(本書“あとがき”より抜粋)

 

 

『アンチレイシストであるためには』6月22日(火)より発売。

※Kindle版のみ先行販売中。

 

【書籍紹介】

『アンチレイシストであるためには』

著者:イブラム・X・ケンディ

訳者:児島 修

定価:2,420円(本体2,200円+税10%)

判型:四六判/384頁

  

【著者略歴】
イブラム・X・ケンディ(著者)

1982年、ニューヨーク市生まれ。歴史学者、作家。ボストン大学〈反人種主義研究・政策センター〉の創設者であり所長を務つとめる。アメリカの人種差別の歴史を描いた『はじめから烙印を押されて Stamped from the Beginning』は全米図書賞(2016年、ノンフィクション部門)を受賞。2020年、タイム誌の〈世界で最も影響力のある100人〉に選ばれた。絵本『アンチレイシスト・ベビー』(合同出版)も幅広い年齢の人々に読まれ注目されている。

 

【訳者略歴】

児島修(訳者)

英日翻訳者。1970年生まれ。立命館大学文学部卒。主な訳書に、パーキンス『DIE WITH ZERO』(ダイヤモンド社)、リトル『ハーバードの心理学講義』(大和書房)、フィネガン『バーバリアンデイズ』(エイアンドエフ)、ハミルトン、コイル『シークレット・レース:ツール・ド・フランスの知られざる内幕』(小学館文庫)などがある。

 

【会社概要】

(1)名称:辰巳出版株式会社

HP:http://www.tg-net.co.jp/

Facebookページ:https://www.facebook.com/tgnet.co.jp/

Twitter:https://twitter.com/tatsumi_group

(2)代表者: 代表取締役社長 廣瀬和二

(3)所在地:東京都新宿区新宿2丁目15番14号 辰巳ビル

(4)設立:昭和42年11月1日

(5)事業内容:雑誌・書籍・ムック・コミックス・デジタルコンテンツ・等のメディア事業

 

 



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企業情報

企業名 辰巳出版株式会社
代表者名 廣瀬 和二
業種 新聞・出版・放送

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