第5回ハラール調理師認定講座(1日コース・大阪)を開催- インバウンドで急増するムスリム観光客をおもてなしする為に正しいハラールの知識を習得しませんか? -

インバウンドで急増するムスリム観光客を迎える為に正しいハラールの知識を習得して、ハラール料理でおもてなしすることを目的とした「ハラール調理師認定講座」普及を手掛ける日本料理国際化協会は、第5回ハラール調理師認定講座(1日コース・大阪)を、2016年10月19日(水)11時〜16時に大阪ガス ハグミュージアム(大阪・千代崎)にて開催します。

【イベントの内容】

イスラム教徒が訪日しても食べるものがない!

インバウド政策によって、アメリカ、ヨーロッパそれに中国・台湾・タイなど多くの国の観光客が日本にやって来るようになり、観光地や街はそれらの人が溢れ、賑わいを見せています。大阪もユニバーサルスタジオや大阪城はもとより、道頓堀や心斎橋・難波・日本橋は特にアジア圏の人達が目立つようになり、ショッピングやグルメを満喫している姿が見られます。

各国の人が日本の魅力を楽しんでいる一方で、楽しみたくても楽しめないという人達もいます。マレーシア、インドネシア、ドバイ、サウジアラビアなどイスラム教徒が多い地域がそれにあたり、彼らは宗教上の理由から日本での食事が満足にできず、訪日をためらっているようです。

イスラム教徒が多く住むマレーシアを中心としたアジア圏や中東圏の人達が日本伝統の和食に興味がないかというと、そうではなく、訪日するムスリム(イスラム教徒)は、ヘルシーで美味しいと伝えられる日本料理を食べてみたいとの思いが強いそうです。

しかし、ここで出て来るのが、ハラールの壁。彼らは宗教上理由から豚や酒を食することを禁じられており、それらに対応できる飲食店、殊に和食料理は決して多くない状況なのです。国際化を掲げ、2020年に東京オリンピックを控えた日本では、今後、数多く訪れるムスリムをもてなすためにもその対応が急務だと考えられます。

 

現行の日本料理の壁になっているハラールとは・・・

ハラールとは、イスラム教で認められたもの、合法的なもののことを指します。つまり、ハラールを日本語に訳すと合法的という意味となり、イスラム法で禁じられた食品や加工、調理がされていないものなら、食べてもいいというサインなのです。

イスラム教で強く禁じられているのは、豚肉を食べてはいけないこと。そしてアルコールを飲んではいけないこと。素材だけに及ぶのではなく、豚やアルコール由来の成分を含む食品も入り、これを含むと禁じられたものの範疇はかなり広くなってしまいます。例えば、醤油や味噌でも一見、アルコールを含んでないように思えますが、実は製造の最終工程でアルコールで締めているものが多く、それらは自ずとハラーム(イスラム教で禁じたもの)とみなされてしまいます。

日本料理でいえば、彼らが口にできない酒は重要な調味料となり、みりんが使えないばかりか、料理酒で深みを持たせたり、煮切り酒なる調理法も否定しなければなりません。これでは、なかなかムスリムを受け入れるといっても難しいのが現状です。

 

まずは料理人がハラールの知識を持つこと

日本は仏教徒が多く、キリスト教やユダヤ教の知識も少ないはずなのに、ましてやイスラム教となると、その理解度はかなり低いと思われます。残念ながら、本邦において身近ではないハラールを理解していくことが、ムスリムの人達への対応であり、ひいてはハラール日本料理普及への第一歩であるのです。

先ほど色んな調味料にも酒由来、豚由来のものが使われていると書きましたが、メーカーによっては初めからそれを目的に製造されている、いわゆるハラール食品があり、それらを使用すれば対応可能になります。それ以外でもラベルにラード、ゼラチン、酵母エキス、遺伝子組み換え大豆、醸造用アルコールなどが記されていなければ、それを用いて調理することもできます。但し、合成着色料などの化学系食品添加物についても乳化剤が含まれていることもあるので、よく吟味して使用しなければならないようです。

ハラール認証商品ならそんな心配はないのですが、困ったことにこの多くは海外で製造・流通されているのが大半で、日本製品だからといって本邦では手に入りにくいのです。こんな状況下でハラール和食をといってもなかなか踏み出せず、それが彼らムスリムの受け入れを阻んでいるといえるでしょう。

 

そこで、日本料理国際化協会では、このような状況を打破する為に、「ハラールとは何か?」「それを踏まえた上で、日本料理をどうやって拵えていくか?」「そしてムスリムの方たちに「また日本に訪れてみたい」という気持ちで帰っていただく為に、我々料理人がどう取り組めばいいのか?」を1日で正しくレクチャーする講座を設けました。これにより、日本料理(和食)が世界へ発信していく文化遺産として益々発展していくことを祈念してやみません。

 

【目的】

・急増する訪日イスラム教徒に対し、ハラールに配慮された日本料理を正しく提供できる知識と技能をもった調理師を育成する。

【特徴】

・料理人を対象とした認定制度としては、国内唯一。

・全国日本調理技能士会連合会の調理師指導の一環として、ハラール教育に本格的に取り組む。

・マレーシア政府のハラール認証機関JAKIMによる承認を受けた、日本国内では2つしかない認証団体NPO法人日本ハラール協会の選任講師によるハラール知識の講義を提供。

【認定のメリット】

・ハラールの知識を携えた調理師は、本邦だけでなく海外の日本料理店でハラール日本料理の提供が容易となる。

・特に2020東京五輪に向けて急増する訪日外国人のおもてなしにおいてハラールの知識が存分に活かせる。

・国内外のハラール食材・調味料および飲食業界における最新情報が入手できる。

【講習内容】

<講義編>

・「食」をとりまくハラール化についての概論

・食材や調味料、キッチン、調理道具等、ハラール化に関する学習

・調味料に含まれる主な添加物についての学習

・ハラール認証を受けた食材の調達や使い方に関する注意事項 等

<実習編>

・日本料理のハラール化の技能習得

・日本料理のハラール化における献立の考え方

・献立の立て方に係る注意点

・アルコール含有調味料の回避と工夫 ~醤油・味噌・酢・みりん~

・ハラール認証調味料と一般調味料の比較と工夫

・実食による味の確認 等

<こんな要望・悩みを抱えている方>

1:ムスリム観光客を迎えるホテル等宿泊施設の調理責任者

2:これからインバウンド対策を考えている飲食店経営者あるいは調理師

3:ムスリム雇用を検討中の企業の給食施設の担当者

【開催概要】

イベント名:第5回ハラール調理師認定講座(1日コース大阪開催)

日時:2016年10月19日(水)10時30分(受付開始)〜16時終了予定

会場:大阪ガス ハグミュージアム(大阪・千代崎)

対象:調理師免許を有する方※

※調理師の方でなくても受講可能ですが、認定証は発行できかねますことを予めご了承ください。

ハラール日本料理の実施例(松花堂風に)

定員:80名

参加費:22,000円(税込)

詳細ページ:http://www.japancuisine.org/html/halal_schedule.html

お申込み方法:日本料理国際化協会のWEBサイトに申込みフォームがございますので、そこからお申し込みください。http://japancuisine.org/html/entry_halal.html

 

【日本料理国際化協会について】

〒542-0081 大阪市中央区南船場4丁目12-22 心斎橋東栄ビル3F

理事長:田中愛子 副理事長:室田大祐 理事:レモン史視 

設立:2015年5月1日

Tel:06-6241-3299

E-MAIL:info@japancuisine.org

URL:http://www.japancuisine.org

事業内容:ハラール調理師認定講座普及

 



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企業情報

企業名 日本料理国際化協会
代表者名 末本庄一
業種 国・自治体・公共機関

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