カンボジアで移動映画館！ かつて地雷原だった村の小学校、孤児院、親たちがタイへ出稼ぎに行く村の子どもたちに映画を届けてきました

途上国の子どもたちに映画を届けるWorld Theater Projectを実施している特定非営利活動法人CATiC(所在地：東京都豊島区、代表：教来石小織)は、2015年12月25日から2016年1月3日の期間、カンボジアの農村部で移動映画館ツアーを行いました。

■World Theater Projectとは？

「生まれ育った環境に関係なく、子どもたちが夢を持ち人生を切り拓ける世界をつくる」をミッションに掲げ、発電機と上映機材を持ち込んで、途上国の村の学校や広場で即席の映画館を作り、子どもたちに映画を届けるプロジェクトです。

2012年9月に「カンボジアに映画館をつくろう!」として立ち上がったプロジェクトですが、今後他国での展開を視野に入れ、2015年12月1日より「World Theater Project」にプロジェクト名称を変更いたしました。
1ケ国目はカンボジア。2015年10月より日本人大学生の駐在員と元映写技師のカンボジア人たちが、農村部の子どもたちに映画を届けています。本日までに5,000人を超える子どもたちに映画を届けることができました。

■カンボジア移動映画館ツアーについて

2015年12月25日から2016年1月3日の期間に行われた移動映画館ツアーには、大学生と社会人メンバーの計8名が参加しました。クメール語に吹き替えた『ニルスのふしぎな旅』を上映し、バッタンバン州の孤児院、バンテミエンチャイ州の元地雷原の村、日本の大学生が建てた小学校など計6か所の上映場所を回りました。

星空の下、学校の校舎に映画をうつす野外上映会も行いました。

■「空を飛ぶ」にかけたワークショップも実施
『ニルスのふしぎな旅』は、小人にされてしまった主人公ニルスが、ガチョウのモルテンと共にスウェーデンを旅するお話です。様々な動物たちと出会い触れ合う中で、ニルスが成長していく様子が描かれています。鳥に乗って冒険する主人公になぞらえて、紙飛行機を作るワークショップも行いました。

■今後の展開

今まではＮＰＯのメンバーで渡航し映画を届けていましたが、今後は一般の方にもご参加いただける公式のスタディーツアーを開催する予定です。

また、現在バッタンバン州にて映画配達人を育成中ですが、今後はプノンペン、シェムリアップでも映画配達人を育成し、2016年9月までに10,000人の子どもたちに映画を届ける予定です。現在クラウドファンディングを実施しています。

▼カンボジア農村部に暮らす子どもたちに、映画のチケットを贈りませんか？ ―映画で夢の種まきをー

https://motion-gallery.net/projects/worldtheater_project

■主催団体：NPO法人CATiC

2012年9月設立。「生まれ育った環境に関係なく、子どもたちが夢を持ち人生を切り拓ける世界をつくる」をミッションに掲げ、発電機と上映機材を持ち込んで、途上国の村の学校や広場で即席の映画館を作るWorld Theater Project（旧：カンボジアに映画館をつくろう!）を実施。1ケ国目はカンボジア。現在は日本人大学生の駐在員と元映写技師のカンボジア人たちが、農村部の子どもたちにクメール語に吹き替えたアニメ映画を届けている。

国内では「先進国の人が映画を観たら（楽しんだら）、途上国の子どもたちも映画を観られる仕組み」を目指し、映画に関するイベントを開催するFilmeetを運営。参加費から経費を除いたものをカンボジアの活動への寄付としている。

NPO法人CATiC:http://catic.asia/

Filmeet：http://filmeet.asia/