高校改革への指針。米国ナショナルリサーチカウンシルの研究レポートEngaging Schools

World Reach, Inc.（所在地：Menlo Park, CA, U.S.A　代表者 ジェンクス・金田厚子） は、 米国、スタンフォード大に程近いメンローパークに本社を持つ利点を活かしたネットワークと取材により、米国の先進的な教育者や教育方法、リサーチを紹介するオンラインの情報誌を発行しています。毎月リリースする「月刊 WORLD REACH」７月号では、米国ナショナルリサーチカウンシルが発表した「Engaging Schools」研究レポートについて、６月にスタンフォード大教育学部で行われたシンポジウムのレポートと内容を解説しています。

詳しくはWorld Reach のウェブサイトをご覧下さい。
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国をあげて出版したとも言われ、また日本で翻訳書も出版されている「How People Learn: Brain, Mind, Experience and School(ISBN: 0309070368)」の研究プロジェクトが進められていた1997年頃から、本レポート、「Engaging Schools」研究は進められていました。米国では高校生の退学率の増加等が、その当時から深刻な問題として注目され、そのアプローチとして「学びの意欲」に注目。さらに、学習とは個人の営みであるだけでなく、社会や子供を取り囲む大人達からの影響が大きい社交的な営みであるという点に特に注目して、「学校改革」の実践レポート等もこの研究レポートと共に発表しています。

このレポートで説明される、高校改革への指針は、「ソーシャル - 社交的な要因」という一言でまとめることが出来ます。学習者が取り組むカリキュラムは、社会的、社交的な観点から見て妥当であると学習者本人にも感じられる、つまり彼らの属する社会で役に立つと思われる内容であること。もう一点は、学習者と社交的に関わりを持つ先生やご父母といった周りの大人達のケアが、学びの意欲を引き出す上で影響力を持つということを、思春期の子供達の生活、学習環境等について考える上での規範とすべきであると強調しています。

更に、本来の学びとは何か？良い学校とは何か？これを再定義することも、このリサーチが目指すこと、このレポートを通じて提唱して行きたい事であると、スタンフォード大教育学部長の Stipek 教授は語りました。レポートの内容や、関連ウェブサイトについては、WORLD REACHのオンライン誌、「月刊WORLD REACH」で紹介しています。

Engaging Schools研究は、米国社会で、経済的、社会的に必ずしも恵まれていない、より深刻な問題を抱えた都市部の子供達を対象に行われました。彼らが置かれている状況は日本の高校生達とは異なるとはいえ、青少年の社会的問題や、教育に関する問題を解決するために、「学びの意欲」と言うユニバーサルな概念に注目した本研究を参考にする意義は大いにあるでしょう。

「月刊WORLD REACH」は、毎月一日発行のオンライン誌です。第一線の教育専門家、実践者、研究者達による論文や記事を、親しみ易く、分かり易く解説しています。学習者、ご父母の皆様や教育に携わる方から研究者まで、多くの皆様に役立つ内容を提供しています。

主な内容
★バイリンガルのあり方について
★小学校英語の先生向け、英語総合学習のリソース
★現役のアメリカ人教師による生きた英語のティーチングプラン
★サンフランシスコベイエリアの絵本作家やリテラシー教育に関するイベント
★現在使われている英語表現、ベイエリアからの便り


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【World Reach, Inc.とは】
WORLD REACH社は、国際社会で情報の発信者、意思決定者として積極的に意見交換に参加するために必要な「英語を使って考え、英語を使って表現する」高いレベルの「能動的な」英語のスキルを習得する英語教育カリキュラムの開発、出版物の提供を行っています。

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