全国高専入試で「もう一人の私」を問う――VTuberバーチャル美少女ねむのメタバース分人哲学が出題され話題に
2026年2月8日に実施された国立高等専門学校(高専)の全国共通入学試験・国語において、VTuber/作家 バーチャル美少女ねむ の思想・哲学に関する設問が出題され、受験生の間で大きな話題となった。SNS上では『今年の高専入試イかれてる』『5度見した』『VTuberが出てきて興奮した』など、驚きの声が相次いでいる。設問テーマは、なぜ人はメタバースの中に「もう一人の私」を見出すのか。ねむが著書『メタバース進化論(技術評論社)』で提唱する、「メタバースでは複数の自分(分人)に姿形を与えることでより自己の本質に近づける」という思想が紹介された。さらにcluster代表取締役CEO・加藤直人、美学者・難波優輝の主張と比較して思考力・判断力を問う設問構成であった。ねむの著作は高専の授業でも取り扱われており、VRユーザーの多い高専との親和性や、今後の教育・研究分野への展開に期待する声も上がった。
■全国高専入試にVTuber「バーチャル美少女ねむ」のメタバース分人哲学が出題
今回行われた高専の全国共通入学試験「令和8年度入学者選抜学力検査(本試験)」国語において、哲学研究者・戸谷洋志『メタバースの哲学(講談社)』の文章を素材とした設問が出題された。設問では、メタバースがアイデンティティに与える影響、なぜ人はメタバースの中に「もう一人の私」を見出すのか、がテーマとして挙げられた。
中でも、『バーチャル美少女ねむは、そもそも人間のアイデンティティを単独の主体として捉える発想に対して、疑問を投げかけている』として、ねむが著書『メタバース進化論(技術評論社)』で提唱する、メタバースにおける分人哲学が大きく取り上げられた。ねむは従来の個人主義に変わるアイデンティティの捉え方として、「分人主義」と呼ばれる考え方を導入している。分人主義では、人間を分割可能な複数の人格「分人(Dividual)」として捉え、その集合体が人間であると考える。ねむによれば、物理空間とは異なる声・名前・身体によってコミュニケーションできるメタバースは、まさに分人主義を体現する場として機能している。
さらにメタバースにおいて発現するそれぞれの「分人」同士の関係性を説明するため、ねむの形而上学的なアプローチが掲示された。ねむによれば、自己の本質(イデア)である魂は複雑な形状をした高次の立体物であり、それがメタバースという新たな「スクリーン」に落とした影こそが「もう一人の私」である。そして、メタバース時代においては、同一性を維持しながら複数の現実・複数の人格を切り替えていくことは当たり前になり、人類は物理現実では知覚できなかった自己の本質にようやく向き合うことができるのだという。
設問ではねむのこの哲学に対して、cluster代表取締役CEO・加藤直人の提唱する「メタバースは現実からの解放である」とする主張、美学者・難波優輝の提唱する「メタバースは現実からの逃避である」とする主張と、それぞれ比較検討することによって思考力・判断力を問う設問構成であった。
※出典:入試過去問 | 国立高等専門学校機構 https://www.kosen-k.go.jp/kosen_navi
■全国の受験生に広がる戸惑いの声、高専の授業にも採用
バーチャル美少女ねむのnoteでは、SNS上で挙がった全国の受験生の声が紹介されている。戸惑いの声に加えて、内容について共感する声、よい点数がとれたといった声も見られた。
・『今年の高専入試イかれてる』
・『バーチャル美少女ねむって書いてて5度見した』
・『VTuberが出てきて興奮した』
・『「バーチャル美少女」と言う単語が出てくるとは』
・『題材面白かった』
・『メタバースの世界についての説明文で試験中なのにすごく心に刺さった』
・『文章が興味深くて読み入ってしまいました。学校の友人に問題文の布教という謎ムーブをかますほどに。』
・『この人のおかげで大問2満点で国語90点取れた』
・『ねむさんの国語ちゃんと満点とってきました』
また、入試問題だけでなく、高専の「授業」においても『メタバース進化論』が引用されている神戸高専の事例(准教授 高田崚介氏の授業)が紹介されている。ねむは『VRやメタバースについて授業で教わるなんて、とんでもない時代になってきましたね』と驚いている。
また、ねむが紹介したコメントでは、メタバースが当たり前になった時代の変化を感じるという声、VRChatユーザーの多い高専とメタバースの親和性を指摘する声、今後の教育・研究分野への展開に期待する声などが挙がった。ねむの書籍は今回の件だけでなく、過去には高校の「国語」「情報」の教材、進研模試の問題、芸術大学の入試問題などにも採用されている。
※出典:バーチャル美少女ねむ、全国高専入試「国語」に登場! 受験生に戸惑い広がる【メタバース進化論】 https://note.com/nemchan_nel/n/ne00f8f56f604
■バーチャル美少女ねむ『メタバース進化論(技術評論社)』
バーチャル美少女ねむ『メタバース進化論(技術評論社)』は、メタバースに興味を持った幅広い読者の方を対象に、現在のメタバースの真の姿、そしてその革命性をわかりやすく伝える「メタバース解説書の決定版」である。自身も黎明期のメタバースで暮らす"メタバース原住民"の一人である著者・VTuber「バーチャル美少女ねむ」が、自分自身の体験、数多くのユーザーへのインタビュー、そして全世界のユーザー1,200名を分析した大規模調査「ソーシャルVRライフスタイル調査」を元にメタバースのリアルを明らかにする、世界初の「仮想世界のルポルタージュ」である。
※『メタバース進化論』特設サイト https://note.com/nemchan_nel/n/n464c528e9b7a
■バーチャル美少女ねむ(VTuber/作家)
「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに人類の進化を促すべく配信・執筆・調査活動を行っている。世界最古の個人系VTuberとして2017年にデビュー。メタバースの革命性を論じた著書『メタバース進化論』(2022年、技術評論社)で「ITエンジニア本大賞2023」を受賞。国連IGF登壇を始め、講演や大学講義の経験多数。2022年にはアバター文化への貢献が認められ、キズナアイ以来史上二人目となる「アバターアワード2022 特別功労賞(一般社団法人VRMコンソーシアム)」を受賞。2023年にはMoguLive VTuber Award 2023「今年最も輝いたVTuber」に選出。2025年にはForbes JAPAN「NEXT100:世界を救う希望」に選出された。
・公式X(旧Twitter):https://x.com/nemchan_nel
・公式note:https://note.com/nemchan_nel
・公式YouTube:https://www.youtube.com/@nemchan_nel
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企業情報
| 企業名 | 株式会社ブイノス |
|---|---|
| 代表者名 | 安藤篤志 |
| 業種 | エンタテインメント・音楽関連 |
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