日本僑報社、第12回「中国人の作文コンクール」募集テーマ趣旨説明特集を配信

3月23日に、日本僑報社は、第12回「中国人の作文コンクール」募集テーマ趣旨説明特集を配信しました。

日本僑報社・日中交流研究所主催の「中国人の日本語作文コンクール」事務局は、今年の第12回コンクールの作品応募受け付けを、まもなく開始いたします!

応募期間は、5月9日(月)から5月31日(火)まで。

募集する作文のテーマは、昨年に引き続き3つとしました。

1つめは、“訪日中国人、「爆買い」以外にできること”。

昨年の日本の「流行語大賞」にも選ばれた「爆買い」というユニークな言葉に注目した上で、これからの日中関係発展の一助にもなり得る、日本観光についての具体的な体験談や提言を綴ってもらいます。

2つめは、“私を変えた、日本語教師の教え”。

前回のテーマ「わたしの先生はすごい」に続くもので、日ごろ指導を受けている日本語の先生から学んだこと、とくに自分の生活や学習態度、考え方などを大きく変えた先生の教えを、具体的にまとめてもらいます。

3つめは、“あの受賞者は今――先輩に学び、そして超えるには?”。

今年、第12回を迎える日本語作文コンクールの受賞経験者も中国各地に広がり、これまでに佳作賞までの各賞受賞者はのべ1200人を超えています。

その受賞経験者である先輩から学んだこと、そして先輩を超えるにはどうしたらいいか、などを独自の視点・観点でまとめてもらいます(「先輩」とは、受賞者であれば抽象的な概念としての「先輩」でも構いません)。

テーマの選択は自由で、1人につき複数作品の応募も可能。

主催者は「各々の学生さんならではの体験や思いに基づく、オリジナリティー豊かで、新しい発見のある感動的な作品を、たくさんお待ちしています」と呼びかけています。

第12回日本語作文コンクールへの応募資格は、日本への半年以上の留学(滞在)経験のない中国人学生であること。

応募作品の中から、最優秀賞(日本大使賞)1本のほか、1等賞(5本)、2等賞(15本)、3等賞(50本)の計71本、さらに佳作賞200本(昨年実績は193本)が選出される予定。最優秀賞受賞者は、副賞として日本に1週間招待されます。また入賞作は「受賞作品集」として書籍にまとめられ、日本僑報社から出版される計画です。

詳細は、主催者の公式サイトを参照のこと。

※ 第12回「中国人の日本語作文コンクール」募集要項

http://duan.jp/jp/2016.htm

※ 第12回「中国人の日本語作文コンクール」テーマ趣旨説明

http://duan.jp/jp/20162.htm

【中国人の日本語作文コンクール】

日本僑報社・日中交流研究所が主催し、中国で日本語を学ぶ学生を対象として2005年にスタート、今年で第12回を数える。昨年の第11回は過去最多の4749本が寄せられ、中国国内でも知名度と権威性の高いコンクールへと成長を遂げている。

受賞作品は主催者より毎年単行本化され、これまでに『中国人がいつも大声で喋るのはなんでなのか?』『中国人の心を動かした「日本力」』『「御宅(オタク)」と呼ばれても』『なんでそうなるの?――中国の若者は日本のここが理解できない』など全11冊を刊行。とくに第2回の受賞作品集『壁を取り除きたい』は、朝日新聞の書評委員より「お薦め 今年の3点」の1つに選ばれた。

作文は一つひとつが中国の若者たちのリアルな生の声であり、貴重な世論として日中両国の関心が集まっている。

2)第12 回「日本語作文コンクール」 テーマ趣旨説明

http://duan.jp/jp/20162.htm

今年の第12 回「中国人の日本語作文コンクール」が募集する作文のテーマは、以下の3つ。テーマの選択は自由で、1人につき複数作品の応募も可能です。

皆さん、どしどしご応募ください!(応募期間:5月9~31日)。

(1)訪日中国人、「爆買い」以外にできること

2020年の東京オリンピックを契機に「観光立国」を目指す日本を訪れる、外国人観光客が急増しています。円安や政府による査証(ビザ)の発給要件緩和などが追い風となったもので、2015年は早くも「2020年までに年間2000万人」としている政府目標に迫る勢いを見せました。

そのうち中国人客は前年(2014年、約241万人)を大きく上回り、年間を通しても伸び率、人数ともにトップクラスに躍り出ました。急増した中国人客が大量に買い物をするさまは「爆買い」と呼ばれ、今や日本で社会現象の1つと化したばかりか、日本の商工観光にも大きく寄与しているといわれています。2015年末には、この言葉が日本の「流行語大賞」に選ばれたほどです。

最近の日本のメディアは、中国人客が日本製の電気炊飯器や温水洗浄便座といった家電製品をはじめ、化粧品や紙おむつといった日用品をいくつも購入していく姿を、日本人の驚嘆の声とともに伝えています。

しかし中国人客のお目当ては、本当に「爆買い」だけなのでしょうか? 「爆買い」以外にも確かな目的はあるでしょうし、日本でできることはたくさんあるはずです。日本旅行で満喫したこと、旅行をしたら楽しみたいこと、旅先の日本人との交流など、経験でも希望でも何でも結構です。「私なら日本旅行でこれをしたい」「僕なら日本であれができる」など、これからの日中関係発展の一助にもなりそうな、日本観光についての具体的な体験談や提言をまとめてください。

(2)私を変えた、日本語教師の教え

日本語作文コンクールには毎年、多くの力作、秀作、労作が寄せられますが、これは日ごろから日本語を学ぶ中国人学生を熱心に指導されている日本語教師のご尽力の賜物だと思われます。

中国における日本語学習者は現在100万人を超え、「世界一」という調査結果があります。その100万人を指導する日本語教師の数は、約1万7000人(うち日本人教師が2000人超)にも上るそうです。

今回は、前回のテーマ「わたしの先生はすごい」に続くものとして「私を変えた、日本語教師の教え」をテーマの1つにしました。

学生の皆さんが、日ごろ指導を受けている日本語の先生から学んだこと、とくに自分の生活や学習態度、考え方などを大きく変えた先生の教えを、具体的にまとめてください。それをもって学生側から日本語教師に感謝の気持ちを示すとともに、先生方にはその作文を今後の指導の参考にしていただければと考えています。

これまでに寄せられた作文には、単身中国へわたり異郷で奮闘している日本人の先生や、自らの学習経験や留学体験を生かして丁寧に指導している中国人の先生など、多くの優れた日本語教師の姿が描かれていました。

ぜひ皆さんも、それまでの自分を変えるに至った日本語の先生のユニークな教え、立派な教え、学ぶべき教えなどを作文にまとめてください。教室で学んだことだけでなく、その先生の姿勢や生き方から学んだ点もあるでしょう。

そしてその教えによって、自分がどう変わったのか、どう成長したのかを振り返ってみてください。作文に表すことで、あなたの先生の真の教えと、先生への感謝の念が一層ハッキリすることでしょう。

(3)あの受賞者は今――先輩に学び、そして超えるには?

この日本語作文コンクールは2005年にスタートし、今年で第12回を迎えました。これまでに中国各地の300校を超える大学・専門学校などからのべ約2万8000人が応募し、佳作賞までの各賞受賞者はのべ1200人を超えています。

受賞者たちの中には現在、日中両国の経済、文化、科学技術など各分野の最前線で活躍している人も数多くいます。

もしかすると学生の皆さんの周りにも、大学の先輩などに受賞経験者がいるのではないでしょうか?

そうした先輩たちが今、大学や社会において、どんな分野で活躍しているか。まずは彼らの現在の活動やその活躍ぶりに注目いただき、それをご紹介ください。その上で、先輩から学んだこと、そして先輩を超えるにはどうしたらいいか、などを独自の視点・観点でまとめてください。先輩の受賞作に改めて目を留めたり、先輩に直接話を聞いたりするのもいいでしょう。また「先輩」とは、受賞者であれば抽象的な概念としての「先輩」でもかまいません。

「先輩に学び、そして超えるには?」の作文を書くことは、日ごろの日本語学習のモチベーションを高めるだけでなく、その作品は中国全土で日本語を学ぶ学生たちのよい参考になることでしょう。

なお作文コンクール事務局は2015年末より、過去の受賞者を対象にした作文「私と日本語作文コンクール」を募集しています。受賞者たちの作文コンクールとのかかわりから、これまでの成長過程、近況までがわかる内容を求めたものです。この作文は随時、日本僑報社HPに掲載していく予定ですので、こちらもどうぞご参照ください。

3)第12 回「日本語作文コンクール」 優秀指導教師賞など各賞について

http://duan.jp/jp/vol_12/12th_poster.pdf

今年の第12 回「中国人の日本語作文コンクール」では、学生向けの各賞(最優秀賞、1等賞、2等賞、3等賞、佳作賞)のほか、昨年に引き続き、優秀な日本語教師や学校に対して贈られる各賞を以下の通り、設けました。

○【園丁賞】=作文応募数が50本以上の学校に授与。学生の日本語能力向上に貢献したとして、その功績をたたえる。賞状と賞品を授与。

※ 昨年(第11回)は応募数最多の大学に書籍(30万円分)を贈呈した。

※ 過去の「園丁賞」受賞者名簿

http://duan.jp/jp/2015c.htm

○【優秀指導教師賞】=3等賞以上の受賞者を育てた日本語教師に授与。日本語や日本の文化を熱心に教える中国人教師、ならびに日本人教師の日ごろの努力とその成果をたたえる。賞状と記念書籍を授与。

※ 昨年(第11回)の開催報告と謝辞(優秀指導教師賞の受賞者など掲載)

http://duan.jp/jp/2015houkoku.htm

表彰式は、例年通り年末に北京で開催の「日本語作文コンクール表彰式」と併せて行われる予定。

この機会に、中国で日本語を教える教師の皆様にも、作文コンクールへの積極的なご参加をお願いします!

 



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企業名 日本僑報社
代表者名 段躍中
業種 新聞・出版・放送

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