1億2千万円相当のピカソが当たる! 1口約1万2千円/€100のチャリティ募金オンラインにて受付開始

フランス・パリにて今年1月に予定されていた、ピカソ絵画が抽選で当たるチャリティー企 画「1Picasso For 100Euros (1ピカソ・フォー・100ユーロズ)」は、絵画の当選者が決まる 抽選会の開催を、2か月後の3月30日へ延期することを発表しました。

パリで開催されている「1Picasso For 100Euros (1ピカソ・フォー・100ユーロズ)」は、100 ユーロを一口として募金できる人道支援チャリティ企画です。オンラインで募金することが でき、募金への参加者全員に推定1億2千万円相当のピカソ絵画の抽選権利が与えられます。 そして、集まった資金は慈善団体「CARE(ケア)(https://www.carefrance.org)を通じて アフリカに住む20万人の方々への清潔で綺麗な水の供給のために使われます。

アフリカでは 、貴重な水を手に入れるために毎日何時間も危険な道を人々が歩かなければなりません。多 くの人々が、水を媒体にする病原菌の危険や貧困にさらされています。本チャリティ企画で は、アフリカのカメルーン、マダガスカルやモロッコに在する150の村の人々の生活の向上 のために、井戸、洗濯施設、トイレの建設や修復のために資金を使用します。

6年前に行われた企画の第1回目では、米ペンシルベニア州、ピッツバーグにすむ男性が、 パブロ・ピカソ画「L'Homme au Gibus」を手に入れました。集まった全収益は500ユーロ( 約6億円)にも上り、レバノンの古代首都ティールの世界遺産保存事業のための使われまし た。

もともと本企画は、テレビ番組ホストのペリ・コーシャンのアイデアで始まりました。「私 は、退屈なギャラ・ディナー会に代わるオリジナルな資金調達法を探し求めていました。」 と彼女は言います。また、パブロ・ピカソの3人目の娘であるクロード・ピカソは企画の初 期を次のように語りました。「ペリ・コーシャンが数年前、最初に私たちに会いに来たとき は、アートを使って人を助けるという、彼女の革新的で魅力的なチャリティ・ラッフル抽選 くじアイデアをすぐに受け入れました。私たち家族にとっては、ピカソ自身の貧しい人々へ の誓いの継続と、それに加えてより多くの人々が彼の作品を見ることができる機会でもあり ます。」

ピカソ・エステートとピカソの資産管理との連携により、裁判所の監督の元で行われるこの 「1Picasso For 100Euros (1ピカソ・フォー・100ユーロズ)」は、第2回にあたる今回の開催 後、年単位で同様のラッフル抽選くじを開催していくことを予定しています。

今回の景品は、お酒のアブサンが入ったグラスと新聞紙を描いた写真のNature Morte(静物 画)です。幾何学的な構成が美しいこの人気作品は、抽選会当日までパリのピカソ美術館に 展示されます。ピカソ美術館のディレクター、ローレント・ルボン氏は、「画家が写実主義 と立体派の流れを統合していた時に創り出されました。考えさせられる作品です、夢の火付 け役となるのです。」と言います。現在、この作品は世界最大級の個人収集家、デービッド ・ナーマド氏が所有しています。

オンラインでの募金と交換に配布する抽選チケットは募金と同時にすぐにEメールにて購入 者へ届きます。メディアやジャーナリストも招待される3月30日の抽選会にはパリにある会場「クリスティーズ」へ多くの来場者が見込まれます。抽選会の模様はウェブサイト( https://1picasso100euros.com/) 上でライブ中継される予定です。

募金及び抽選チケット購入は、ウェブサイト内、中ほどにある「チケット購入」をご利用 ください。(右下の言語ボタンで日本語へ変更可)

〇●〇●「1Picasso For 100Euros (1ピカソ・フォー・100ユーロズ)」〇●〇● 目的:慈善団体を通じた人道支援チャリティ

場所:フランス・パリ、及びオンライン
絵画:Nature Morte(静物画), 1921, Oil on canvas, 22.9 cm x 45.7 cm 募金一口:€100(およそ1万2千円)
抽選会日時:2020年3月30日 午後6時開始 抽選会場所:クリスティーズ(9アヴェニューマティニヨン、パリ) 購入:ウェブサイト(https://1picasso100euros.com/)