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自宅玄関トラブル経験者は44%、約7割が防犯カメラ録画なしを後悔~住宅を狙う犯罪が増える中、置き配をめぐる防犯不安が明らかに~

近年、住宅を狙った侵入窃盗事件が各地で発生し、不安が高まっています。株式会社ナスタは2025年10月~11月に、宅配に関する防犯意識調査を実施しました。

近年、住宅を狙った侵入窃盗事件が各地で発生しており、生活者の防犯意識に大きな影響を与えています。

埼玉県川越市では、プロの窃盗グループによるものとみられる住宅への侵入事件が相次いで報じられ、在宅中や夜間の被害も含まれることから、地域住民の不安が高まっています。

こうした社会的背景のもと、 郵便受け・宅配ボックスシェアNo.1※1の株式会社ナスタ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小川憲嗣 以下、ナスタ)は2025年10月~11月に、宅配に関する防犯意識調査を実施しました。

 

■調査結果概要

・44.1%が玄関まわりでのトラブルに遭遇。68.8%がインターホンやカメラで「映像が残っていたら良かった」と感じた経験あり。

・全体の79.5%が日常的に防犯を意識。50代以上女性では89.0%と高。対して敷地内対策「何もなし」は44.2%。

・自宅敷地内で防犯対策が「十分でない」のは玄関が1位。背景に侵入事件のニュース増。

・62.2%がインターホンの直接対応に不安を感じた経験あり。知らない人に直接出ないで良いとしたら「安心・便利」67.7%

・子どもや高齢者だけでの留守番時、インターホンに直接出ないで良いことへのニーズは40代と60代以上の女性で高ポイント

 勧誘やセールスでは30代以上女性で軒並み高く、60代以上女性の81.0%が「安心・便利」

 

■調査結果詳細

 

【結果①】44.1%が玄関まわりでのトラブルに遭遇。68.8%がインターホンやカメラで「映像が残っていたら良かった」と感じた経験あり。

 

玄関まわりで起こったトラブルについて聞いた設問では「しつこいセールス・勧誘」27.1%、「不審者が玄関先にいた」10.8%、「置き配荷物の荒らし」4.9%と、半数に近い44.1%が何らかのトラブル経験があることが明らかになりました。

さらに、玄関インターホンやカメラで「映像が残っていたら良かった」と感じた経験は「よくある」17.7%、「ときどきある」28.3%、「まれにある」22.8%と、約7割が映像での振り返りをしたいと思ったことがあると回答。玄関先でのトラブル経験が、映像での確認・振り返りのニーズとつながっていることが予想できます。

 

●自宅玄関まわりで実際に起こったトラブル経験(複数回答)

 

●玄関インターホンやカメラで「映像が残っていたらよかった」と感じた経験

 

防犯対策専門家 京師美佳さん コメント

「玄関まわりは、自宅敷地内の中でも特に防犯対策が行き届いていない場所であり、不安を感じる人が多いのは自然な結果だと感じます。侵入事件のニュースが増えていることに加え、置き配の普及によって玄関先が人の出入りの多い場所になり、実際にトラブルを経験した人も約4割にのぼっています。

最近では、配達員からのわいせつ被害や置き配盗難などの事例も報告されており、約7割が『映像が残っていれば良かった』と感じている背景には、そうした現実があります。玄関まわりでは、侵入を防ぐだけでなく、誰が・いつ来たのかを確認できる環境づくりが重要になっています。」

 

【結果②】全体の79.5%が日常的に防犯を意識。50代以上女性では89.0%と高。対して敷地内対策「何もなし」は44.2%。

「防犯のために日常的に気を付けていること」について、全体では79.5%が何かしらの意識をしていると回答。特に50代以上女性では89.0%と、日常から意識した行動をしていることがわかりました。

対して、敷地内の対策として最も多かったのは「センサーライト」21.5%、次いで「宅配ボックス」19.2%、「防犯カメラ」16.6%と、一定は取り入れられているものの、半数に近い44.2%が自宅敷地内での対策を特にしていないことがわかりました。これは前回調査の44.0%とほぼ横ばいでした。

また「対策をどのくらいできていると感じているか」と尋ねると「十分できている」6.5%、「ある程度できている」33.5%と「できている」と感じている人は40.0%に留まり、対策できていない自覚はあるものの、設備面でのハードルが高い様子が見て取れます。

 

●防犯のために日常的に気をつけていること(複数回答)

 

●防犯のために自宅敷地内でしている対策(複数回答)

 

●自宅敷地内の対策がどれくらいできていると感じるか

 

防犯対策専門家 京師美佳さん コメント

「内閣府の調査でも不安を感じている人が8割近くにのぼる一方で、今回の様に6割が『特に対策をしていない』というのが現状。特にこの傾向が顕著なのが、在宅率の高い50代・60代の方々※2です。『自分や家族が家にいるから大丈夫だろう』という考え方は、これまでの防犯対策においては一般的な常識でした。しかし現在は、郊外のごく一般的な戸建て住宅にも、闇バイトによる強盗が侵入してくる時代です。実際には、家にいる間こそ、防犯対策をより強く意識する必要があります。『在宅していれば大丈夫』という考え方は、もはや過去の常識です。開口部の強化や不要な対面機会を減らすことも欠かせません。宅配や点検業者を装う犯罪者もおり、『直接対応しない環境』を整えること自体が大切です。」

 

【結果③】自宅敷地内で防犯対策が「十分でない」のは玄関が1位。侵入事件報道増加に加え、置き配への不安も。

自宅敷地内の防犯対策が「あまりできていない」「まったく出来ていない」と答えた人に尋ねると、十分でないと感じる場所では「玄関周り」が48.7%、「窓・勝手口」42.9%、「駐車場・庭」34.8%となりました。

背景には「自宅への侵入事件のニュースが増えている」59.8%に次ぎ「置き配サービスの利用が増えた」30.5%と、侵入事件報道のほか、宅配便受け取り方の変化に伴う不安も見られました。置き配については、来年以降に標準サービスとなることが国土交通省より発表されており、同様の不安が今後も見られると予想されます。

 

●対策が「十分ではない」と感じる場所(複数回答)

 

●「十分ではない」と感じる背景(複数回答)

 

【結果④】62.2%がインターホンの直接対応に不安を感じた経験あり。知らない人に直接出ないで良いとしたら「安心・便利」67.7%

来訪者が来たとき、インターホンに直接対応するのに不安を感じた経験については「よくある」10.1%、「ときどきある」27.6%、「まれにある」24.5%と、約6割がインターホンへの直接対応への不安があることがわかりました。

 

●インターホンでの直接対応への不安

 

●知らない人が訪ねてきたとき、インターホンに直接出ないで良いとしたら

安心・便利だと思うか

 

【結果⑤】子どもや高齢者だけでの留守番時、インターホンに直接出ないで良いことへのニーズは40代と60代以上の女性で高ポイント
勧誘やセールスでは30代以上女性で軒並み高く、60代以上女性の81.0%が「安心・便利」

「子どもや高齢者だけでの留守番時にインターホンに直接出ないで良いとしたら、どのくらい安心・便利だと思うか」という設問では、40代女性の72.0%、60代以上女性の70.0%が「安心・便利」と回答。<保護者世代かつ高齢者の子ども世代>が持つ親・子への心配と、<高齢者世代>が持つ自身や孫に対しての心配が浮き彫りとなりました。

また、勧誘やセールスなどの来客対応時のニーズに関しては、20代女性が60.0%に対し、30代以上の女性は平均70%以上をマーク。特に60代以上の女性では81.0%と高い結果になりました。

 

●子どもや高齢者だけでの留守番時にインターホンに直接出ないで良いとしたら、安心・便利だと思うか

 

 

●勧誘やセールスが来たときインターホンに直接出ないで良いとしたら、安心・便利だと思うか

 

 

防犯対策専門家 京師美佳さん コメント

「子どもや高齢者が一人で留守番をしているとき、インターホンが鳴るだけで不安になる、という声はとても多く聞きます。特に最近は、勧誘やセールスだけでなく、宅配や点検業者を装った強盗もあるため、状況そのものが負担になっています。しかし在宅確認をする空き巣と鉢合わせしない為にも居留守は使えないと考えると、直接対応しなくて済む環境があれば、子どもや高齢者に無理をさせずに済み、家族としても『ちゃんと守れている』という安心感につながります。」

 

今回の調査では、玄関周りでのトラブル経験率や映像記録へのニーズと、玄関先や来客対応に対する様々な視点での不安が浮き彫りになりました。

ナスタは、こうした不安に応える手段の一つとして、最新型の戸建て向けインターホン「Nasta Interphone 2」を提案します。

Nasta Interphone 2は、玄関周りのセキュリティや荷物受け取りの利便性を追求して開発されたインターホンです。高画質カメラ、24時間録画、自動応答機能など、「玄関周りの死角」を補う機能を兼ね備え、暮らしの安全を支えます。

 

《セキュリティ機能を備えたインターホン Nasta Interphone 2(ナスタインターホン 2)》

Nasta Interphone 2は、玄関周りを録画しておきたいニーズや、子ども・高齢者だけでの留守番、来客への直接対応への不安に配慮した機能を多数兼ね備えた、最新型のインターホンです。

 

■セキュリティ機能を備えた商品特長

 

<24時間録画>

来訪者のないときも、24時間ずっと玄関前を撮影し続ける録画・録音機能を搭載。万一のトラブルや不審な動きの際に家族の安心を守ります。

 

<スマホ対応>

モニター前まで行かなくても、家じゅうどこでも、外からでも、スマホで応答。子どもの留守番時に、外出先から保護者が対応することも可能です。

外出先からリアルタイムで玄関先の確認もできるので、子どもの帰宅も目で確認することができます。

また、親世帯の玄関子機とスマホを連携させることで、高齢の親への来客も見守れます。

 

<自動応答機能>

あらかじめ設定しておいたメッセージを流すことで、直接対応しなくても、荷物受取や来客対応が可能。

直接対応しないことで、在宅者が誰なのかわからないようにすることができます。

 

■製品概要

【カラーバリエーション】 室内親機:2種類(ブラック/ホワイト)

玄関子機:2種類(ブラック/シルバー)

【価格】オープン価格

 

●製品webサイト

https://www.nasta.co.jp/product/electrical/interphone-home2/

 

*製品開発中のため、機能やスペックに予告なく変更が生じる可能性がございます

 

【防犯対策専門家 京師美佳さん プロフィール】

防犯対策専門家、犯罪予知アナリスト

一般社団法人全国住宅等防犯設備技術適正評価監視機構理事。情報番組やNEWS番組など多数出演。
Yahoo!ニュース公式コメンテーター。防犯診断・プロデュースなど専門家として幅広い活動を行う。

 

※1 ナスタ調べ(2024年郵便受け・宅配ボックス市場シェア数及び実績販売数量より推計)

※2 出典:総務省 社会生活基本調査(https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/pdf/yoyakub.pdf

 

■調査概要

調査対象者:宅配便利用者

調査時期:2025年10月31日~11月1日

調査方法:インターネットリサーチ

調査人数:1000人(男性500人、女性500人)

対象年齢:20代200人/30代200人/40代200人/50代200人/60代以上200人

 

■防犯意識調査の過去調査結果一覧

第1回調査 2022年3月(プレスリリース:https://www.nasta.co.jp/news/2022/2022041201.html

第2回調査 2023年2月(プレスリリース:https://www.nasta.co.jp/news/2023/2023021601.html

第3回調査 2024年2月(プレスリリース:https://www.nasta.co.jp/news/2024/2024030701.html

第4回調査 2025年2月(プレスリリース:https://www.nasta.co.jp/news/2025/2025032601.html

 

【お願い】 本リリース内容(調査結果等)の転載にあたりましては、「ナスタ調べ」という表記をお使いいただきますようお願いします。



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企業情報

企業名 株式会社ナスタ
代表者名 小川憲嗣
業種 建築

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