日本僑報社『中国名記者列伝』の序を配信

9月2日、日本僑報社は最新刊である中国名記者列伝(第一巻)の序文を配信した。執筆したのは元中華人民共和国国家新聞出版広電総局新聞出版総署署長柳斌傑氏と中国新聞文化促進会理事会理事長の李東東氏。

日本僑報社『中国名記者列伝』の序を配信

9月2日、日本僑報社は最新刊である中国名記者列伝(第一巻)の序文を配信した。執筆したのは元中華人民共和国国家新聞出版広電総局新聞出版総署署長柳斌傑氏と中国新聞文化促進会理事会理事長の李東東氏。

「正義を貫き、その文章を歴史に刻み込んだ先人たち」

……『中国名記者列伝』の主役は、まさに中国の近現代のニュース報道に携わったジャーナリストたちだ。そして、彼らが時代のため、そして人民のために発した声や報道、その輝かしい足跡と業績を示し、彼らこそが歴史を押し進めた本流だったことを明らかにする。

(中略)

『中国名記者列伝』は、幾千幾万の記者たちの中から、とりわけ特徴的で象徴的な400人を選りすぐり、その生涯を紹介した。本書に収録した著名な記者たちは、すべて中国近現代における傑出したジャーナリストの代表だ。

彼らの活躍は150年間にわたる。つまり、1874年創刊の『循環日報』における中国初の政治評論家・王韜(おうとう)や、西洋の学問を中国に浸透させる西学東漸運動の先駆者・厳復(げんふく)、近代の世論をリードした梁啓超(りょうけいちょう)に始まり、五・四運動の総司令官・陳独秀(ちんどくしゅう)、「鉄肩辣手(辣腕家)」といわれた邵飄萍(しょうひょうへい)、党の新聞・雑誌の開拓者・瞿秋白(くしゅうはく)、鄒韜奮(すうとうふん)や範長江(はんちょうこう)にいたるまで……彼らの心の中には、優秀なジャーナリストとして追求する理想や道徳資質、それに社会的責任感や歴史的な使命感が溢れていた。

彼らの中には、民を啓発するために声をあげた者もいるし、闇社会を暴露することで怒りをあらわにした者もいる。また希望を求めて強く呼びかけた者や、正義を守るために声を上げた者もいる。彼らが命がけで追い求めた精神とは、鄒韜奮のいう「完璧な公正無私と社会に奉仕する精神」に他ならない。それはまた、民族の独立、豊かで強い国づくり、社会の進歩、そして民衆の幸福のために絶えず奮闘する精神でもある。

そのような精神や品格は、疑うまでもなく、今日のジャーナリストが受け継いで発揮すべき貴重な財産であり、若い世代の記者が必ずや学ぶべき模範といえる。また、社会全体が奮い立ち、新たな創造につながるよう激励するための重要な力の源泉でもある。

(中略)

過去を振り返れば、波乱万丈の道のりだった。しかし、未来を展望すれば前途は明るい。まさにそのような時に、我々は『中国名記者列伝』を編集出版し、過去百年あまりの優秀な記者の責任と任務、それに業績と精神を示すことにした。先人たちの報道に対する経験と価値を総括するのは、ただ単に、先輩記者を追悼し、記念するためだけではない。今日の記者たちが、先人の足跡をたどることで、さらに発奮して実績を積み上げ、一生懸命前進し、今の我々のこの時代においても、その名に恥じない優秀なジャーナリストをめざして努力するよう導き、激励するためでもあるのだ。

『中国名記者列伝』 http://duan.jp/item/224.html



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企業名 日本僑報社
代表者名 段躍中
業種 新聞・出版・放送

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