産経新聞が大きく紹介――話題の最新刊『対中外交の蹉跌』(片山和之著、日本僑報社)

【日本僑報社発】日本僑報社の話題の最新刊『対中外交の蹉跌―上海と日本人外交官―』と著者の片山和之氏(在上海総領事)が、産経新聞(9月3日付)読書面の「聞きたい。」欄で大きく紹介された。

産経新聞が大きく紹介――話題の最新刊『対中外交の蹉跌』

 

【日本僑報社発】日本僑報社の話題の最新刊『対中外交の蹉跌―上海と日本人外交官―』と著者の片山和之氏(在上海総領事)が、産経新聞(9月3日付)読書面の「聞きたい。」欄で大きく紹介された。

上海支局長の河崎真澄氏が「上海総領事による異色の考察」と題して詳しく伝えた。

 

それによると「戦前、日本の外交官はなぜ対中外交で軍部に翻弄され、取り返しのつかぬ事態を招いてしまったのか。その『蹉跌(さてつ)』の教訓から、現代人は何を学ぶべきか」として、片山氏が述べる「軍に異を唱えることが難しい空気が外交官をも包み、中国での情報収集力でも軍部に大きく差をつけられた」「中国をめぐって米国と決定的に対立したことが、日本外交にとって致命的だった」という指摘を紹介。

 

その上で、片山氏が本書でひいた「(かつての)日本の“中国通”には、中国が“他者”(似て非なる相手)という認識が欠けていた」(評論家の江藤淳氏)という言葉について触れ、「このことは現代日本の対中姿勢にもあてはまる。片山氏は、『情緒的な関係から、相互互恵の戦略的関係を構築していくべき時代になった』と論じている」と紹介した。

 

* 産経新聞ウェブサイト

「【聞きたい。】片山和之さん 『対中外交の蹉跌 上海と日本人外交官』 上海総領事による異色の考察」(9月3日付)

http://www.sankei.com/life/news/170903/lif1709030013-n1.html

 

【内容紹介】

戦前期上海は、総領事館とともに公使館・大使館事務所が設置され、日本の対中外交上の一大拠点であった。当時の文官エリートであった日本人外交官は、なぜ中国との関係を外交的にマネージすることができず、陸軍に代表される武官エリートに翻弄され、あるいは時として同調することによって、明治の開国以来、近代日本が血と汗をもって営々と築き上げて来た遺産を崩壊させてしまったのか。上海で活躍した代表的な外交官の足跡を辿ることにより、彼らが果たした役割と限界、そして対中外交の蹉跌の背景と、現代の日中関係に通じる教訓と視座を提示する。

 

 

【目次】

・第一章:私と中国、そして上海

・第二章:上海租界の発展と日本

・第三章:戦前期上海と日本人外交官

・第四章:最近の上海と日本

・第五章:今後の日本外交と中国

外務大臣・中国大使(公使)・上海総領事歴任表

その他の在中国公館長歴任表(戦後)

 

【著者略歴】

片山和之(かたやまかずゆき)在上海日本国総領事。1960年、広島県福山市生まれ。1983年、京都大学法学部を卒業し、外務省入省。香港中文大学、北京語言学院(現北京語言大学)、北京大学、スタンフォード大学に留学し、1987年、ハーバード大学大学院修士号取得(MA地域研究)、2011年、マラヤ大学大学院博士号取得(PhD国際関係論)。外務省アジア局中国課首席事務官、内閣官房副長官(事務)秘書官(橋本内閣)、在中国日本国大使館一等書記官、在米国日本国大使館参事官、外務省経済局国際エネルギー課長、大臣官房広報文化交流部文化交流課長、在マレーシア日本国大使館公使(次席)、在中国日本国大使館公使(経済部長)、在ベルギー日本国大使館公使(次席)、2013年、在デトロイト日本国総領事、2015年、在上海日本国総領事。著書に「ワシントンから眺めた中国」(東京図書出版会2003)、「CHINA'SRISE AND JAPAN'S MALAYSIA POLICY」(Universityof Malaya Press 2013)。日本国際政治学会会員。



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