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【気になるプレスリリース】東海道五十三次ウルトラ・マラニック、企画の裏側に見えた壮大なドラマ

ValuePress!セレクション編集部が「気になる!」「もっと知りたい!」と思ったリリースについて、配信元企業へ突撃取材。プレスリリースに込めた想いや、書き方のコツについて伺う企画です。今回は、東海道五十三次ウルトラマラニック実行委員会に、企画の背景やリリースに対するメディアの反応について伺いました。

マラソン×ピクニック=マラニック


東海道五十三次ウルトラマラニック実行委員会が、5月11日に「東海道五十三次ウルトラ・マラニック」の開催について発表しました。

サハラマラソンで共に壮絶な経験をした5人が立ち上げた本企画。
プレスリリースには動画も用意されていたり、5人のFacebookのリンクも貼ってあったりと、主催者たちの顔が見えるプレスリリースになっています。

東海道五十三次の600kmを7ヶ月かけて走破するステージレース「東海道五十三次ウルトラ・マラニック」を平成27年5月23日から開催

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気になったので聞いてみました


東海道五十三次の600kmを7ヶ月かけて走破するステージレース「東海道五十三次ウルトラ・マラニック」企画の背景にはどんな意図や想いがあるのか。
東海道五十三次ウルトラマラニック実行委員会の伊藤啓介さんにメールで伺ったところ、期待以上にに熱い回答をいただき、セレクション編集部一同感動いたしました。伊藤さんの想いのこもった回答をご紹介します。

 

QQ1 レース開催の背景について。また、「マラニック」というアイデアはどのような場で、どのような発想から生まれたのか?


モロッコで行われるサハラマラソン2014に参加して、偶然同じテントになったメンバーが意気投合し、日本でも同じような体験でこの楽しさを伝えたいという想いから構想を練りました。サハラマラソンは自分の食料、荷物をすべて背負って七日間で250キロを走る「世界で最も過酷なレース」と言われています。サハラマラソンに日本から参加するには二週間の「時間」と100万円近い「お金」がかかります。

しかし、得られる経験や仲間は一生涯のかけがえのない財産となり、この財産を「時間」と「お金」をかけずに日本でも得られるようなレースを作ってしまおうと考えたことが発端です。このような発想から生まれた大会ですので、「サハラマラソンのいいところ」が随所に盛り込まれています。例えば、初日の夜はホテルなどの宿泊施設ではなく、青空の下でのテントでの宿泊となります。二日目は初日の疲労も背負ってスタートします。スタッフもいつのまにやら選手の感動に巻き込まれています。

東海道五十三次を選んだのは、歴史ある街道や宿場が世界に誇れると思ったからです。景色もさることながら、宿場の建物も趣があり、ゆっくりと味わいながら走ったら楽しいだろうなと。

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一方で、これだけの景色と各地の名産品があるにもかかわらず、宿場や街道沿いの町は、廃れる一方と聞いています。そこで、スピードよりも、無理せずゆっくりとコースを味わいながら街道を進む競技としてマラニック=マラソン+ピクニックを選んだわけです。

宿場やその周辺で食事や観光をしながらマラソンをするので、街道沿いの町おこしの一躍も担えると期待しています。海外の大会で得た魅力を日本の旧街道を活用して世界に発信し、日本の魅力に変えられたら最高だと思っています。

 

QQ2 開催にあたって苦労されたこと、こだわったところは?


フランスのパリダカを経験したメンバーがいます。その経験から、モータースポーツで使われるコマ図という地図を見ながらレースが展開されると、ゲーム感覚が伴い、楽しめるだろうと考えました。しかし、作るのが大変でした。これを作るのに、現地で計測しながら、何日も徹夜で作業することになりました。また、1泊2日の宿泊地は、街道沿いのキャンプ地になります。うまくキャンプ地があれば良いのですが、なかなか見つかりませんでした。結局、廃校などに許可を取り、キャンプすることもありました。

各宿場町の方の協力をいただくことも、最初は難航を覚悟しておりましたが、大変好意的に受け止めてくださり、想像以上にうまくいきました。ご挨拶に伺った時にはお酒や名産品で歓迎してくださったこともしばしば。宿場の皆様のご協力がなければ開催できていませんでした。

最初はスタッフの募集も困難が予想されました。本大会は一泊二日で開催され、選手が寝てから後片付けをしてスタッフは寝袋で寝ます。翌朝も選手が起きる前にスタッフが起きて、朝食の準備をします。スタッフは2時間も寝られれば良い方です。朝食の準備が終わり、選手を送り出したらすぐに撤収準備に入ります。常に時間との戦いで、スタッフもクタクタになります。

そんな重労働のスタッフですが、過去の参加者から続々とスタッフ希望を頂いており、今ではスタッフ不足が解消しました。運営メンバーとしてはなぜボランティアであんなにつらい経験を好んでやっていただけるのか、未だに不思議です(笑)

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QQ3 チームメンバーのプロフィールや役割分担などは?


代表の阪本は、各宿場やキャンプ地との交渉を行っています。1977年生まれ。東海道五十三次ウルトラマラニック実行委員会の代表。2014年サハラマラソン完走。トレランの経験が多少あるものの、フルマラソンの経験なし。

杉村晋吾は、レースやキャンプ地の設計、コース管理をします。1975年生まれ。在学中に祖父の介護経験から株式会社アディックを創業。これまで一万例を超える在学医療の臨床をサポートする。趣味としてアドベンチャーレースに取り組む。パリ・ダカールラリー参加、サハラマラソン三年連続日本人最高位、ゴビ・デザートマラソン2014年総合優勝など、メンバーの中では最も高い走力とレース参加、運営経験を誇る。

強瀬は、備品発注、手配、スタッフ、選手への連絡を担当します。1983年生まれ。シェアハウス事業の運営、セミナーの開催などを生業とする。2014年サハラマラソン完走。2013年キリマンジャロ登頂。その他国内のトレランレースに出場。

原田準一郎は広報、集客、渉外を担当します。1975年生まれ。株式会社フラッシュエージェント、オズアイ株式会社代表取締役。2014年サハラマラソン完走。2014年ゴビ・デザートマラソンチーム戦優勝。日本国内ウルトラマラソン参戦多数。トライアスロンアイアンマン完走。

伊藤は、営業活動全般、表彰式の主催を行っています。1969年生まれ。株式会社アクト、代表取締役。2014年サハラマラソン完走。2014年ゴビ・デザートマラソンチーム戦優勝。その他国内のトレランレースに出場。

 

QQ4 どのような方を対象(参加者)に考えて企画しているのか?


ランの部、ウォークの部と二種類を用意しております。

本大会はコースをコマ図に沿って進むこと、二日間で80キロ近くを進むことを考えると、単純な走力だけでは上位にはなれません。コマ図を読み解く力や前日の疲労を残さない体力(または疲労を背負って進む体力?)も要求されます。よって、ランの部では走力以外の要素を楽しめる方が対象です。

ウォーク部では「東海道五十三次」という歴史街道の景観を楽しみながら、他のウォーカーと交流を楽しみながら歩ける方を対象としています。前述のとおり、一生涯の経験、仲間が得られます。一人でも楽しめるようになっています。夜のビバークではランナーもウォーカーも同じ場所での夕食となります。その日のコースについて、同じ経験をしたもの同士での会話を肴にビールを飲む姿が見られます。去年開催では外国人の参加者が一人だけでしたが、日本の旧街道の魅力を世界に伝えたいと思っておりますので、今後は外国人にも情報を発信していく予定です。

 

QQ5 参加者の方にどのような体験をしてもらいたいか?


仲間を作り、たくさん笑ってたくさん泣いてもらいたいです。初日のスタート前はちょっとギクシャクしていた参加者同士もコース上で出会うと軽い挨拶から始まり、雑談、人生相談に至ることも。同じ距離、肉体的な疲労を共有するとかけがえのない仲間になり、昨日までの他人と抱き合って涙を流せるようになります。初日のゴールはビバーク地になりますので、夜遅くなっても、ゴールしてくる仲間には拍手とねぎらいの言葉が浴びさせられますし、二日目のゴールでは涙を流して抱き合うシーンが見られます。スタッフもよくもらい泣きをしています(笑)

汗まみれの大人同士が涙を流して抱き合っていますので、普通のマラソン大会と比較するとちょっと気持ちの悪い光景です(笑)
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QQ6 リリースで発表した後の反響はいかがですか?


思った以上に、反響がありました。
箱根や小田原の地元の新聞社から歴史を語るサイトまた、取材や掲載をしていただきました。あるテレビ局も取材の話がきています。私達の小さな試みを取り上げていただけることだけでも嬉しいですし、応援をしていただけることもとても励みになります。今後もぜひたくさんの方に情報伝達をしたいと思っています。ご協力をお願いします。

 

QQ7 今回のリリースを作成する際に大事にしたポイントは?


3つあります。
1つ目は、マラニックやステージレースという聞き慣れない言葉をわかりやすく伝えること。
※「マラニック」とは「マラソン+ピクニック」の造語で、走りながら、歩きながら好きなものを見たり、食べたり、と観光的な要素を含んだマラソン的なイベントです。
「ステージレース」とは全工程を複数の日程に分けて行うレースのことです。本大会は東海道五十三次を日本橋から大阪まで600キロを七回に分けて開催、一日目を「ステージ1」としています。ステージレースの面白さはステージレース中は参加者と寝食を共にすること、翌ステージまでに前ステージの疲労をどのように克服するか、という点にあります。

2つ目は、これまでのトレーニングしてきたランナーから、ゆっくりと自分のペースで、東海道五十三次を楽しむウォーカーまで、たくさんの人に経験できるよう
に設計されているということを伝えること。
※本大会はランの部とウォークの部から構成されており、速い人でも遅い人でも同じビバーク地で食事を楽しみ、親交を深められるようにしています。

3つ目は、東海道五十三次は、世界に誇れる街道であり、競技を通じて世界に広めたいという壮大さを伝えること。
※世界中の「ロード」を走ってきた運営メンバーが日本の「東海道」が最も美しいと感じ、世界に発信してきたいと考えています。

 

QQ8 本サービスにかける担当者の方の想い・意気込みは?


最初は「仲間うちで楽しくできるようなイベントをやろうぜ!」的な感覚で初めたイベントでしたが、参加者の皆さんから思いの外、熱い熱い応援を頂き、「今後30年続く大会をやりなさい!」と要求されました。
すでに「私達が楽しむ大会」から「参加者が最高の思い出を持って帰れる大会」に変わってきています。今まで何度も実行委員の間ではぶつかり合いがありました。
これからも何度もぶつかることが想像できますが、世界に誇れる最高のイベントにするべく、熱い気持ちでやり続けます。

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QQ9 本サービスにかける代表の方の想い・意気込みは?


実行委員として5人のメンバーが運営に関わっております。そのうち、私以外は会社を経営したりと言わば兼業です。私だけが本業で東海道五十三次と運命を共にする不退転の気持ちで望んでおります。そのため、他のメンバーとは常日頃、言い合ったり、ぶつかったりしていますが、最終的には笑って抱き合っています(笑)
去年の表彰式で参加者の皆さんから頂いた応援が今でも私の原動力です。

 

QQ10 今後の展開は?目標や第三回の開催など。


昨年から、2.5倍の参加者のお申し込みを頂いています。この大会は、数年で年間数千人が参加するイベントになります。第2回大会は、東京日本橋をスタートして、大阪がゴールですが、第3回大会は、その逆、大阪城をスタートで開催することを考えています。

そして、東京オリンピックの頃には、世界から東海道五十三次を走ったり、歩く海外の参加者を集めていることと思います。いつか「JAPAN」=「TOKAIDO」と轟くようなイベントに、街道にしていきたいと思っています。オリンピックイヤーは、大阪城から東京の会場を目指して競技を開催したいと思っています。

 

プレスリリース配信後
記者からの質問にはストーリーでも語れるように


今回のプレスリリースは、サイクルスタイル他多数のメディアに掲載されています。

伊藤さんのお話を伺って、生きているうちに一度はウルトラマラニックに挑戦してみたいなと感じました。
ウルトラ・マラニックという一見聞き慣れない単語ですが、伊藤さん始め東海道五十三次ウルトラマラニック実行委員会の皆様の熱い想いから湧き出るPR力で、近い将来マラソンやトライアスロンと同じくらい認知度の高いスポーツになる気がします。

世に広まるイベントは、最初は一人、数人の熱い想いから始まるのかもしれません。

プレスリリースについて記者から質問を受けたら、苦労話などストーリーをまじえて答えられると、より様々な切り口の掲載確率が高まります。荒削りでも、魂のこもったプレスリリースは、必ずや記者の目に止まることでしょう。

 

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