【 2月の真冬でも熱暴走は発生する! 夏場だけじゃない温度度変化によるRAIDサーバー機の故障とデータ復旧 】

記録媒体の温度上昇による障害発生は、冬場の気温の低い時期でも起こりうる症状です。今年は2月に入ってから各地で4月中旬の気温から急激に下がるといった変動があったことから、筐体へ負荷が掛かりアクセス不可等の障害が発生しやすくなっている為、データ復旧のお問い合わせが、昨年と比較し増加しております。

■1.⇥冬場でも発生する温度変化によるRAIDサーバー機の問い合わせ増加

 2月の真冬であっても、大量記録媒体の温度上昇による熱暴走等の障害は発生し、当社へのデータ復旧のお問い合わせは後を絶えません。筐体の温度上昇は気温や湿度の高い夏場にを中心に発生すると考えられがちですが、真冬のこの時期でも起こりうる症状です。
 サーバーには厳密な温度・湿度管理をして一定の環境を保つことが重要ですが、中小企業様や部署単位等で使用されるサーバーには、徹底した環境設定がされずに冬場でも筐体温度上昇による障害が発生しております。また、因果関係は掴めておりませんが、サーバールームで環境管理が徹底された機器でも同様の症状が発生し、当社へお問い合わせされる例も少なくありません。
 冬場は極端な温度上昇が見込めない為、温度管理は軽視されがちですが、今年は2月に入ってから各地で4月中旬の気温から急激に下がるといった変動があったことから、筐体へ負荷が掛かりアクセス不可等の障害が発生しやすくなっております。その為、RAIDやサーバー構成等の24時間稼働されることが殆どの機器に関する、データ復旧のお問い合わせが、昨年と比較し増加しております。

■2.⇥RAIDサーバー機の温度上昇で起こる障害とは

 筐体の温度上昇は自己発熱と外部温度の変化が重なり、排熱機能が低下することが原因ですが、これは機器の寿命を極端に短くします。HDDの寿命は3~5年とされ稼働時間が長いほどに短いと言えますが、細かなメンテナンスがあれば、寿命による障害発生時の損害も軽減できるといえます。
 また、温度変化による機器の劣化はHDDだけに言えるものではなく、CPUの発熱も大きく関係します。CPUは演算能力が上がる程高性能とされていますが、その反面、機器自体の温度上昇は著しく消費電力も上がります。CPUの温度が上昇することでHDDやメモリに正確に情報が伝わらず読み書きが繰り返され、通常より負荷が掛かります。
 CPUは、1秒毎に刻むクロック数である動作周波数が高いほど演算能力が高まる為、以前は動作周波数をどこまで上げられるかといった改善が行われてきました。しかし、消費電力増加による発熱はCPUだけでなくメモリやハードディスクに対してデメリットが非常に多く、機器全体の寿命を下げてしまいます。ハイパースレッディングで仮想的なコアを見せる技術も、CPU温度・消費電力の上昇が著しく、マルチコア対応に最適化されたプログラムが主流となっていることからも活用頻度は低下傾向にあります。発熱を抑制するためにも動作周波数は抑えてマルチコアやマルチスレッドといった手法により1つのCPUで同時処理数を増やして演算能力向上が図られる、クロックダウン機能を搭載するといった進化が見られます。
 また、動作するだけで発熱するHDDには、環境温度として0~60℃が推奨されています。しかし、サーバーには負荷のかかりやすいソフトが多く、作動するだけで70℃を越え熱暴走の危険性は非常に高いとされています。これはCPUにも言えることで、環境によっては冬場にも機器の温度上昇は発生することを忘れずに、日頃のメンテナンスを行うようにしてください。ハードウェア可用性向上のためのホットスワップやECCは、温度上昇で発生した障害には有効と言えませんのでご注意ください。
 経年劣化や、外部環境の気温変化は防ぎようがなく季節も関係ありません。日頃のメンテナンスを欠かさず、冬場であっても冷却ファン等の整備を怠らずに運用するようにしてください。
 また、障害の発生時は気付いた段階ですぐに操作をやめ、専門家までご相談ください。当社では、温度上昇により障害が発生した機器をこれまで数多く復旧しております。記録媒体の復旧はワンチャンス、ご自分で色々と試されて障害がより大きくなってしまう前に、復旧実績のある技術員から直接研修を受けている、専門アドバイザーにご相談ください。状況をお伺いし、想定されるケースから、今とるべき最善の対処法についてお伝え致します。

 また、日本データテクノロジーのTOPエンジニアがRAIDトラブル時の対処法を公開しておりますので、こちらもご活用ください。
 
   http://earth0614.seesaa.net/


日本データテクノロジーは皆様の御支持により、データ復旧業界において8年連続でご依頼件数国内1位の実績を残しております。
 データの重要性がますます高まる昨今、データ復旧サービスは欠かせないものとなって参りました。今後も技術の向上に邁進し、データ復旧をご利用頂く全てのお客様に御満足頂けるよう成長し続けていくことをお約束します。

■3.⇥日本データテクノロジー(サービスサイト)

  http://www.ino-inc.com
  http://www.ino-inc.com/s 【スマートフォン専用ホームページ】

■4.⇥【日本データテクノロジーについて】

OGID株式会社が運営するデータ復旧サービスの名称。
2006年~2013年 8年連続復旧実績No.1(第三者調査機関調べ)
平成11年6月14日に設立。
その後、高度な復旧技術とスピード、丁寧な対応で年々業績を伸ばす。
現状で満足することなく、1人でも多くのお客様の、1つでも多くのデータを、
1秒でも早く最も安全に復旧する為、日本データテクノロジーは復旧率と復旧スピードにこだわり続けます。

■5.⇥お取引実績につきまして、掲載の許可を頂いたお客様に関しては、コチラに掲載させて頂いております。
 http://ino-inc.com/voice/voice.html
 ※1 第三者機関調べ
 ※2 データご納品件数/データ復旧ご依頼件数 2014年1月現在 当社調べ

企業情報

企業名 デジタルデータソリューション株式会社
代表者名 熊谷 聖司
業種 その他サービス

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