【就職活動アンケート調査】学生の企業選びにおける「福利厚生・制度」で重視するのは、家庭崩壊を招かないためのサポートの充実。育児休暇制度、有休消化率、住宅手当等。

人材採用コンサルティング会社、株式会社ジョブウェブは、2016年3月2日~3月6日に、2017年度卒業予定の学生を対象に就職活動に関する調査を行い「企業選びで“福利厚生とその制度”の重要性」について尋ね、101名の回答を得ました。最重要視する を10点として、最も当てはまる点数を尋ねたところ、平均7.3点という結果に。その理由として「長く働きたいと考えた時に、女性で結婚・出産も考えているので、福利厚生が充実していないと戻ってこれないから。(10点)」「その企業が、従業員をどれだけ大切にしているのかという、1つの指標となるから。(8点)」とのコメント。重視する福利厚生の制度とその評価基準として「男性の育児休暇をどう捉えているか」「有給消化率。連続休暇がどれくらいとれるか。残業代は出るか。転職サイトやOBOG訪問を通して確認します。」等のコメントが寄せられました。

就職活動サイト「ジョブウェブ」は、2016年3月2日~3月6日に2017年度卒業予定の学生を対象に就職活動に関する調査を行い、「企業選びで”福利厚生などの制度”の重要性」について尋ね、101名の回答を得ました。以下、結果をご報告します。

 

■企業選びにおける「福利厚生などの制度」の重要性は?

 

【質問】

あなたが、企業を選ぶ際に「福利厚生などの制度」をどの程度重視されているでしょうか? 最重要視している場合を10点とし、まったく重視していない場合を1点とした際に、何点となるか?最も当てはまる点数を選択ください。

【回答】

平均:7.3点

 

■「福利厚生などの制度」を重視する理由は?

 

【質問】

そのような点数をつける理由を可能な範囲で具体的にご記入下さい。

 

【回答(一部抜粋)】

7~10点を選んだ学生のコメント

・金銭的に苦労しているので、仕事内容や自分の成長云々といった自分次第で振れ幅が変わってくるものよりも、実際の収入如何を重要視しています。(10点)

 

・長く働きたいと考えた時に、女性で結婚・出産も考えているので、福利厚生が充実していないと戻ってこれないから。(10点)

 

・企業を選ぶ上で、個人的に一番重視するのは、仕事内容が楽しそうかどうかですが、それと同じくらい気になるのが福利厚生です。仕事に追われて仕事自体が嫌いにならないように、あるいはONとOFFを切り替えて仕事に集中できるようにするために、十分な休暇が必要と考えるからです。また、プライベートな悩みから仕事がうまくいかなくなった、という話もしばしば耳にするので、クラブ活動や旅行などを通して社員同士の交流を深められる機会や、家庭環境が崩壊しないような家族へのサポートも企業には期待したいです。(9点)

 

・働く社員の会社に対する満足度を高めなければ、その会社に貢献するために働きたいと思わないだろうから。(9点)

 

・よく巷で最近、ブラック企業が増えている。離職率が高くなっているなど話題になっている。それは労働環境が本質的に原因である。顧客を満足させる以前に自分が満たされていなければ心からの接客、対応はできないと思う。従業員が満たされていれば個人としてはもちろん組織全体の効率性、利益率の上昇にも繋がると考える。(8点)

 

・その企業が、従業員をどれだけ大切にしているのかという、1つの指標となるから。(8点)

 

・仕事を長く続けていく上で、福利厚生の制度は重要だから。また、福利厚生制度の充実はその企業の力を反映したものだと思う。(8点)

 

・仕事内容が大事だとは思うがそれを支えるのが福利厚生などの制度であると考える。 仕事内容がとても魅力的でもその場所で働くモチベーションになりえるとは限らない。 人はモチベーションの高いときは良い面を見がちだが一度モチベーションが下がると悪い面に目が行ってしまうと思う。 ずっと辞めずにその会社での専門性や信頼を築くためにはある程度の福利厚生がないと良いモチベーションで働けないと思います。(8点)

 

・私は女性であるため、産休、育休、短時間勤務が可能な期間などをある程度重視します。あまり視野に入れていなかった企業でも、子育てがしやすい環境を整えてくれそうな会社だと知り、興味を持つようになったことも何度かあります。ただし、自分のやりたい仕事や社風がすごく合う会社で福利厚生が他社に比べて少し物足りなかったとしたら、福利厚生の面については妥協する可能性もあると考えたため、8という点数をつけました。(8点)

 

・仕事一筋に打ち込めるほど、仕事に没頭できることは素晴らしいことです。しかし、やはり人間には休息が必要ですし、家族ができれば仕事以外の時間を作らなければ上手く家庭が成り立たないでしょう。特に女性はそうです。育児や介護との両立が求められることが、多々あると予測されます。そのためにも、福利厚生を重視するため、8点としました。(8点)

 

・なんだかんだ福利厚生は大切。自分の人生なのだから。(8点)

 

・やりたい仕事ならば福利厚生がしっかりしていなくても仕事自体を楽しめるため私にとってはあまり重要ではない。しかし、制度が不十分すぎるのも過労などにつながる可能性があるため、少しは大切だと思う。(7点)

 

・育児休暇などの制度があっても利用できる雰囲気ではなかったために転職をしたという人の話をきき、結婚や出産後も長く働くためには育児や出産時の制度を確認する必要があると感じたからです。また、既に働いている友人が残業手当が出ないことを嘆き、福利厚生をもっとしっかり確認しておけばよかったと後悔している話をきいたため、重要だと思っています。(7点)

 

・会社に依存するつもりはありませんが、福利厚生を充実させることができる企業はそれだけ経営に余裕があるということだと考えるので、充実した制度があるに越したことはないと思います。 ただ、制度が「充実」しているのと、制度が「使える」というのは別のことだと思うので、使えるかどうかが重要だとおもいます。 福利厚生よりも、事業内容や社風、社員が自分と合うかどうかの方が大事だと思うので、7点にしました。(7点)

 

・私は仕事内容を最も重視しておりますので、福利厚生はそこまで気にしません。しかし住宅手当など、最低限のものは含まれていてほしいです。(7点)

 

4~6点を選んだ学生のコメント

・靄を食べて生きることはできないので、ある程度福利厚生などは重視している。(6点)

 

・有給制度などある程度整っていてほしい。しかしすごく重視するほどではない。仕事内容などの方が重要。あまりに福利厚生がひどい場合は入社を考え直すかもしれない。(6点)

 

・福利厚生の充実度合は生活の負担に直結するため。給与が低かったとしても、福利厚生でカバーできるなら実質給与は高くなる。 ただし、給与に比べて会社の方針で変動しやすい印象もある。(6点)

 

・福利厚生と給料とのバランスが問題である。単純に福利厚生だけでは決められない。福利厚生だけでは生きていけないので給料の高さが重要である。1.福利厚生がよい場合は支出が減り,自由にできるお金が多くなることがある。 2.逆に福利厚生がよくない場合は,その分だけ給料が高い場合が多く,自由にできるお金が多くなることがある。(5点)

 

・私が企業を選ぶ際に、最も重要視する部分は、その会社の行っている事が自分のやりたいことであるのか。そして、その事により社会に貢献出来ているのかという事なので、福利厚生を最重要視しているわけではありません。しかし、人生を歩んで行く中で、福利厚生が手厚いというのは非常に魅力的ではあります。全く福利厚生がないというのもどうかとは思いますので、中間の5点をつけました。(5点)

 

・まったく整っていなければそれは困るものの、必要最低限の保証がされているなら問題ないと感じるから。そんなに福利厚生に重きをおいて考えると、働きたい場所・企業なんてなくなると思うから。(5点)

 

・産休育休がないために育児に集中できないと、家庭が崩壊する可能性がある。また休みが少ないと、自分の時間が持てず、精神的に辛くなる可能性がある。 日常生活が狂ってしまうと仕事どころではなくなる。そのため、最低限の福利厚生は求める。(5点)

 

・福利厚生が充実しているに越したことはないが、実際それを使うことができる環境にあるかどうかわからないため。それよりは社風や業務内容をしっかりと確認し、自分に合うかどうかを見極めるほうが重要だと考えるから。(4点)

 

・福利厚生は見えない給料と言われるほど大切なものであると考える。しかしながら、私が企業に属して働く理由はお金を手に入れるというもの以上に、社会人としての存在価値を持つ。といったことの方が大切だと考える。なので福利厚生は企業を選ぶ際、5以下ということになった。(4点)

 

1~3点を選んだ学生のコメント

・最初の選考基準でそこは見ない。給料が申し分なくあればほぼ気にしないし、ある程度企業が絞れてきたらそこでの比較材料には使うかもしれない。(3点)

 

・その企業で自分が何をできるかを重視しているから。 その企業にずっといるとは限らないから。(3点)

 

 

■重視する 「福利厚生などの制度」や、その評価基準は?

 

【質問】

あなたが重視している福利厚生などの制度の内容(詳細)をご記入下さい。また、その制度の内容をチェックする方法や評価基準があれば、可能な範囲で具体的にご記入下さい。

 

【回答(一部抜粋)】

・休みがきちんととれているか。有給休暇の消化率。休日出勤のある場合代休がとれるか。女性が働きやすいよう配慮しているか。女性社員の割合。産休や育休をとってから戻ってくる割合。子育てしながら働いている人の割合。建設企業なら現場で働く際、配慮があるか。女性の役職持ちなど昇進する機会があるか。給料と働きぶりがあっているか。残業があり忙しくても、その分給料がよくてやりがいがあれば構わない 。資格取得支援や住宅手当があるか。

 

・総合職でも結婚や出産後は勤務地を固定できる制度かあるかを重視しています。長く勤めたいと考えているからです。説明会などで直接企業の方へ上記のことを質問して確認しています。すると、育休や産休を取っている人は100%であるとか、時短勤務可能であるというような、関連した情報も得られます。

 

・有給か消化できるか。連続休暇がどれくらいとれるか。残業代は出るか。転職サイトやOBOG訪問を通して確認します。

 

・社員研修や産休育休について直接社員の方に伺い、内容と充実度、実際に利用しやすいかなどをチェックする。

 

・制度の内容は休暇、旅行、家族へのサポートなどを特に重視します。先輩など実際に企業に勤めている方で、よく知っている人に聞くのが一番ですが、限界があるので、ネットに書き込まれている匿名の情報や友達からの口コミの情報に頼らざるを得ないという実感があります。 あとは説明会などで社員の方の福利厚生についてのエピソードにどれくらい説得力や具体性があるか、社員の方がどれくらいいきいきと話しておられるか(目が死んでいないか)などもチェックします。

 

・説明会の際に福利厚生についてふれるかどうかで、福利厚生に重視しているかどうか判断する。 育休や時短勤務制度を重視する。

 

・休暇制度など、内部ステークホルダーに価値を置いているかどうかは重要な判断基準です。

 

・福利厚生を重要視していないため、詳しくはわかりませんが、家賃補助などは魅力的であるとは感じます。ただ、家賃補助はないが、給料が高いという事もありますので、家賃補助と給料の関係などは気になります。

 

・労災。妥協できないところがあるため、働きすぎに陥らないよう注意したい。多忙・ハードワークはある程度当然だと思っているので、むしろやりたいこと、興味のある事業に取り組めるかどうか、魅力ある人々と仕事が出来ることを重視したいから。強いていうなら、勉強に対する補償制度があると嬉しい。書籍購入のバックアップや資格試験の補助等。

 

・企業年金の有無。会社の規模と合わせて持続性を判断する。

 

・育児面でのサポート。 ダイバーシティの寛容さ。

 

・男性の育児休暇をどう捉えているか。

 

・産休、育休、短時間勤務が出来る期間に加えて、有休取得率を重視します。その企業がどのような福利厚生を行っているのかは、説明会などで情報収集しますが、実際にそこで働いている方と直接お話する機会があれば聞くようにしています。

 

・育休・産休 住宅補助 社員の方に、実際に利用してどうかの話を聞くようにしている。

 

・住宅手当など、生活に関する福利厚生は含まれていてほしいです。

 

・OBOG訪問でのお話や他の就活生からの情報。

 

 

◆詳細WEBページ

 

アンケート調査詳細、及びその他の学生コメントはこちらのページに掲載しています。

http://company.jobweb.jp/research/a-118694

 

◆就職活動アンケート調査 とは

 

学生にとっての【企業選びのポイント】は、裏返すと、企業にとっての【訴求ポイント】です。学生に対して、自社への興味関心を高めるための訴求ポイントは何なのか? このことを考察していく上で、本アンケート調査結果を役立てることができます。

 

会社説明会のコンテンツ企画に困っている。就活サイト上での集客効果を高めたい。人材紹介会社からの推薦数を増やしたい。選考辞退率を改善させたい。内定段階の学生の志望度が高まるような情報の伝え方を考えたい。

 

こういった問題意識をお持ちであれば、「学生に対して、自社への興味関心を高めるための訴求ポイントは何なのか?」と考察することこそが、真っ先に取り組むべき課題であるとジョブウェブは考えます。

 

◆記事引用時のお願い

 

就職活動サイト「ジョブウェブ」調べ、と明記ください。また、WEB上での引用に際しましては詳細ページ(http://company.jobweb.jp/research/a-118694)へのリンクをお願い致します

 

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株式会社ジョブウェブ 概要

 

代表取締役社長:新治 嘉章

設立日:1999年10月

事業内容:新卒採用コンサルティング

所在地:東京都港区六本木2-2-6 福吉町ビル2F

http://company.jobweb.jp/

 

運営ウェブサイト:

学生向け就職コミュニティサイトジョブウェブ http://www.jobweb.jp/

海外インターンシップと海外就職情報のAJITORA http://ajitora.jobweb.jp/

長期有給インターンシップのSfirm http://sfirm.jp/

新卒採用メディアのジョブウェブ http://company.jobweb.jp/

 



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企業情報

企業名 株式会社ジョブウェブ
代表者名 新治 嘉章
業種 ビジネス・人事サービス

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