GB-6 / Super Germanium Booster

高早楽器技術/TRIALから、『GB-6/Super Germanium Booster』が2025年11月29日に発売された。

同製品は、60年代の名機RangeMasterの研究過程から生まれた独自設計のブースターで、ヴィンテージの温かみを持ちながら現代のギターシステムに最適化されたモデルとなっている。

■ゲルマニウム・トランジスタを最大限に活かした上質なヴィンテージトーン

GB-6には、低域の量感、ピッキングへの追従性、倍音の質感などを基準に選定されたゲルマニウム・トランジスタを採用。

増幅度が高い個体を厳選しつつ、温度安定性とノイズ特性を改善する回路設計を施すことで、扱いやすさとヴィンテージらしい質感を両立させている。

■Trebleコントロールで広がる音作り

搭載されたTrebleコントロールにより、RangeMasterライクなトレブル～ミッドブーストから、太さと落ち着きを備えたジャズライクなウォームトーンまで幅広く調整可能。

ギターのピックアップやアンプとの相性に応じて柔軟にサウンドメイクできるのが特徴だ。

■現代システムに合わせた独自設計

ヴィンテージ回路は、現代の広いゲインやレンジを持つアンプエフェクターと組み合わせる際に相性面で課題が生じることがある。

GB-6はこのミスマッチを解消するため、伝統的な回路を踏襲しながら現代の機材環境にフィットするよう独自の改良を加えた設計に。現代的なシステムの中に “ゲルマニウムでしか出せない質感” を無理なく組み込むことが可能となっている。

■接続位置を選ばない柔軟性

システム内のどの位置に配置しても特性を発揮する設計も特徴。

クラシックにアンプをブーストする使い方はもちろん、アンプシュミレーターやマルチエフェクターの前段に置くことで、デジタル機器にヴィンテージ機材の挙動を与える用途にも最適だ。

■一点ずつ製作される特別仕様

本製品は、ゲルマニウム・トランジスタの魅力を最大限に引き出すため、回路設計をゼロから再構築。ポイント・トゥ・ポイント・ポールによる直結配線を採用することで回路やパーツの良さを最大限に活かす設計だ。

外装は職人によるハンドペイントで仕上げられ、完全一点物として生産される。

『GB-6/Super Germanium Booster』は、使用する楽器やピックアップ、アンプの魅力を再確認できるような1台だ。

ヴィンテージの質感を愛するプレイヤーはもちろん、現代の機材環境でも自然に使えるアナログブースターを求めるギタリストに向けた新たなを択肢として注目されそうだ。

発売に合わせて、詳しい解説動画も公開されている。

■発売日

2025年11月29日

■GB-6 / Super Germanium Booster

製品情報ページ : https://takahaya.com/trial/gb-6-super-germanium-booster/

JAN : 4570020280479