おはようございます。
先日誕生日を迎え、27歳になりました
エンジニアの岡田です。
最近、ビジネスフレームワークに関する
本をよく読んでいます。
問題解決のフレームワークや、目的を明確化するための
フレームワークなど、
局面に合わせて、最適なフレームワークをツールとして
活用できるよう、目下勉強中です。
先日、ゲーミフィケーションに関する書籍で、
株式会社ゆめみ代表取締役社長の深田浩嗣さんが
書いている、
「ゲームにすればうまくいく<ゲーミフィケーション>
9つのフレームワーク」
を読みました。
「スーパーファミコン世代」の私としては、
あまりに魅力的なタイトルです(笑)
そもそもゲーミフィケーションとは、ゲームの要素をビジネス
に応用するためのコンセプトのことで、
Wikipediaによると、2010年ごろから使われはじめ、2011年になって
大きくとりあげられはじめた言葉だそうです。
▼ゲーミフィケーション - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
著書では、「g-デザインブロック」という考え方で、実際に
ゲーミフィケーションをビジネスに取り入れる方法を手順化しています。
「g-デザインブロック」とは、ビジネスにゲームの要素を入れていく
ためのデザインプロセスを、
「可視化」、「チューニング」、「おもてなし」など、
9つのブロックに分けて、視覚的に表したものです。
ブロック毎に実例が挙げられ、とても読みやすいと思いますので、
これからゲーミフィケーションに触れてみようと思っている方に
おすすめの一冊です。
また、著者の深田さんはゲーミフィケーションの普及を目的に、
gamification.jpというWebサイトを運営しています。
▼gamification.jp
http://gamification.jp/
gamification.jpでは、ゲーミフィケーションに関するイベントや、
海外の翻訳記事などが紹介されていますので、
ゲーミフィケーションに関するトレンドや最新事情は
ここで抑えることができそうです。
その中の翻訳記事の一つ、「The Future of Gamification」
という記事が気になり、読んでみました。
▼レポート:「The Future of Gamification」
~2020年にゲーミフィケーションはどうなる?~
http://gamification.jp/archives/3449
内容は、有名企業や有名大学に所属している人物を対象に、
「ゲーミフィケーションは2020年にどうなっているだろうか?」
をテーマに、ゲーミフィケーションに対して肯定的なシナリオと
否定的なシナリオのどちらを選択するか、というものです。
その結果、賛成が53%、否定が42%、無回答5%と
いう結果になったそうです。
賛成が若干否定を上回る結果となっていますが、
否定派コメントの中で特に気になる意見がありました。
「たくさんのバッジやポイントは「バッジ疲れ」を生み出すだろう」
というコメントです。
ここでいうバッジとは、例えば商品やサービスを利用したとき、
その度合いによって得られるアイコンのことで、
商品の購入回数、購入頻度などで得られるバッジを変えることで、
ユーザの購買意欲を促進する効果があると言われています。
iPhoneアプリにも、アイコンの右上に数字を表示する
「バッジ」と呼ばれる機能があります。
未読件数や最新件数が一目でわかるため、とても便利な機能なのですが、
ニュースアプリのApp Storeレビューをみると、バッジに対する
批評が多いのが現状です。
なぜならユーザにとって、バッジに表示された数字に関心がない場合、
毎回表示を消すためにアプリを開かなければならなくなり、
結果的に苦労が増えるだけになってしまうからです。
「バッジ疲れ」という言葉がなんとなくわかるような気がします。
このような反対意見がある一方、賛成派のコメントには、
「物事を楽しくすることに反対するなんてばかげている」
というコメントもありましたが、こちらについては大賛成です(笑)
iPhoneアプリのバッジと同様、ゲーミフィケーション自体も
使いどころが大事ということでしょうか。
レポートの結果だけでみると、評価が難しいのが現状だと思います。
個人的な感想としては、「物事を楽しくすること」には
賛成ですが、
ゲーミフィケーションに限らず、何事も適材適所が大事
なような気がします。
今回、深田さんの著書を通してゲーミフィケーションの一端に
触れてみましたが、
実際に取り入れてみたいと思うような要素が
いくつかありました。
ゲーミフィケーションについては賛否両論あるようですが、
今後の動向をウォッチしながら、応用できるところ
は応用していければと思っています。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。