【プレスリリース】　職場のストレスチェック義務化対応ソリューションの提供で基本合意 　～企業向けメンタルヘルスソリューションを両社でパッケージ化～

株式会社生命科学インスティテュート（社長：木曽誠一、本社：東京都千代田区）グループの株式会社ＬＳＩメディエンス（社長：吉原伸一、本社：東京都千代田区、以下「ＬＳＩメディエンス」）とピースマインド・イープ株式会社（社長：荻原国啓、本社：東京都中央区、以下「ピースマインド・イープ」）は、本年12月1日から施行される従業員のストレスチェック義務化への対応として、両社のプログラム、コンサルティング、サービスをパッケージ化し、企業をサポートする総合的なソリューションを提供することについて基本合意に達しましたのでお知らせします。

これにより導入企業は、導入・運営サポートから、ストレスチェック、面接指導体制を一気に構築できるばかりでなく、本来必要な職場環境改善や従業員のメンタルヘルスの向上に対する具体的な支援サービスまでを受けることができ、コンプライアンスを満たしつつ、職場の生産性向上につなげることもできると考えます。

昨年6月に可決・成立した改正労働安全衛生法は、産業医の選任が義務づけられている従業員数50人以上の事業場に対して、医師又は保健師、その他の厚生労働省令で定める者（以下「実施者」）による労働者の心理的な負担の程度を把握するための検査（ストレスチェック）等の実施を義務づけるものです。ストレスチェックはメンタルヘルス不調の一次予防として、本人のストレスへの気づき、職場環境の改善、および高ストレス者に対する医師による面接指導が必要ですが、ストレスチェックの実施者の負担が増え、現状の体制では十分な対応ができないケースが急増することも予想されます。また、従業員がメンタルヘルスに関する相談をする場合に独立した外部相談機関を希望すると予想されるなど、これまでの健康管理体制とは異なる対応が求められると考えられます。同法が施行される本年12月までには時間的余裕が少ないことからも、各企業は、運営が簡便で信頼性が高く、ワンストップの充実したソリューションを待望していると考えられます。

こうした中、ＬＳＩメディエンスとピースマインド・イープは、ＬＳＩメディエンスが開発するメンタルヘルスプログラム「ココロのじぶんケアプログラム」とピースマインド・イープが長年に渡って提供し続けてきたメンタルヘルスサービスおよびノウハウとをパッケージ化し、総合的なソリューションとして企業の人事・健康管理部門へ提供してまいります。

ＬＳＩメディエンスは、企業における健康確保対策の第一者である亀田高志先生（株式会社産業医大ソリューションズ、本社：福岡県北九州市、産業医科大学設立、代表取締役社長）のご指導を仰ぎつつ、富士通株式会社（社長：山本 正已、本社：東京都港区）の協力を得て、同社の販売実績のあるメンタルヘルスに関するサービスをベースに独自のメンタルヘルスプログラム「ココロのじぶんケアプログラム」を開発・上市いたします。「ココロのじぶんケアプログラム」はＷＥＢ上で簡便に利用可能とするとともに、ＬＳＩメディエンスが2015年3月に発表したＩＣＴ端末「じぶんケア・ステーション」に同プログラムを搭載し、運用負荷の高いマークシートでのストレスチェックではなく、ペーパーレスでのストレスチェックの実施を可能にします。また、企業の健康管理の様々な場面で便利にご活用いただけるように、卓上への設置や持ち運びを可能とした「じぶんケア・ステーション」ミニ版を準備します。

一方、国内・グローバル企業などの国内560の団体にＥＡＰ（従業員支援プログラム）を展開する業界のパイオニアであるピースマインド・イープは、ＬＳＩメディエンスが開発した「ココロのじぶんケアプログラム」を導入した企業に対し、ストレスチェック後の様々なソリューションの提供を担当します。ストレスチェックの解析結果に対しての適切なアドバイス、ストレスに起因する生産性低下を未然に防ぐ職場改善プログラム、外部機関相談窓口の設置、日頃の心力アップ（「レジリエンスビルディング（R）」）、ラインケア教育などの各種研修サービスや復職プログラムなど、ピースマインド・イープの15年以上に渡る専門知識を活かし、従業員のストレス対処や職場改善に幅広く対応可能なソリューションを提供いたします。

ＬＳＩメディエンスは、これまで臨床検査を基盤として、企業の健康検診支援業務を行ってまいりましたが、今後は職場のストレスチェック義務化を契機としてメンタルヘルスサービス分野に本格的に参入してまいります。また、ピースマインド・イープは、これまで培ってきた従業員の皆様へのメンタルヘルスサービスを、さらに拡大・発展させて、企業の健康経営を支えてまいります。