世界初、ノーベルテックの光コムレーザーのインライン活用に成功-自動車生産ラインにおけるインライン測定・ニアライン測定の活用が本格化-

株式会社光コムは、2002年に東京工業大学の技術ベンチャーとして設立されました。創業15年を経て、光コムレーザーを活用した非接触形状測定システムの提供を行っております。昨今のインダストリー4.0の実現のために、自動車メーカー各社において、光コムによるインライン測定・ニアライン測定が本格化致しましたのでご案内いたします。日本ではコンセプト先行でなかなか実際の工場現場で実現していないインダストリー4.0ですが、遂に日本発のノーベル賞技術を活用したものづくり革新が実現しました。今後、光コムで測定した三次元データのクラウド化が始まり、自動車生産に関するディープラーニングの活用が始まります。

【光コムレーザーと当社の歴史について】

異なる周波数帯が等間隔に並んだ櫛型のレーザー。

2005年には光コムを含む分光に関する研究がノーベル物理学賞に選ばれ、

さらに2009年には光コムが日本の”長さ標準”に選ばれるなど、

測定・レーザー分野における一大研究分野になっています。

 

株式会社光コム(http://www.optocomb.com/)は、

東工大研究室の時代から、小型・堅牢・低コストな光コムの開発に取り組んで参りました。

なお、英語名のOptical Combに”光コム”と名付けたのは、当社創業者の興梠でございます。

2016年にミクロン精度で高速測定が可能な形状測定システムが完成、発売に至りました。

2017年には自動車メーカー各社のニアライン・インラインでの利用が実運用に至り、急速に拡大しております。

ノーベル賞関連技術が産業応用された、記念すべき瞬間と考えております。

(※システムの詳細 三次元形状測定器.pdf )

 

 

 <動画:2016年に発売した形状測定システム>

 

 

【光コム形状測定システムの優位性とインダストリー4.0の実現】

光コム形状測定システムは、視野が1ヘッド90mm、深さ130mmと広く、カスタムによりさらに拡大可能。

また、外乱光の影響がございません。

これによって自動車のエンジンなど、数十センチサイズの大型部品であっても

現場で1分程度のサイクルで高速測定できるようになりました。

 

 <自動車エンジンの測定デモンストレーション>

 

一般的に、ミクロン精度での測定が可能な精密機器の場合

視野が数センチ、深さも数センチしかなく、外乱光(工場の西日など)の影響を受け、

また測定に時間を要するなど、運用上の制約が大きいとされてきました。

結果的に、どうしても目視検査が減らせない原因となっておりました。

また、目視検査であるため、各部品の測定データは残らず、

結果的にデータの時系列分析やクラウド化、ディープラーニングの活用ができない根源的な理由となっています。

ディープラーニング分野における競争のキーポイントがデータ蓄積量であることは

既に周知のことと存じます。

 

 

【自動車業界を中心とした今後の展開】

2017年時点で、ミクロン精度で大型部品の非接触全数測定を

生産ラインにて実現しているのは光コムレーザー唯一です。

各自動車メーカー様、部品メーカー様を中心に、スマートファクトリーの実現のために

より広範な導入が検討されています。

当社は、日本発・大学発モノづくりベンチャーとして、

21世紀の産業革新に貢献してまいる所存です。

 

 

【株式会社光コムについて】

・2002年創業(東京工業大学第12号ベンチャー)

・東京都千代田区

・光コムレーザーを活用した形状測定システム、距離計、振動計などを開発・製造・販売している。

・現在資金調達第3ラウンド。これまでに累計10億円を調達。

 http://www.optocomb.com/



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企業情報

企業名 株式会社光コム
代表者名 福沢博志
業種 精密機器

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