裁判員制度施行１周年企画：裁判員裁判の「傍聴」と「評議」をしてみませんか？〜「裁判員制度市民モニター2010春」（5月17〜21日）開催

報道関係者各位
2010年5月13日
一般社団法人裁判員ネット
代表理事　大城聡

一般社団法人裁判員ネット(東京都千代田区)は、裁判員裁判を市民自身の目で見て、ともに判決を考える「裁判員制度市民モニター2010・春』を実施します。これは裁判員制度施行からちょうど1年を迎える5月21日を前に、市民の皆さんが一緒に裁判員裁判を「傍聴」し、その裁判の判決を討議する「模擬評議」を行うというものです。

◆「裁判員制度市民モニター2010・春」の趣旨
裁判員ネットでは、裁判員制度の施行と同時に、裁判員裁判をモニタリングする（傍聴してアンケートに答える）ことによって、市民の声を集積・検証し、今後の裁判員制度の運用及び見直しに活かそうという試みである「裁判員制度市民モニター」を行ってきました。今回は、裁判員制度が施行1年の節目を迎える5月21日に合わせて「裁判員裁判市民モニター」を実施し、より多くの市民の方々に実際の裁判員裁判を傍聴していただき、判決をともに考え、裁判員制度や犯罪、社会の課題に対し我々がどう向き合っていくべきかを考える機会にしたいと考えています。

◆日程
・2010年5月17日（月）〜21日（金）
・場所：東京地方裁判所（霞ヶ関）
※原則３〜４日の裁判を通しで参加いただくことをお願いしておりますが、1日のみの参加でも可能です。
※また「裁判員制度市民モニター」の趣旨に賛同していただくことをお願いしております。
※「市民モニター」の詳細はこちらをご覧ください↓
http://www.saibanin.net/monitor/

◆傍聴した上で「模擬評議」を行います。
この企画の特徴は単に裁判を傍聴するだけに留まらず、傍聴終了後には公判中に得た情報をもとに、同じ事件について参加者同士で評議を行う「模擬評議」を実施することにあります。これにより、市民の方に裁判員裁判をさらに身近に感じていただけるだけでなく、模擬評議で出た判決と実際の判決との差を検証することで、実際には見ることのできない評議の内側について切り込んでいけるのではないかと考えております。
・日時：5月19日（水）　夕方〜（裁判結審後）
・場所：ちよだプラットフォームスクエアを予定
※公判終了時刻や参加人数によっては開催場所・時間等が変更になる可能性があります。

◆詳細・お申込みは下記URLから
　http://saibanin.net/updatearea/news/archives/461

◆皆さまの声をもとに
裁判員ネットは、裁判員制度が開始されてからの1年間、上記のような活動を通じて裁判員裁判に対する市民の声を蓄積してまいりました。6月12日には、これらを再度吟味しながら裁判員制度の検証を行うフォーラムの開催も予定しております。
（http://www.saibanin.net/）

【お問い合わせ】
お問い合わせは、下記アドレスからかFAXでお願い申し上げます。
E-mail:　info@saibanin.net
FAX :　03-3255-8876

【裁判員ネットとは】
裁判員ネット（正式名称「一般社団法人裁判員ネット」）は、裁判員制度について情報発信し、裁判員制度に市民が主体的にかかわることができるようにすることを目的とした非営利団体（一般社団法人）です。弁護士、会社員、臨床心理士、学生などの多様な市民が裁判員ネットの運営に携わっています。（詳細URL：http://www.saibanin.net/ または「裁判員ネット」で検索）

【団体概要】
団体名　：一般社団法人　裁判員ネット
代表理事：大城聡（弁護士）
住　所　：〒101-0041　東京都千代田区神田須田町１−３ＮＡビル４階
　　　　　東京千代田法律事務所内　裁判員ネット事務局
ＵＲＬ　：http://www.saibanin.net