佐賀で「第2回放送局アプリ情報交換会」開催　～南海放送アプリのライセンス活用８局が一堂に会し、運用や課題を共有～

　南海放送が独自に開発した「南海放送アプリ」は2015年2月にリリースされ、これまでに6万を超えるダウンロードを獲得している。地域に特化した天気やニュースを随時配信する一方、ラジオやテレビ番組へのプレゼント応募やメッセージ投稿を簡便にすることにより、スマートフォンを使って地域と双方向につながることを目的としている。昨年夏の西日本豪雨など有事の際には、利用者から被災地からの動画や写真を受け、貴重な情報収集ツールとしても活用されている。さらに、南海放送をはじめ８局では、アプリの中でアーカイブ配信やオリジナル番組の配信、番組に連動したクーポン企画など放送と通信を融合させた様々な取り組みを進めている。
　南海放送は、ネットワーク系列を超えて全国の放送局に「南海放送アプリ」のライセンスを提供し、現在、株式会社テレビ大分や青森放送株式会社など８局が使用している。

　2回目となる今回の情報交換会は、南海放送がテレビ大分に次いで全国2番目にライセンス提供したサガテレビを会場に開かれるもので、各局がアプリを使って独自に取り組んでいる放送や営業に関する情報の共有に加え、新たなデジタルツールの共同開発や展開に向けて、意見交換や交流を進めることにしている。