日本僑報社 『和一水 生き抜いた戦争孤児の直筆の記録』を刊行決定

日本僑報社9月15日の発表によると、元中国在留孤児の和睦氏の著書『和一水 生き抜いた戦争孤児の直筆の記録』(仮題)が、同社から刊行されることが決まった。11月に発売される予定。

日本僑報社9月15日の発表によると、元中国在留孤児の和睦氏の著書『和一水 生き抜いた戦争孤児の直筆の記録』(仮題)が、同社から刊行されることが決まった。11月に発売される予定。

 

本書の内容紹介は以下の通りである。和睦氏は日本語名を鬼塚建一郎、中国語名を鄧洪徳といい、「和睦」は平和への願いを込めたペンネームである。

 

1940 年に旧満州で生まれ、敗戦の混乱に巻き込まれ孤児となった。その後40年間におよぶ中国の激動の時代を生き抜き、遂に日本へ帰国を果たす。

 

本書では中国での激動の半生がつづられ、二つの祖国を持つ事になった著者が抱く日本と中国への複雑な思い、そして母への思いが感動を誘う。また戦争により数奇な運命をたどる事になった著者の平和への思いが全編を通しにじみ出ており、読むものに平和の尊さを再確認させる。

 

実体験だけがもつ圧倒的なリアリティによって書き出される中国の大地は、残留孤児という言葉に纏わり付くステレオタイプなイメージを打ち消し、喜びだけでも悲しみだけでもない人生の本当の姿をまざまざと描写する。

 

小日本鬼子と罵られつつも、家族や仲間に助けられ、もちまえの誠実さで周囲の信頼を勝ち取り、中国の大地で生き抜いてきたもう一人の「大地の子」の真実の記録。出版に尽力した鹿児島国際大学経済学研究科の康上賢淑准教授がまえがきを寄せる。

 

【著者紹介】和睦(わ ぼく)1940年満州・牡丹江に生まれる。1945年ソ連軍の侵攻により逃避生活に入り、その最中、母と死別、孤児となり、中国人家庭に引き取られる。1983年に初めて日本の土を踏み、父と38年ぶりの再会。1986年妻とともに永住帰国を果たす。「中国人養父母感謝之碑」建立に尽力。

 

【監訳者紹介】康上賢淑(こうじょう しおん)名古屋大学経済学研究科博士後期卒。国際アジア共同体学会理事、東レ経営研究所客員研究員、鹿児島県日中友好協会顧問、日本華僑華人婦人連合会理事。本職は鹿児島国際大学経済学研究科准教授。

 

【共訳者紹介】濵川郁子(はまかわ いくこ)鹿児島市在住。東京外国語大学中国語学科卒業。中国広東省広州市中山大学に留学後、広東省の日系企業に就職。その後鹿児島市の貿易会社へ転職し、2005年からフリーランスで主に日本語と中国語および広東語の通訳、産業翻訳に従事。

 

【共訳者紹介】山下千尋(やました ちひろ)九州大学文学部中国文学科卒。高校教員、中国帰国者自立指導員、鹿児島県中国帰国者自立研修センター職員等を経て、現在、中国残留孤児支援団体「ソラソの会」事務局長。

 

 



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代表者名 段躍中
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