イーソルのFATファイルシステムが京セラのPHS端末に採用

イーソル株式会社は、京セラ株式会社が開発した株式会社ウィルコム向けのPHS端末「WX12K」および「LIBERIO(R)2(WX11)」に、イーソルのFATファイルシステム「PrFILE(R)2」が採用されていることを発表します。

2014年3月26日
報道関係者各位

イーソル株式会社


イーソルのFATファイルシステムが京セラのPHS端末に採用


イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、京セラ株式会社(以下京セラ社)が開発した株式会社ウィルコム向けのPHS端末「WX12K」および「LIBERIO(R)2(WX11)」に、イーソルのFATファイルシステム「PrFILE(R)2」が採用されていることを発表します。PrFILE2は、PHS端末本体のフラッシュメモリおよび本体に挿入されるSDメモリカードへのファイル操作機能を提供しており、ファイルの読み書きやデータの管理を行っています。

WX12KとLIBERIO(R)2は、搭載されたBluetooth(R)機能を使って、Bluetooth(R)対応のスマートフォンなどの機器と連携し、かかってきた電話を当該PHS端末で受けられるのが特長のひとつです(※注1)。また防水・防塵(※注2)・耐衝撃(※注3)性能を備え、お風呂場や台所などの水場や埃が気になる屋外の環境下でも使用できます。またダイバシティアンテナを採用しているため、安定した通話品質を楽しめます。さらにWX12Kは、京セラ社オリジナルのスマートソニックレシーバー(R)により、街中などの賑やかな場所でも相手の声をよく聞き取ることができます。

前モデルに引き続きWX12KとLIBERIO(R)2に採用されたPrFILE2は、FAT12/16/32、VFAT(ロングファイルネーム)、exFATに対応したファイルシステムです。T-Kernel 拡張版リアルタイムOS「eT-Kernel」をコアに、開発ツール「eBinder」、PrFILE2やUSBスタック、ネットワークプロトコル、GUIなどの各種ミドルウェア、プロフェショナルサービスで構成される、ソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」の一要素です。PrFILE2には、高速巻き戻し再生などに必要なファイルポインタの高速な後方シーク機能や、電源断やメディアの抜去によるファイルシステムの破壊を最小限に抑える機能など、PHS端末をはじめとしたデジタル家電製品に必須の機能が多く搭載されています。さらに、多言語対応や、文字コードの動的変更機能、UNICODE対応オプションなど、海外市場向け製品に必要な機能をサポートしています。また、オプション製品として、PrFILE2 FAT Safeを用意しています。PrFILE2 FAT Safeは、電源断発生時やメディア抜去時にファイルシステムが破壊された場合の復旧機能を持っているため、ファイルシステムの信頼性を確保できます。

eT-Kernelプラットフォームは、WX12KやLIBERIO(R)2をはじめとするPHS端末に加え、ゲーム機器やデジカメなどのデジタル家電、カーナビやカーオーディオをはじめとする車載情報機器、OA機器など、幅広い分野で数多く採用されています。eT-Kernelプラットフォームの採用により、多彩な実績に裏付けられた高い信頼性と品質を取り入れることができます。

▽WX12K詳細: http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/wx12k/
▽LIBERIO(R)2(WX11K)詳細: http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/wx11k/
▽京セラ株式会社 ウェブサイト: http://www.kyocera.co.jp/
▽イーソル製品ユーザ様事例: http://www.esol.co.jp/successstory/rtos_middleware.html

注1) すべてのBluetooth(R)機器との動作を保証するものではありません 。
注2) IPX5/IPX7の防水、IP5Xの防塵機能。キャップ類・背面カバーは確実に取り付ける必要があります。
注3) アメリカ国防総省が制定したMIL-STD-810G Method 516.6:Shock-ProcedureIV に準拠した規格において、高さ1.22mからの合板(ラワン材)に製品を26方向で落下させる試験を京セラ社が実施。全ての衝撃に対して保証するものではありません。

京セラ株式会社様 のコメント
「PrFILE2はデジタル家電製品に数多くの採用実績があり、性能面・機能面での信頼性が高いため、弊社のPHS端末「HONEY BEE(R) 5(WX07K)」および「STOLA(WX08K)」に続き、今回の機種にも搭載を決定しました。高い信頼性をもった製品をご提供いただくイーソル様が、これからも製品・サービスの両面から弊社ソフトウェア開発を強力にバックアップしていただくことを期待しております。」

イーソル株式会社 執行役員 エンベデッドプロダクツ事業部長 上倉 洋明 のコメント
「京セラ様のHONEY BEE(R)とSTOLAに続き、今回もWX12KおよびLIBERIO(R)2にPrFILE2を採用していただき、大変光栄です。PHS端末をはじめとするデジタルコンシューマ製品における多数の採用実績に実証された高い信頼性に加え、ファイル名の指定にUnicodeを使用することができるマルチ言語対応機能や、SDメモリカードなどのデバイスドライバを備えていることをご評価いただけているのではないかと考えております。イーソルは今後も、ソフトウェアプラットフォームや、受託開発サービスなどのご提供を通じ、組込みシステムのソフトウェア開発を包括的にサポートしていきます。」

<補足資料>
▽ PrFILE2詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/prfile2.html
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/

*LIBERIO、HONEY BEE、スマートソニックレシーバーは京セラの登録商標です。
*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirectは、イーソル株式会社の登録商標です。
*eT-Kernel、PrUSB、は、イーソル株式会社の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

企業情報

企業名 イーソル株式会社
代表者名 長谷川 勝敏
業種 コンピュータ・通信機器

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