不織布マスクの特殊フィルターが、アメリカのパニック買い購入で不足へ。マスク供給が4月20日から一時ストップ
法人向けのマスク販売を手掛ける株式会社スリーズコム。多数のマスク輸入商社から仕入れて販売しておりますが、4月4日にアメリカが発表したマスク推奨の流れ。今、中国のマスク工場では、高機能のN95マスクの素材である「特殊フィルター」を買いあさり、通常の3倍需要までになっており、不織布マスクを使う際に使うフィルターが不足。4月20日以降、いったんマスク生産がストップする可能性が高まっております。
フランス10億枚。
ドイツ3億枚。
アメリカ「あるだけ買う」
という状況が、今の中国マスク工場の現場になっております。
コロナウイルス感染予防のため、世界的なマスク需要の不足懸念がありますが、アメリカや欧州が、とうとう一般人でも必要とされ、花粉症対策程度の効果でない、高機能マスク「N95タイプ」を指名買いしています。
こうした中、その素材として、日本でも広く販売している不織布三層マスクの素材に使われている中に入る1枚の特殊フィルタ-。この素材はN95マスクも同じように使われていますが、高機能とするため、「1枚ではなく3枚」を材料として使うため、世界的な不足に直面しましたことを報告します。
<中国の工場では1日1億枚生産可能だけど>
この特殊フィルターは、1日に中国国内全体で1日1億枚生産が可能とされておりますが、アメリカ・フランス・ドイツが買いあさりをしている現状で、4月18日までのマスク生産予定は安全に出ているが、4月20日以降は、フィルター不足のため生産出来ないと判断されたようだ。20億枚分を購入のため必要なら、20日間、安い不織布マスクが供給されない事を意味します。
このため、5月上旬まで、増産出来ない場合は、今までの「生産マスク余り」から一転、ドラックストアーなどと同じ「国際的なマスク不足」が法人側でも起こる可能性があります。
<日々変わるマスク不足とマスク余り>
つい1週間前までは、マスク工場の生産余りが発生し、在庫はあるのに全く売れない日が続きましたが、特殊フィルターの買いあさりという「国際競争」の流れに、とうとう日本向けの2流不織布マスクも影響を受けるようになりました。
今の注文を受けている不織布三層マスクは問題ないのですが、新規の場合については「未定」となる可能性があるため、継続的にマスクを購入したい購買担当者は注意が必要です。
【スリーズコムとは】
埼玉県川越市で2001年に創業。企業向けのネット通販で、周年記念品や卒業記念品などを販売。専門店「記念品ストアー」にて販売中。従業員3人の零細企業。
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企業情報
企業名 | 株式会社スリーズコム |
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代表者名 | 角田和司 |
業種 | ネットサービス |
コラム
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