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”支援”だけじゃない、

働く人のポテンシャルを最大限に

引き出す攻めのダイバーシティ

株式会社ニュートン広報課 兼 ダイバーシティ推進室 斎藤 睦美 様

インタビュー

50種類以上の多種多様な事業を展開しているニュートン・サンザグループは、従業員の多様な働き方を支援する「ダイバーシティ推進」の一環として、2018年4月に企業主導型保育園「あんしんつぼみ保育園」を開園しました。本事業の責任者で、ご自身も保育士・幼稚園教諭の資格を持つ斎藤睦美さんに、保育事業に取り組むことになった経緯や「人を支援していくこと」への熱い想いについて語っていただきました。

保育への関心から障害者支援の方向へ

元々大学で保育の勉強をされていたのですね。

将来の夢は保育士か幼稚園の先生になることでした。幼少期の記憶はその人の基盤を作っていくものだと感じ、保育に興味を持っていたからです。それで大学の保育科に進学したのですが、実習の現場で発達障害の子どもに出会い、その子に対して支援が行き届いていないという現場を目の当たりにしました。そこで、この子たちに最適な支援ができる場所はないか、保育園や幼稚園よりも、民間企業のほうがスピード感を持った支援ができるのではないかと感じていたときに出会ったのが前職の株式会社LITALICOでした。

LITALICOでは、“障害”とは個と環境の相互作用によって起きている現象であると考えています。「個」を取り巻く「環境」がどれだけ寄り添え合えるのか、だからこそ「個」と「環境」に対してどんなアプローチができるのか。この、「個」と「環境」の双方に対してアプローチを行う考え方が自分の想いにフィットしましたので、入社を決意しました。 入社後はLITALICOジュニアという未就学から高校生までのお子さんを支援する部門に所属し、丸3年在籍しました。

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ニュートンに入社することになったきっかけは?

当社がHRAチーム※1やダイバーシティ推進室の発足、保育園の立ち上げなど、人財活性化に繋がるプロジェクト遂行を計画していると聞き、入社することを決意しました。元々、当社の「ヒューマン・ハピネス・プロバイダー」を掲げ、関わる“人”の幸せをプロバイド(提供)している事業に、興味を感じていたことも理由の一つです。入社したのは2017年の4月で、最初に取り組んだのはダイバーシティ推進室の発足です。

※1 Human Resource Activation (人的資源活性化)

ダイバーシティ推進室のミッションは?

「多様な業種と多様な人財のマッチングの最大化を図る」ということです。今取り組んでいるのは障がい者採用、パパ・ママのサポート、外国人採用、シニア採用などです。
新しく始めた会社の制度として、働く年間の日数、休日数、働く時間をそれぞれ自己選択できる制度を導入しました。例えば働くママの場合、今は日数を減らしたい、時間を減らしたいけれど、子育てが落ち着いたらもう少し働きたいという要望に応えることができますし、親の介護への対応など、女性・男性ともに働き方の選択肢も広がりました。

障がい者への取り組みもされているのですね。

障がい者採用は今、高等支援学校校を卒業する方を積極的に採用しています。初めの一歩として、昨年は高等支援学校に挨拶に行き、ハブを作ってやりとりをしていくことからスタートしました。高等支援学校は専門職に就きたい方も割合として多いのですが、例えばパン屋さんで働きたいといってもパン屋一つとっても、募集数が多いわけでもなく、選択肢が狭いのが現状です。そのような中、当社であれば多業種を取り扱っているので、選択肢が多いことからマッチング率も高く、積極的にお話をさせていただいています。

保育園は様々な働き方サポートの選択肢のひとつ

保育園立ち上げの経緯を教えてください。

これまで当社は、「がんばれ子供村」の運営や子ども食堂の実施など、「子ども村」の運営など、微力ながらも社会貢献に取り組んできました。ここ何年間は社内に向けで新たなフェーズとして「ダイバーシティな働き方」を推進していきたい思いはあるけれども、何が出来るのかを検討していたところでもありました。
当社は、ウェディングプランナーやカラオケ、レストラン、ホテルをはじめ、現場で働く女性スタッフもかなり多く、だからこそ抱える課題もありました。それは、“職場は好きだったけど、ママになって復帰してカラオケ屋や、ホテルで働くイメージが湧きにくい”という業態イメージへの課題と、“待機児童の問題で会社に戻ることが出来ない”という社会の課題と、二つの課題を抱えていました。その課題と保育園を設立することがマッチしたのが、このタイミングだったのだと思います。
保育園をどういう形態で行うかという吟味はありましたが、2016年から内閣府が打ち出している企業主導型保育園の制度がちょうど当社のやりたい内容とマッチしていたので、決定しました。

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企業主導型保育園は色んな会社が取り入れていますが、苦労もあったのでは?

ありがたいことに採用ではたくさんの優秀な方々にご応募いただきました。その中でも、パセラやホテルなど、当社ブランドのファンの方も多かったのは嬉しかったですね。今、保育士の採用難はどこでも言われていることですが、弊社の場合は応募が多く二次面接まで行っています。保育士さんから「私、保育園に就職するときに二次面接まであったのは初めてでした」って言われたくらい。そのあたりは当社のブランド力をうまく活かすことが出来たと思っています。
一方で、建築関係の基準や食べ物の要項は厳しく、店舗開発の担当と勉強漬けの毎日でしたね。当初予定していた場所では要項上許可が降りず、場所が決まらなくては何も進められないと前途多難でした。無事に場所が決まってからは、約8ヶ月でオープンにこぎつけましたが、その時は新業態を毎年作り続けてきた当社の底力を感じましたね。

導入後の社員やスタッフの利用状況はいかがですか?

現在は3名のグループ社員のお子さんが“あんしんつぼみ保育園”を利用しています。遠方から通っている社員もいますが、保育園と職場が近くであれば、家→保育園→職場がシンプルな動線になりますし、子どもが職場の近くにいるとすぐに駆けつけられる安心感もありますね。今後として、さらにあんしんつぼみ保育園が働くママにとって救いの場になれるよう、工夫していきたいです。

ただ当社としても、グループ運営の保育園が新宿にあるということは選択肢のひとつでしかなくて、それで全てが解決できるとは思っていません。ですので、全国各地様々な場所にある企業主導型保育園と連携して、自宅に近い保育園を紹介したり、働く時間や日数を調整したり、働く業態を生活の変化に合わせて変えていくなど、より多くの選択肢を作り続けることが、ダイバーシティな働き方を進める上で大事だと考えています。

人の支援にはずっと携わっていきたい

ニュートンが未来に向けて目指して行きたいことは?

多業種を行っているからこそ、お客様の幸せを一生涯に渡って幸せを作ることが出来ると考えています。その考え方は社員にも当てはまると考えており、多角的な視点から様々なマッチングを作ることは、社員の幸せにも繋がると考えています。
例えば保育園の調理師しか経験したこと無い方が、レストランに異動し、きれいな盛り付け方や新しい調理方法を学んで、もう一度保育園に戻ってレストランで得たスキルを活かす、とか、保育士が「究極のサービス業」という意味で共通しているウェディングプランナーを担当してみる、とか。保育園での実践はまだ出来ていませんが、こうした「社内転職制度」はすでにあり、配属部署で2年以上の在籍経験があるスタッフにチャンスが与えられます。この制度に魅力を感じて入社するスタッフも多いです。幸せを提供する社員が幸せであり、サービスを受けるお客様が幸せになる。逆ももちろんで、お客様が幸せになり、社員が幸せになる。そのようなストーリーを描き続け、さらなる幸せを生み出すことが、会社としてのミッションではないかと私は考えています。

斎藤さんご自身として今後挑戦していきたいことは?

日々模索中ですが、人を支援するサービスにはずっと携わっていきたいという想いがあります。最初は子どもの成長過程に興味を持ち保育士を目指し、次はハンディを抱えている方に興味を持って障がい者支援の道に進み、今はそのふたつが融合して保育園やダイバーシティを推進し、さて次は?となったときも、やはり人に関わることには取り組んでいきたいと思います。私自身、多動傾向がすごく強いので、自分の興味の行先が私も気になります。笑

あとは、新業種開発ですね。今あるニーズもそうですが、これからのニーズに合ったものを提案していきたいですね。次の”困っている因子”があればそれにまず気づき、そこに対しての解決策や新たな楽しみ方を提案していきたいと思っています。

(取材日:2018年10月18日)

企業情報

株式会社ニュートンのロゴ

企業名

株式会社ニュートン

所在地

東京都新宿区歌舞伎町2-4-10
KDX東新宿ビル7F

代表者名

荻野 勝朗

URL

https://www.newton-co.jp/index.html

業種

エンタテインメント・音楽関連

事業内容

総合レジャーサービスであり、『遊び開発企業』『新業態開発企業』として常に時代を先取りした都市型のレジャー・アミューズメント施設の企画・開発から運営までを一貫して手掛けている。

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