内々定保有率12%、半月前から倍増。理系学生は15%＜2016年卒ブンナビ学生アンケート(2015年4月下旬実施)の調査結果を発表＞

株式会社文化放送キャリアパートナーズ（本社：東京都港区、社長：竹村勝彦）は、2016年卒業予定の学生を対象とした「2016年卒ブンナビ学生アンケート(2015年4月下旬実施)」の調査結果を発表しました。本調査は就職活動期間に毎月定期的に実施し、就職活動状況、職業観、学生生活などを調査しています。
概要は以下の通りです。

【トピックス】
■内々定保有率12%、半月前から倍増。理系学生は15%
内々定保有率は、全体で12.0%と半月前の6%から倍増した(文系10.8%、理系15.4%)。

昨年の4月下旬は、選考解禁から半月経過、内々定保有率は54%だった。しかし、今年からの指針で選考解禁は8月となり、まだ3か月半。昨年の選考解禁3か月半前は1%だったことを考えると、単に時期がスライドしたのではなく、活動の中身がまったく変わってしまったことがよくわかる。

・企業探しの時期は終わり、解禁前だが選考フェーズに。
プレエントリー社数は平均44.9社と半月前の調査から、+0.5社。ほぼ横ばい。
昨年は広報解禁2か月後の1月下旬で52.1社で、その後も増え続け4月上旬には78.5社あった。
就職イベント参加回数も増えておらず、選考に参加する企業探しは終えた。

会社説明会参加は平均12.3社(半月前から+3.4社)、選考試験参加社数は3.8社(同+0.7社)と増加。
選考フェーズに入った学生が解禁4ヵ月前にして早くも増加している。

ただし、「4/1～4/15の間、選考試験に参加した企業は？」の質問には、
・第一志望企業が含まれている　9.3%
・第一志望群の企業が含まれている　39.5%
・第一志望群以外の企業　31.0%
と、志望度はさほど高くないようだ。本命はまだ選考を実施していない、日系大手企業と考えている学生が多いのだろう。

学生個々の、就活に関する捉え方も個人差が激しいのも今年の特徴。
「内定どころか、選考に進めないだけで焦りと不安で、ゼミや課題に集中できない。大学の授業と調節して選考や会社説明会の予約をしなければならないことから、就活が中心になってきている」と答える学生がいる一方、「まだ4月の段階で、就活も始まったばかりなので生活に占める割合は30％程度」とのんびりした学生も。

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■インターンシップ参加企業には８割以上の学生がアクション
採用時期の変化で、インターンシップ実施企業が大きく増加し、採用との関連が注目される今年。
途中段階だが、インターンシップ参加企業への選考参加状況について質問してみた。

Q.インターンに参加した企業の採用選考に進みましたか。現在の状況を教えてください（択一）
・プレエントリーした　20.7%
・説明会に参加した　27.1%
・エントリーシートを提出した　10.3%
・面接を受けた　10.9%
・内々定を承諾した　5.6%
・進んだが不合格になった　7.0%
・進んだが辞退した　2.5%
・進まなかった　15.9%

すでに、選考を実施した企業、これからの企業とまちまちなので、回答は分散したが、「進まなかった　15.9%」を除いた84.1%の学生が、インターンシップに参加した企業の選考参加への意思を見せたと言える。
選考に参加した学生の声としては、「インターンシップで会社の雰囲気が良く、ぜひ採用選考に進もうと思ったからです。」、「会社内の雰囲気がインターンシップを通して判り、それが好印象だったから。」と企業の意図通り(?)のものもあるが、「インターンに参加したことで選考に有利になるかもしれないと思った。」、「顔を覚えてもらっているので通過しやすいと思った。他の企業の選考を受ける前の練習として。」など、学生が企業の意図を利用しようとしている声も同数程度あった。

インターンシップは採用にとって重要なツールであることは間違いないが、うまく扱う企業とそうでない企業の差がはっきりしそうである。

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トピックスで触れた設問以外にも、今回4月下旬調査では全34問を学生に質問しています。
調査結果をご覧になりたい方は、弊社ホームページより資料請求ください。
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【2016年卒ブンナビ学生アンケート(2015年4月下旬実施)調査概要】
調査対象：2016年春就職希望の「ブンナビ！」会員大学生・大学院生
調査期間：2015/4/16～4/23
調査方法：Webアンケート
有効回答数：567件