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広告PR・映像化・炎上商法……。私たち読者は「目立つ本」を探していません。「良い本」と出会いたいのです。

この度、読者が運営する、読者のための文学賞を創立するプロジェクトが立ち上がりました。出版不況のなか、発刊される冊数は増大し、今では7万冊近い本が年間で出版されています。膨大な選択肢を前に、私たち読者は呆然としています。どうしても目立つ本に手が伸びてしまいます。けれど、探しているのは常に「良い本」です。「目立つ本」ではありません。書店の減少・均一化や出版社PRの炎上など出版業界で様々な問題が叫ばれるなか、当たり前の「良いものを求める読者の声」を今一度届けたい。そうした想いでネットで構想された文学賞を実現するために活動をしています。

はじめまして。現在、「読者による文学賞」を創立するために活動をしている末祐一郎と申します。この文学賞はネットで構想を呟いたところ6万回以上表示され、本格的に始動することになったプロジェクトです。

 

詳しい内容につきましては添付の資料や、こちらの動画を御覧ください。


❏活動の背景

出版不況と言われてから短くない時間が過ぎました。年々書店の数は減り、今ではピークの半分の数しかありません。しかし、そんな書店の数と反比例して、発売される書籍の数は増えました。今では年間7万冊以上の本が出版されています。


 

これだけ大量の本を、少なくなった書店に置いてもらうためいは、きっと工夫が必要なのでしょう。文学賞が乱立するようになり、遂には炎上商法という手法まで出現しました。

 

 

❏活動の動機

このような現状の中で「読者が運営する文学賞」を決意したのは、一冊の本が契機です。アルゴリズムについて論じられた本で、昨今、ベストセラーになれるかはネットショップのアルゴリズムによって生み出される表示順位やオススメ表示で大きく影響されると書かれていました。
 

この話は、私にとって、とても身近な問題です。もともと私は有名求人サイトの会社で働いていました。そして、人材業界でも似たような問題を目にしています。

 

「自分らしく働ける場所」を探している転職者の目に触れるのは、「求人広告の予算を使う企業」です。しかし、転職者は「お金を使った企業」を探している訳ではありません。

幸いこうした人材業界の流れのなかで、勤めていた会社はなんとかマッチングを第一に考えた活動をしていましたが、それでもビジネスの料金体系上、変えづらい部分はどうしてもあります。


ビジネスとして料金とサービスの質が比例するのは当たり前のことではありますが、ユーザー観点から見たとき、もっと優れた方法はないのだろうか、という疑問は常にありました。

 

今、同じような「消費者」と「生産者」のギャップが出版業界でも生まれているのではないでしょうか。そして、この流れは衰える雰囲気を感じられません。


もちろん売上重視が悪いこととは思いません。ただ、行き過ぎた売上至上主義が文化に及ぼす影響には恐ろしさを感じます。

 

自分が本を他人に勧めるとき「何万部、売れた本だから」と勧めたことはありません。

「面白い本だから」「感動した本だから」「役立つ本だから」と人に伝えていきます。

 

キャッチーな本は、目を引いて購入はするかもしれません。でも、人生に寄り添ってくれる一冊は案外、地味だけど心に突き刺さるような本だったりするのです。

 

❏文学賞が目指すもの

7万冊も出版されている現在では、広告費をもらう作品は極わずかでしょう。けれど、広告費の多寡と自分の満足度が必ずしも一致するとは思いません。

 

埋もれてしまった作品を「読者の集合知」を利用して発掘したいのです。

目の届かないところに隠れた作品が存在する。そうした実績を示すことができれば、きっと受け手は少しずつ本の探し方が変わっていきます。

 

そして「良いものに自然と注目が集まる業界」になれば、少しずつ出版業界の在り方も変わってくると思うのです。

 

勿論、一つの文学賞で全てが変わるなんて甘いことは考えていません。

 

けれど、「読者が声をあげる」。この一歩が次の一歩に繋がると信じています。

 

❏最後に

文学賞の発表は世界読書デーである4月23日を目指しています。

選考委員も少しずつ集まり始め、現在、文学賞の注目度を高めるためと運営資金を得るためにCAMPFIRE様で掲載を控えています。

 

もし僅かでもこの取組み価値を感じていただけましたら、何卒報道のお力でお一人でも多くの方に情報を届けるお力添えをいただけないでしょうか。


何卒よろしくお願いいたします。

 

 

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CAMPFIREについて

 

株式会社CAMPFIREはあらゆるファイナンスニーズに応えるべく、“資金調達の民主化” をミッションに、個人やクリエイター、企業、NPO、大学、地方自治体など、様々な挑戦を後押ししております。2011年サービス開始の国内最大級の購入型クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」をはじめ、地域特化型の「FAAVO」、融資型の「CAMPFIRE Owners」 などを運営しています。

 

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企業名 末祐一郎
代表者名 末祐一郎
業種 新聞・出版・放送

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