「中国離れ」が本格化 問い合わせデータから実測」
中国進出に関する問い合わせは、実に40%近く減少している。もちろん、依然として日本企業による中国進出の人気は高く、月に10~20件は問い合わせがあります。しかし、昨年末から東南アジアへの進出の問い合わせが増加傾向にあり、問い合わせ総数の割合から見ると、中国進出の問い合わせは減少していると言える。
「海外進出サポートサービス「Digima~出島~」問い合わせ数1000件突破!」
データを解析して見えてきた海外市場の流れとは?
株式会社RESORZ(本社:東京都目黒区、代表取締役:兒嶋 裕貴)が運営する、海外進出サポートに特化したポータルサイト『Digima~出島~』(URL:http://www.digima-japan.com/ )へ寄せられた海外進出に関する問い合わせ数が1000件を突破いたしました。月々の問い合わせはますます増加傾向にあり、その問い合わせの内容も変化してきております。
◆中国進出への問い合わせが40%減少
「Digima~出島~」への中国進出に関する問い合わせは、昨年の3月と今年の3月で、それぞれ54%、17%と、実に40%近く減少しています。もちろん、依然として日本企業による中国への進出の人気は高く、月に10~20件はコンスタントに問い合わせがあります。しかし、昨年末から東南アジアへの進出の問い合わせが増加傾向にあり、問い合わせ総数の割合から見ると、中国進出の問い合わせは減少していると言えるでしょう。
その大きな理由として「人民元高」と「人件費高騰」が考えられます。今年の5月2日には人民元の基準値が過去最高値を更新し、中国4大銀行の基準値レートに日々注目が集まっています。また中国における人件費は、年々上昇しており、それに伴い物価も上昇傾向にあります。これらの要因が中国事業の収益を圧迫しているのは明白となっているでしょう。
もちろんこの他にも中国独自の法規制や参入障壁、アップル社なども苦心した知的財産の問題なども要因として挙げられます。そのために、これまでの「安価な労働力の獲得」といったメリットを享受しにくくなっており、中国進出が減少傾向にあると考えられます。
なにより今回は問い合わせの減少という目に見える形で、中国離れを実測することができました。それでは、企業は中国を離れて、どこに向かっているのでしょうか。
◆世界の工場に陰り?
「チャイナプラスワン」への流れが加速
それは、進出国別の割合を見てみるとわかるでしょう。台湾や韓国、シンガポール、ベトナム、タイといった国々が中国に続いていますが、ほぼ同じ割合で、インドネシア、マレーシア、カンボジア、ミャンマーなどの「チャイナプラスワン」という位置付けの問い合わせが増加しています。そうした東南アジアの国々は、様々な要因で開発が遅れていましたが、ここにきて、政治的な安定やFTAの締結などが進み、中国の近くといった立地を武器に急成長しています。中国一国集中へのリスクを分散させるため、そして安価な労働力を求めての現地拠点設立の問い合わせが多くなっていると考えられるのです。一方、それだけ中国の「世界の工場」という魅力に陰りが出てきていると言えるでしょう。
実際、「現在中国からインテリア商品を輸入していますが、現地の人件費の高騰、原材料の高騰などが原因で値段が上がってきています。そのため、中国以外のアジアで上記商品の新しい仕入れ先を探しています。中国以外の上記商品の見本市や展示会などの情報もありましたら、ぜひ、いただきたいです」といった問い合わせもいただいております。
とは言うものの、中国の巨大なマーケット市場の魅力は大きく、その市場を意識した海外進出なのは間違いありません。そういった意味では、中国進出を視野に入れた問い合わせの数は、増加傾向にあるとも言えます。また、「Digima~出島~」への問い合わせ総数は、サービス開始から1年を経て、倍増しております。今後も中国市場への進出の問い合わせの数自体は増加していくと考えられます。
まだまだ日本企業の中国進出や、東南アジアを含む新興国への進出の流れは止まりません。今の日本経済を活性化させるためにも海外進出を推し進めていく必要があると言えるでしょう。
◆「Digima~出島~」とは?
本サービス「Digima~出島~」は海外進出に関する全ての情報が集約された海外進出専門ポータルサイトです。
「グローバル市場で成功する日本企業を10,000社作る」をモットーに、海外進出サポートのプロフェッショナル企業のみを掲載し、日本企業の海外進出の敷居を下げ、日本市場の活性化を目指します。
データを解析して見えてきた海外市場の流れとは?
株式会社RESORZ(本社:東京都目黒区、代表取締役:兒嶋 裕貴)が運営する、海外進出サポートに特化したポータルサイト『Digima~出島~』(URL:http://www.digima-japan.com/ )へ寄せられた海外進出に関する問い合わせ数が1000件を突破いたしました。月々の問い合わせはますます増加傾向にあり、その問い合わせの内容も変化してきております。
◆中国進出への問い合わせが40%減少
「Digima~出島~」への中国進出に関する問い合わせは、昨年の3月と今年の3月で、それぞれ54%、17%と、実に40%近く減少しています。もちろん、依然として日本企業による中国への進出の人気は高く、月に10~20件はコンスタントに問い合わせがあります。しかし、昨年末から東南アジアへの進出の問い合わせが増加傾向にあり、問い合わせ総数の割合から見ると、中国進出の問い合わせは減少していると言えるでしょう。
その大きな理由として「人民元高」と「人件費高騰」が考えられます。今年の5月2日には人民元の基準値が過去最高値を更新し、中国4大銀行の基準値レートに日々注目が集まっています。また中国における人件費は、年々上昇しており、それに伴い物価も上昇傾向にあります。これらの要因が中国事業の収益を圧迫しているのは明白となっているでしょう。
もちろんこの他にも中国独自の法規制や参入障壁、アップル社なども苦心した知的財産の問題なども要因として挙げられます。そのために、これまでの「安価な労働力の獲得」といったメリットを享受しにくくなっており、中国進出が減少傾向にあると考えられます。
なにより今回は問い合わせの減少という目に見える形で、中国離れを実測することができました。それでは、企業は中国を離れて、どこに向かっているのでしょうか。
◆世界の工場に陰り?
「チャイナプラスワン」への流れが加速
それは、進出国別の割合を見てみるとわかるでしょう。台湾や韓国、シンガポール、ベトナム、タイといった国々が中国に続いていますが、ほぼ同じ割合で、インドネシア、マレーシア、カンボジア、ミャンマーなどの「チャイナプラスワン」という位置付けの問い合わせが増加しています。そうした東南アジアの国々は、様々な要因で開発が遅れていましたが、ここにきて、政治的な安定やFTAの締結などが進み、中国の近くといった立地を武器に急成長しています。中国一国集中へのリスクを分散させるため、そして安価な労働力を求めての現地拠点設立の問い合わせが多くなっていると考えられるのです。一方、それだけ中国の「世界の工場」という魅力に陰りが出てきていると言えるでしょう。
実際、「現在中国からインテリア商品を輸入していますが、現地の人件費の高騰、原材料の高騰などが原因で値段が上がってきています。そのため、中国以外のアジアで上記商品の新しい仕入れ先を探しています。中国以外の上記商品の見本市や展示会などの情報もありましたら、ぜひ、いただきたいです」といった問い合わせもいただいております。
とは言うものの、中国の巨大なマーケット市場の魅力は大きく、その市場を意識した海外進出なのは間違いありません。そういった意味では、中国進出を視野に入れた問い合わせの数は、増加傾向にあるとも言えます。また、「Digima~出島~」への問い合わせ総数は、サービス開始から1年を経て、倍増しております。今後も中国市場への進出の問い合わせの数自体は増加していくと考えられます。
まだまだ日本企業の中国進出や、東南アジアを含む新興国への進出の流れは止まりません。今の日本経済を活性化させるためにも海外進出を推し進めていく必要があると言えるでしょう。
◆「Digima~出島~」とは?
本サービス「Digima~出島~」は海外進出に関する全ての情報が集約された海外進出専門ポータルサイトです。
「グローバル市場で成功する日本企業を10,000社作る」をモットーに、海外進出サポートのプロフェッショナル企業のみを掲載し、日本企業の海外進出の敷居を下げ、日本市場の活性化を目指します。
企業情報
企業名 | 株式会社Resorz |
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代表者名 | 兒嶋裕貴 |
業種 | ネットサービス |
コラム
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